今後被写体として追ってみたい昆虫の一つがトンボです。トンボは身近で愛着がある昆虫なのに,写真としてはほとんど記録できていません。元気に動き回るトンボは止まっていても警戒心が強いので,少し近づくと気づかれてしまいます。わたしのように接写を愛する観察者としては,どうも敬遠したくなる相手なのです。
それでも,その壁を乗り越えてなんとかできないかというのがわたしの当面の課題です。
下写真は炎天下で獲物を待つシオカラトンボをとらえたものです。なんと,シジミチョウがやって来ても襲いかかろうとしていました。何度も襲いかかっていましたが,結局ハンティングには失敗。
後ろからがもっとも近づきやすいので,ぐっとレンズを寄せました。ワーキングディスタンスは3cm。
風が強くて,翅が揺れ続けました。草の茎も! こういうときはフラッシュを使わないと納得のゆく画像が得られません。フラッシュを準備していなかった! 翅先がレンズに触れる程です。
暑さのため誰一人いない公園で,汗をかきながら撮影をたのしみました。