古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

黒大豆・大豆の土寄せをします。

2012年07月30日 04時48分36秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 同じような写真ですみません。きのう撮った今年の黒大豆(25メートル×2畝)です。遠景の右手に見える小さい木立ちはうちの村の鎮守さまです。西日を受けるこの眺めが、ぼくは好きです。
 今朝、黒大豆は畝の両サイドと中央の畝間に耕運機を通しました。草はほとんど生えていません。両側から黒大豆の根元に土寄せをします。これで土寄せはほぼ終り、あとは目につく雑草を抜く程度です。そして黒大豆の下枝が伸びて折れないように、畝の両側に2メートルごとに杭を打って、マイカ線を張ります。
 それにしても草の勢いの一番盛んなこの時季にこのきれいな畝。「こまめな世話をしているものだ」と我ながら畝を眺めては感心します。そして六甲の禅昌寺で見た「ことば」を思います。このお寺には門前に掲示板があり、ときどき警句のような引用文が書いてあります。いまから10数年まえの冬、こんな引用文を見かけました。

 " 真面目という狂気が一番恐い "

 誰の著書のどこから引用した文か調べましたがわかりません。それにしても、なんと的確に、われわれの落ち込む穴を指摘しているか。
 きれいな畝にすればするほど草を抜きたくなり、削りたくなり、やがて追われるようになる。エーカゲンに、テキトーに、やることができなくなる。今年は春先に道子さんが入院したり、母・妙子さんがギックリ腰になったりして畑に手がまわりませんでした。だから初回の土手の草刈りはまわりの土手に遅れをとりました。そこで例年並の畑にしようとコツコツ草を刈り、削り、畑仕事に時間をかけてきました。そして気がついたら、段取りよく、草ぼうぼうにならずに、例年よりきれいな畑ができています。
 ほめられ、自分でも気に入り、ついつい身を乗り出して仕事をしたくなるとき、ぼくはこの警句を思い出すことにしています。

 
コメント (2)
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