目力あるっしょ?
ちょっと前にはやった(?)「鈍感力」、これは皆さんお聞きになったことがあると思いますが、言葉を「○○力」という形にするのがはやっていますね。以前からある「説得力」「発言力」「生活力」「忍耐力」「破壊力」といったものとは違い、例えば、「恋愛」に「力」を付けて「恋愛力」、まぁ、ロマンチックな感じがちょっと薄れはしますけれど、けっこう面白いですよね。あ、そうそう、変わったところでは、「目力(めぢから)」なんていうのもあります。
問題なのは、それと関係あるかどうか分かりませんが、本来の「○○力」という言い方とは違う、まるで脳の言語野が誤作動を起こしているような、変な「○○力」という言い方です。「影響を及ぼす」のつもりで「影響力を与える」、「競争を煽らない」のつもりで「競争力を煽らない」、こうなると、意味が変わってしまったり、全く意味を成さなくなったりするわけです。後者などは、はやりのキーワードをいつもいつも気にしていると、ついうっかりこういうことになるという例でしょう。キーワードの前に、「日本語力」の不足をもっと気にしたほうがいいようです。
ちょっと前にはやった(?)「鈍感力」、これは皆さんお聞きになったことがあると思いますが、言葉を「○○力」という形にするのがはやっていますね。以前からある「説得力」「発言力」「生活力」「忍耐力」「破壊力」といったものとは違い、例えば、「恋愛」に「力」を付けて「恋愛力」、まぁ、ロマンチックな感じがちょっと薄れはしますけれど、けっこう面白いですよね。あ、そうそう、変わったところでは、「目力(めぢから)」なんていうのもあります。
問題なのは、それと関係あるかどうか分かりませんが、本来の「○○力」という言い方とは違う、まるで脳の言語野が誤作動を起こしているような、変な「○○力」という言い方です。「影響を及ぼす」のつもりで「影響力を与える」、「競争を煽らない」のつもりで「競争力を煽らない」、こうなると、意味が変わってしまったり、全く意味を成さなくなったりするわけです。後者などは、はやりのキーワードをいつもいつも気にしていると、ついうっかりこういうことになるという例でしょう。キーワードの前に、「日本語力」の不足をもっと気にしたほうがいいようです。