古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ヒヨドリのみなさん、イチゴ畑へどうぞ!

2010年06月07日 01時53分29秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 きのうの日曜日、娘たちや孫たちがやってきて、最後のイチゴを籠にいっぱい採りました。雨が降らなかったので甘みがぎっしりつまっています。「甘い! 甘い!」といいながらよく味わって食べました。週末ごとにやってきて、週の間には三度宅配してもらい、一ヶ月たのしんだイチゴ畑はこれでおしまいです。200株の『宝交早生』を食べつくしたイチゴ天国月間でした。
 午後、道子さんとぼくはイチゴネットを撤去しました。キラキラテープがいっぱい結んであり、すそは草が伸びてからまっているので、この100坪ネット(800円)はボツにしました。竹やら杭やらを片付け、イチゴの畝に掛けた黒マルチを剥がし、マルチ押さえ金具を抜いて集め、イチゴの三畝はみるみる裸になっていきます。
 まだ赤くなりそうなイチゴが残っていますが、きょうからネットにからまって亡くなったヒヨドリタロウくんをしのんで、ヒヨドリのみなさんに無料開放します。イチゴ天国のお流れを享受してください。なお今年も『宝交早生』でない品種の苗を10株買って植えたのですが、実りも味もよくありませんでした。イチゴの品のよい甘さはやはり宝交で味わうのが一番です。
 イチゴづくりは一年間ずーっと手間ひまを掛ける仕事です。まず10株いい苗を残し、いまのランナーは切って、8月頃に伸びるランナーから苗をとります。秋には割肥えを元肥として入れて来年のイチゴ畝をつくり、新しい苗を植えていきます。冬はマルチをしないでできるだけ寒さにさらして苗を鍛え、春になる前に黒マルチを掛けます。汚れた葉枯れた葉はとり、いつも根元を清潔にしてやります。そして五月、やっとイチゴの実る季節になるのです。それを道子さんは一人でコツコツ毎年やりとげています。ぼくはその苦労を聞いて書いているだけ。スンマセン。
 まわりの田んぼでは代かきが終わりました。田植えがはじまります。田舎が田舎らしくなる季節です。
 それにしても雨が降りません。「昔だったら水で争いが起きたでしょうね」と通りがかりの村の人にたずねたら、一しきり水の苦労の昔話をしておられました。満水だった福地池の水位は二メートル下がっています。雨よ、降れ!
  
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