自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

中蒜山登山(後)

2013-11-04 | 旅行

山頂のすぐ傍の登山道に,オオバコが群生していました。「ついに,頂上にも分布を拡大したか!」。そんな気持ちで,一枚パチリ。

 

ついに頂上! 1122m! 登山口からの標高差は600mです。

中学生たちは,昼食を済ませて既に出発済み。尾根をゆく中学生の姿が見えます。声が伝わってきます。他の登山者はなく,わたしたちだけ。なんと静かな山頂なのでしょう。 日本海も風車群も見え,秋の澄んだ空気を感じます。大山は,上蒜山の陰に隠れて見えません。持ってきた温湿度計を見ると,気温22.5℃,湿度33%を指していました。

 

ここで,遅めの昼食。おにぎりのおいしいこと! この後,パノラマ写真を数枚撮りました。 来た道を振り返って一枚。

 

南に向かって一枚。 

 

しばらくいて,下山開始。同じ道を下りました。どこまでも青い空を背負うようにして,下っていきます。 

 

林の下を歩くようになると,ブナに目を向けます。幹の色合い,肌触りがなんともやさしく目に映ります。 

 

火山灰と腐葉土で形成された足元の黒いこと! 土が湿り気を帯び,滑りやすくなっています。用心,用心。 

 

ススキの原に戻って来ると,日は西に傾いていました。静かな静かな風景です。頂きを振り返って,なにものに代えがたい充実感を感じました。 

 

こういう体験をすると大自然の匂い,そして健康であることのありがたさを忘れたくないと,つくづく感じます。 安全で快適な熟年登山を,まだまだ続けたいと思っています。