11月24日(土)。科学教室の出前をしました。作るものは浮沈子。会場は自然が満喫できる山間部の小学校。校庭では,イチョウの老木がどっしり立って黄金の姿を誇っていました。
理科室で教室を実施しました。参加者は子ども10人。小学校1年から6年生までの子たちです。
まちが広いため,特定の会場だと来にくい子が出てくるだろうという配慮から,今回は初めての試みでわたしたちの方から出かけて行って,科学のたのしさを伝えようと試みたのです。遠くから参加した子もいました。
前回と同じ展開で進めていきました。少しは子の反応が予想できたので,導入部で手品風の演出をしっかりして雰囲気を盛り上げました。あとはどんどん作業を進めていきました。
科学教室は学校の学習とは異なり,何かをきちんと教えようというものではありません。豊かな自然認識を育む上で欠かせないことで,しかも学校では扱わないとてもたいせつだと思われる点を取り上げ,肌で感じとることを活動の主眼においています。ここでの体験が学校の学びで,何か,どこか生きてくれば申し分ないわけですし,ここでの活動をとおして少しでも科学のたのしさを味わってもらえばまずは成功なのです。
1時間30分後には,みんな,自分の力で完成!
おしまいに,二本のペットボトルをジョイントでつなぎ,水と空気を入れ替える実験。わんぱくっ子Aさんが道具を見て叫びました。「それを反対にしたい。空気と水が入れ替わる!」と。でも同調者はなし。他の子は「水と空気が頑張って合戦をしている。いつまでも入れ替わらない」と言うのです。それでAさんが「したい!」と強く求めたので,してもらいました。結果はスゴク愉快でした。おかげで,この後盛り上がりました。
ざっとこんな内容で,2時間があっという間に過ぎていきました。