古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

草を刈って散歩道を確保しました。

2011年04月04日 02時43分03秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 我が家の東100メートルのところに「佐の広池」という池があります。この池の南側の堤は草刈りに手がまわらないようで夏は歩けませんが、3月に土手焼きをしたいまなら歩けます。しかし池を周回して散歩する道はありません。なぜかというと北側の道が草むらに消えてしまうからです。
 先日この道を散歩して草むらに行き当たり、それでも強引に池の東側の道に出ようと歩いてみました。今年の草が生え、蛇が出はじめるとマムシが怖くて歩けませんが、いまなら歩けると思ったのです。
 向うの道に出る直前のあたりにだれか最近草を刈った痕があります。元は道のあったところですから草を刈れば道が復活します。そこで向こう側から途中まで刈ってみたのでしょう。「あと50メートル刈れば道が復活する。池を周回する散歩道ができる」とパッとイメージが浮かんで、昼から草刈りの奉仕作業をしようと思い立ちました。
 草を刈った(と目星をつけた)老人会の先輩の家に寄ってきいてみると、やっぱり彼が刈ったそうです。「あそこのつづきの草を刈って、散歩道にしたいんだけど。孫が来たらいっしょに散歩するコースにしたいから」「そら、かまへんと思うで」
 そこでおとといの午後、二人で草刈り機や鎌や鍬を軽トラに積み込み、向こう側の農道から北側に行きました。いまは枯れ草なので一時間ほどで刈れて、きのうはそれをサラエで掃除して、写真のような道が出現しました。道子さんが斜面を掘って階段状にしてくれたので、この道に下りるのも容易です。

 この道はオリエンタルゴルフ場のクラブハウスの下あたりになり、緑にかこまれて静かで眺めのいいところです。ウグイスが鳴き、雲雀が鳴き、アオサギが飛び、鳥たちのお気に入りのスポットかも。いい散歩コースができました。
 実は引っ越して間もない四年前の春、一人であちこち散歩していて、この草むらを強引に通ったことがありました。草むらを漕ぐように渡り、草の種がいっぱいへばり付くし、運動靴はどろどろになるし「ここは二度と通りたくない」と思ったところです。それがちょっとの奉仕でこんなにいい道になったのです。ぼくら以外に通る人はいないかもしれないけど気分がいい。
 散歩コースの一つに加えることにします。
 
 
コメント
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