11月8日(木)晴れ。今朝の最低気温6.2℃。
朝幼虫を観察すると,昨夜と同じ場所にじっとしていました。昼,植木鉢の縁上を歩いていました。まだ移動してたのでびっくり。それで,植木鉢から出ていかないように,作戦を二つ立てました。一つは,割り箸を立てます。もう一つは水を張った入れ物に鉢を置くのです。運がよければ箸に登って蛹になってくれるでしょう。また水の入った容器を準備すれば,幼虫はここから出ていけません。さて,結果は?
なお,下写真で矢印①が割り箸,②が観察中の幼虫,番号のない矢印が蛹です。
夕方近く,びっくり! なんと,割り箸に付いているではありませんか。そして,逆立ちの姿勢で尾端を付けるための絹糸を出していたのです。
これを拡大してみると,紡ぎ出された絹糸の塊り(矢印)が見えます。
このときの様子を,接写で写したのが次の写真。矢印の先に見えるぼんやりしたモノが絹糸です。幼虫は頭を上げて,ゆっくり左右に振りながら糸を紡ぎ出していました。
暗くなって午後6時に再び観察。もう頭は上側に来ていました。尾端はしっかり箸に接着しているようです。今度はいよいよからだの落下を防ぐための帯糸を出すしごとが始まります。
午後8時。しごとの最中でした。帯糸をしっかり付ける姿が印象に残りました。極細の糸が口から生まれていきます。
割り箸が細いので,からだをぐうっと回して糸を接着します。
間もなく前蛹になる準備を終えます。