ヨモギの茎・葉柄にできた虫こぶは,“ヨモギクキコブフシ” と呼ばれています。かたちは扁球形,半球形。大きさは大きくても1cm程度です。
カッターナイフを使って切ってみると,オレンジ色の幼虫がいました。うじ虫です。さらによく見ると,同じ色のものがいくつか並んで行儀よく並んでいます。
ルーペで観察していると,幼虫が動きました。 動きは結構しっかりした感じです。
防寒用の,硬めの壁に囲まれた部屋で,幼虫たちが冬を越そうとしているのです。
調べてみると, ヨモギクキコブタマバエのつくった虫こぶだとわかりました。虫室が数個あって,それぞれに幼虫が一個体入っていると書かれています。固まっているように見えても,別々の部屋になっているのです。
ところで,成虫の姿・かたちを知りたくて調べたのですが,今のところわかりません。よほど詳しい昆虫図鑑がないと,わからないようです。