古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

トム・ジーヤは麻疹(はしか)のように。

2013年06月10日 03時38分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 東条湖の近くに建つ家家です。2010年に撮った写真です。住んでる気配がないので、週末に来ているのでしょうか。リゾート感覚でしばらくたのしんだけど、いまは疎遠になっているのでしょうか。
 となり村の山ぎわに小屋のようなものが建っています。それを見てとなり村の人が心配してました。
「あそこに街の人がときどき来て、小屋みたいなもの建てとるけど、あんなことしてええんかいな。火でも出したらえらいことやで」
 たしかに心配です。でもこの数年、この小屋に人が出入りした形跡がありません。放置されたままです。
 思うに、街の人がだれかのツテで「ここに小屋を作ってもいいよ」といわれ、トム・ソーヤ少年ような冒険心をかき立てられ、小屋を建てたのでしょう。でもこんな冒険は2、3年もすれば飽きてしまいます。
 うちの裏山のてっぺんに太いヤマモモの木があります。木登りしやすいし、枝の具合がツリー・ハウスにちょうどいい感じです。そこでぼくも「ちょっと低いけど、ここにツリー・ハウスつくったら孫がよろこぶかな」とワクワクしました。しかし畑仕事や竹切りをしているうちに気持ちがさめてしまいました。
 いまでは孫たちが来ても裏山のてっぺんまで登ってきません。
 そんな話を村の老人会のときしたら、働き者の先輩が「桃坂から東条のほうに登ってちょっと行ったところに、街のもんが小屋みたいなの作りよったけど、この頃はだれも寄りつかへんみたいやで」。
 トム・ジーヤの冒険心は麻疹のようなものかもしれません。
 この土・日曜日でまわりの田んぼの田植えはほぼおわりました。ごろうろうさまでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キウイの棚をつくりました。 | トップ | 三木に新しい喫茶店ができま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

古希からの田舎暮らし 80歳から」カテゴリの最新記事