古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

里山らしくしようと奮闘しています。

2011年04月02日 02時09分58秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 これは裏山の南側です。この右のほうに愛宕さん・祇園さんの参道があります。といっても竹薮の中の山道ですが。写真を見ていただくと雑木林の里山というより竹薮だ、というのがよくわかるでしょう。藪の縁にはアラカシが生えて、農道側に枝を伸ばしています。竹薮の中ではアラカシはひょろひょろで育ちませんが、縁だとよく日が当たってぐんぐん生長します。
 アラカシの上のほうに浅い緑が見えていますが、これが孟宗竹の藪です。藪の中は松など元の木が枯れて、竹ばかりです。その上はクヌギ・コナラの樹冠ができています。でも山道に入って見上げると竹ばかりです。
 村の人たちが外から見ると緑の山に見えますが、実態は竹ばかりの山です。秋が深まるとクヌギやコナラの葉が色づき、こころ静まる田舎の色になります。ぼくの一番好きな景色です。「田舎に暮らすことができてよかった」というよろこびが散歩するたびにこみ上げてきます。でも竹は浅い緑のままです。それが秋の山の色づきを邪魔します。
「もし竹がなければどこかなつかしい里山になるんだけど……」と見るたびに思ってしまいます。そんな竹のはびこる山が日本全国に広がって放置されています。
 そうそう、県道20号線の『細川町中』の信号で三叉路を竹中半兵衛の墓のある平井のほうに曲がり、山陽道の下をくぐって坂道を上るところに、小さな枯れた竹薮がありました。竹の太さから見て真竹のようです。この竹林ははじめて見たときから枯れていました。すべての竹が枯れているのです。除草剤を竹から注入したのか。(竹は全部の根がつながっており、除草剤は全体にゆきわたるそうです)竹林が枯れる時期になっていたのか。(80年に一度枯れるといいますから)ところが最近立ち枯れている竹が倒れはじめました。
 道路側に倒れると危ないし、折り重なって倒れている様子は、いわば死の世界です。あんなことになったらいまの東中、西中、桃坂の山の眺め見られたものではなくなるでしょう。
 竹薮の竹を切って片づけるしかありません。
コメント
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