◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「映画のほうをやられたり」って?

2007-04-30 09:46:53 | めちゃくちゃな敬語
             はーい、クルミあげまちゅよぉ
 これは、アニメ映画の声優として活躍している人に向かって若いタレントが発した言葉です。最近よく聞くようになった「やられる」ですが、これを敬語だとすんなり受け取れますか? 年配の人でも「する」の尊敬語のつもりで「やられる」と言いますが、私はこれが大嫌いで、どんな素晴らしい業績のある人でも、「やられる」と言った途端、げんなりします。昨日の「行われて」がさらに短くなった格好ですが、大体、「映画のほうをやる」とは一体どういう意味なのでしょうか。
 車をやる、子どもを大学へやる、餌をやる、やったぁ、やるねぇ、やります、商売をやっています、ガツンとやる、一杯やろう、やっちまえ、教えてやる、恨んでやる、こういうふうに使う「やる」に「れる・られる」を付けて尊敬語だというのは無理がありませんか。それに、「やられる」はあまりにも響きが悪く、尊敬語には向いていません。する、行うという意味だといっても、もともと砕けた言い方なのですから、無理やりこれを尊敬語にしなくても、ほかに言い方は幾らでもあります。
 あまり聞かれなくなりましたが、上品な雰囲気の年配のかたなどは、「~なさる」というシンプルな言い方をさらりとなさいますね。そうです、忘れていませんか、「する」の尊敬語として「なさる」があるのですから、「映画の声優をなさったり、ご活躍でいらっしゃいますね」と言えれば◎、合格です。それは自分のキャラに合わないというかたは、「映画の声優をされたり、活躍されていますね」でもぎりぎり合格ですが、「~なさる」と一度言ってみればいいですよ、敬語に慣れ、そういう敬語を使う自分に慣れればいいのです。「思い込み」はいいほうに利用しないとね。
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「○○を行われていますが」って?

2007-04-29 11:00:29 | めちゃくちゃな敬語
            お求めになりやすい価格ですよ
 このごろ、尊敬の表現がワンパターンになってしまっていますね。とにかく1文字でも長く言えば丁寧な表現に聞こえると思っている人が多いのに、それと逆の傾向を示す言い方です。本来、「行っていらっしゃいますが」や「行っておられますが」のように言うべきところを「行われていますが」と短く片付けてしまうのは一体どういうことなのでしょうか。それに、「○○が行われていますが」という受身の表現と同じ形になるので、日本人がなかなか正しい助詞を使えない今、混同しやすくて不便です。先日、ある事件の報道で「パーンと音がして、振り返ったら男性と女性が押さえられていて」というのを聞きましたが、押さえられていたのではなく、押さえておられたのです。
 尊敬表現としては、「ご卒業になる」「お入りになる」「お求めになる」「お帰りになる」というように、「ご(お)~なる」というのが分かりやすくてきれいな形です。また、「なさる」「おっしゃる」「召し上がる」「ごらんになる」「くださる」のような決まった形の尊敬語もあります。もちろん、「生活される」「散歩される」「来られる」のように、「れる・られる」が合うものもありますから、要するに、それぞれいちばん合う言い方があるということなのですが、それができず、合おうが合うまいが何でもかんでも「れる・られる」にするから何だかおかしなことになるのです。
 入力作業をしていて、「それを若い人たちに教えられることはできるのですか」というのを聞いたときは考え込みました。「教えられる」は「教えることができる」だから、可能表現が重複している、「それを若い人たちに教えることはできるのですか」と直そうか。いや、それとも、目上の人に対して言っているのだから「教えられる」はひょっとして敬語かな、それだと「ことはできるのですか」と続くのはおかしいから、「それを若い人たちに教えることはおできになるのですか」と直そうか。いっそのこと「それを若い人たちに教えられるのですか」で逃げちゃおうか、可能、尊敬、どちらともつかない妙な言い方だけど。皆さんならどうなさいますか?
 尊敬語「召し上がって」が言えなくて「○○を食べられてみてください」、尊敬に尊敬を重ねて「伝統をずっと守られていらっしゃるのですか」、可能表現を敬語にできなくて「お持ち帰りできます」、それぞれ正解は、「○○を召し上がってみてください」「伝統をずっと守っていらっしゃるのですか」「お持ち帰りになれます」です。「ご(お)~なる」を「ご(お)~なれる」にすれば可能の表現になりますから便利ですね。そして、「なさる」「おっしゃる」「召し上がる」「ごらんになる」「くださる」などは、その形ですでに尊敬語なので「れる・られる」をさらに付けるのは間違いです。「おっしゃられる」なんて言わないように気をつけてくださいね。
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電磁波、通信、キーボード、塞翁が馬。

2007-04-28 11:27:45 | ストレスと闘いながら
                ハムハム波ぁ~
 コンピューターのディスプレーから電磁波が出てきて体に影響があるということは一般に知られていますが、液晶ならその影響が少ないというのも割と知られていますよね。実際、ノートパソコンに替えたとき、画面が近いのにモアーッとしたものをあまり感じないなと思いました。その代わり、画面が近くなった分、前よりも目が疲れるように感じますから、今、液晶ディスプレーのデスクトップ、キーボードをディスプレーから離して置けるものが欲しいと切実に思っていますが、お金がない! うーん、困ったぞ。
 そもそも私は、パソコンだの通信だの、そういうことにうといほうですから、前のデスクトップから今のノート型に替えたのも、ちょうどISDNからADSLに切り替える必要に迫られたときにCDドライブが壊れていて、この状態では切り替えられないと言われてしかたなく、無理して急きょ購入したわけで、替えようと思って替えたわけではないのです。思わぬ出費は大いにマイナス。デスクトップでも、電磁波の影響を少なくするためにキーボードをディスプレーから70センチほど離して使っていましたから、ノート型は画面が近くて目が疲れ、マイナス。でも、キーのタッチが軽くて指への負担が減り、これは大いにプラス。通信も快適になり、これもプラス。人間万事塞翁が馬ですね。
 昔、老人の馬が逃げ、数か月後、この馬が足の速い馬を連れて戻ってきた、息子がその馬に乗って落ち、骨折した、そのために息子は戦争に行かなくて済み、無事だった、 つまり、人生の幸福・不幸は前もっては分からないということです。そういえば、1月28日に「災い転じて福・・・?」ということを書きましたが、輪島の被災地の漁業関係者が「災いを転じて福となす」とおっしゃって、おおっ、久しぶりに正しい形で聞いたなぁと感心しました。やはり心がけが違いますね。
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ずーっとゆるいうんちのハムスター。

2007-04-27 11:59:06 | ハムスターあれこれ
 通常、ハムスターのうんちは、出るとじきに固まって黒ゴマのようになりますから、パラパラ、コロコロ、手の上でうんちをされてもべったりつくこともなく、においもほとんどしないものですね。たまに、電車のように5個ぐらいつながっていることもあって、そういうのはしばらく飾っておきます。あ、変ですか? ハムスターを飼っていない人には想像できないかもしれませんが、私はハムスターのうんちまで好きです。うんちの掃除も楽しいのですよ。綿でかまくらのように作った寝床、私は綿ハウスと呼んでいますが、その出入り口にうんちがたまるので綿をほぐして取り除く、この作業がとても楽しいのです。これもハムセラピー! 人それぞれですけど・・・。
 まあ、そういうことなのですが、例外ハムがいるのです。今うちにいる17か月の子はずーっとゆるゆるうんちです。最初にうちに来たとき、うんちがゆるいということは何かの病気を疑わないといけませんから心配したのですが、とても元気で食欲もあり、病気という感じがしないのでそのまま様子を見ていました。で、本当にそのまま今日に至るわけで、ずーっとゆるいうんちです。当然、敷いてある紙やチップにべったりついているので、紙ごと、チップごと取り除くということになります。綿は、しばらく水につけておいて洗います。普通ではないけれど、病気でもない、この子はこれでいいという感じです。
 そして、別の20か月の子、こちらは通常のゴマうんちの子ですから明らかに病気なのですが、8日に下痢しました。この子は、「胸に腫瘍あり。終生かわいがってくれるかた、もらってください」というわけで、ペットショップからもらってきて、病院で診てもらい、高麗人参を飲ませて観察し、1か月後、元気だし、良性のもののようだから完治する可能性が大きいということで手術をしてもらい、以来、ずっと元気に暮らしてきたわけです。それが、突然、下半身の力が抜けたようになって、ご飯を食べる場所に敷いてある紙が汚れました。食欲もありません。すぐにいつもの高麗人参を飲ませたのですが、一時はだめかと思いました。でも、なんと、10日には回復へ向かったのです。
 あれから3週間近くたって、まだ軟らかいのですが、一応、形があり、元気でご飯もよく食べ、普通に走っています。最初の手術といい、今回といい、大した生命力です。
 今日の写真は、3月24、25日の「膿瘍が自潰」という記事でご紹介した子です。14日にまたもや同じ所に膿がたまってきたのですが、22日につぶれました。今度は、真ん中が赤く、膿は全部出たように見えました。今はかさぶたになっていて、元気ですよ。
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ディクテーションにおける入力の特異性、漢字変換。

2007-04-26 10:03:01 | ディクテーションについて
              入ってる? あーあー
 音声再生ソフトで録音を聞きながら文書入力していると、変換された文字が違っていても、直している間に音声が先に行ってしまうので Enter せざるをえなくなります。昔は、録音といえばテープで、再生のゴー/ストップは足で操作していました。足を離せば止まるので、間違いのまま Enter するというのはありえません。ちゃんと変換し直して正しいものを出してから Enter します。ところが、録音・再生がデジタルになり、F11キーなどをゴー/ストップ操作に割り当てますので、止めたくてもすぐに止められないという状況になるのです。戻る操作は面倒だから早く止めたい、かといって、F11を押すと変換中の部分が全部アルファベットになってしまうので、ついつい間違いのまま Enter して止めるのです。
 この、間違いを Enter するというのがストレスになるのです。皆さんも、ふだんの入力の中で、Enter した直後に間違いに気づき、「あ、くっそー」と思ったことはありませんか。その「くっそー」の繰り返しなのですから、私はなぜ日本人なのだろう、英語なら「変換」なんかないのにーと思います。この「変換」がくせ者なのです。それでなくても難しい単語が出てくるのに、そのときの最先端の話題が多いので、初めて聞く単語が山ほど出てきます。普通に変換キーを押したら候補が出てくるというような単語ではありません。漢字を一つ一つ選んで組み合わせ、単語を作っていきます。ちなみに、日本語変換ソフトの辞書に7年間で私が登録した単語は7700個ほど、自動登録単語は3850個ほどです。
 ふだんの会話では絶対に使わないような難しい言葉、聞いたこともない言葉、一般人は使わない専門用語、特殊な業界用語、最先端の新語、これらは聞き取るのが大変なのですから、講演でも会議でも、独り言を言っているわけではない、他人に聞いてもらっているということを意識し、はっきり発音してもらいたいものです。マイクがあったら、ちゃんとスイッチを入れてマイクを使いましょう。必ず1人か2人はいるのですよ、マイクを使わない人が。使わなきゃ聞こえないっつーの。(T_T)
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ジェダイが復讐なんかするか?

2007-04-25 12:57:31 | いろいろあれこれ
 映画「スター・ウォーズ」は、日本では1978年に1作めの「A NEW HOPE(新たなる希望)」(ストーリーの時の流れどおりに並べると第4話になる)が公開され、1980年に第5話「THE EMPIRE STRIKES BACK(帝国の逆襲)」、1983年に第6話「RETURN OF THE JEDI(ジェダイの復讐)」が公開されました。ここで「あれ?」と思ったかたは英語が分かるかたですね。
 ジェダイとは、銀河共和国の秩序と安定を守る騎士で、フォース(全生命体から発せられ、宇宙を結び付けているエネルギー)を自在に操る力を持ち、軍事帝国と戦っているわけで、暗黒面に落ちて帝国側についたジェダイを除けば、いわゆる善なる存在なのです。ですから、私は、「ジェダイの復讐」ということそのものに疑問を感じました。善なる存在のジェダイが復讐なんかするか? とね。「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の完結編「THE RETURN OF THE KING」の邦題は「王の帰還」ですから、「RETURN OF THE JEDI」も「ジェダイの帰還」のはずですが、なぜか「ジェダイの復讐」です。
 日本で公開される半年前、ジョージ・ルーカスはタイトルを公式に「REVENGE OF THE JEDI」から「RETURN OF THE JEDI」に変更したのですが、邦題はそのままになってしまい、この矛盾が生まれたようです。このことを知って疑問は解けましたが、「ジェダイの復讐」というありえないタイトルが残ってしまったことがとても残念です。公開まで半年あったのなら邦題も変更できたのではないか、日本の関係者は変更すべく努力したのだろうか、ささいなことだと思って放置したのだろうか、という新たな疑問も生まれました。
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サカグチ君がサカタ君になった瞬間。

2007-04-24 12:14:57 | 言葉についてあれこれ
                 くさかんむり
 面白い缶コーヒーのCMをやっていますね。「サカタ君だ」とあちこちで紹介されるサカグチ君、最初は小声で「サカグチです」と言うけれど、結局あきらめて、最後には自ら「サカタです」と言ってしまいます。その瞬間、くぅ~分かる分かるぅ~と思いましたが、同時に、何だよ、男らしくないなぁ、きっぱり「サカグチです」って言えよぉとも思いました。皆さんはどうですか、これってしょうがないですかね~。
 「人の名前」や「思い込み」については私もときどき書いていますが、漢字の部首についてもけっこう思い込みが働くものです。その最たるものが「くさかんむり」と「たけかんむり」ではないでしょうか。菅さん、管さん、どちらが正しいかはっきり認識していますか。7~8年前、インターネットで検索したら同じぐらい出てきました。今はどうかというと・・・、まだまだたくさん出てきますね、しっかり管直人なんて書いてありますよ、いけませんね。正しいのは「菅直人」です。
 「まだれ」と「やまいだれ」も間違えやすいですね。老廃物、廃業の廃、名前とは違い、「ろうはいぶつ」「はいぎょう」という単語で入力して変換すれば正しい漢字が出てくるのでいいのですが、これが手書きになると廃がやまいだれになるわけです。正直いうと、私も15年ほど前まで、どこかでひょいと間違えて覚えたやまいだれで書いていました。そのころはまだ何でもほとんど手書きでしたから、それがよかったのですね、間違いだと人から指摘され、初めてまだれが正しいのだと知り、直しました。
 ミスと思い込みは違いますね。ミスは指摘されればすぐに直せますが、思い込みは、ほとんどの場合、死ぬまでそのまま、なぜか、指摘されてもなかなか直せないようです。間違いを間違いだと思っていない、そういう思い込みは、正しいものを正しいと信じることよりはるかに強力だからです。あるとき、「すがわらみちざねって、どういう字だっけ?」と聞かれ、「くさかんむりに官公庁の官、原っぱ、道、真実の真」と答え、後で紙を見たら「管原道真」と書いてありました。
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能登半島地震、30日め、観光能登の復興。

2007-04-23 10:44:37 | いろいろあれこれ
             あ~まるゆべし食べたいなぁ
 能登半島地震の被災地に対して激甚災害指定がなされるということで、これにより災害復旧国庫補助が1~2割ほどかさ上げされるそうです。また、被災地では仮設住宅の建設が進み、連休ごろには入居できるようです。避難所で生活したり、親戚の家に家族がばらばらになって身を寄せていたり、大変な生活をしているかたはまだ大勢いらっしゃるようですが、仮設住宅ができれば家族がまた一緒に暮らせるわけですね。アニマルシェルターは、保護されていた動物が家族の元に帰り、預かり動物の数が減ったので、今のところボランティアスタッフの募集は休止になっています。
 能登有料道路は、横田インターから終点の穴水此木まで、最後の区間が不通になっていますが、これも今月27日午前10時には全線開通する予定ですから、もうじきですね。地震発生以来、谷本知事はずっと青い防災服ですが、その発言はとにかく復興、観光地も商店街もとにかく復興、廃業しないで復興するということです。輪島の観光地には海外からの観光客もすでに来ているようですし、和倉温泉の超有名旅館、加賀屋も、28日(土)に営業を再開するようですので、観光能登復活~! といった感じでしょうか。
 あ~、中浦屋の丸柚餅子(まるゆべし)食べたいなぁ~と思い出してちょっとサイトを見てみたら、コーヒー、紅茶、抹茶、柚子と蜂蜜の飲み物、甘味などを楽しめるコーナー(輪風庵)もあるようで、丸柚餅子も、薄切りにしてそのまま食べるほか、千切りにしてお吸い物にとか、厚めに切ってちょいと炙って食べると一層うまいとか、そんなの知らなかった、やってみたい~。「薄切り」で思い出しましたが、能登の蒸し鮑(むしあわび)も食べたい~、薄切りにしてそのまま食べると実にうまいのですぅ~。貧乏人の私はここ20年間食べていませんが、そのうまさは忘れやしません。刺身で食べるよりずーっとうまいですよ。
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五つに分類された敬語。

2007-04-22 14:41:46 | めちゃくちゃな敬語
             はいはい、すぐ参ります
 敬語が五つに分類され、ちょっとだけ分かりやすくなりましたね。まず、尊敬語、「おっしゃる、お入りになる、いらっしゃる」など。謙譲語Ⅰ、自分から相手または第三者に向かう行為や物事などについて、その向かう先の人物を立てて自分がへりくだる言い方、「私が先生のお宅へ伺います」「すぐに参ります」など。謙譲語Ⅱ、自分の行為や物事などを話している相手に対して丁重に述べる、「出張で海外へ参ります」「私が先生のお宅へ参ります」など。丁寧語、「~です、~ます」など。美化語、「お酒、お話、ご指示」など。どうですか、簡単でしょ? え、もうちょっと詳しくって? はい、では・・・。
 朝の打ち合わせで、「課長、午後はお出掛けになるのですね(尊敬語)」と事務の女性が言いました。「ああ、お得意様のお宅へ伺うんだけど(謙譲語Ⅰ)、荷物が多いからだれか一緒に来てくれ」と課長が言うと、課員のA君が「課長、私が参ります(謙譲語Ⅱ)」と手を挙げました。すると、課長が、「おぉ、君なら安心だな、仕事はできるし、出張から帰れば『お土産(美化語)を買ってきました(丁寧語)』って、みんなに土産を配るし、敬語もちゃんと使えるから先方を不快にさせる心配もない。『外回り行ってきたっすよー』とか言うBとは大違いだ」と言ってB君をにらみました。
 お分かりになりましたか? とりあえずこんなところでしょうか。「参ります」は「行く/来る」の謙譲語ですが、お得意様から電話がかかってきて、課長がお得意様に「はい、午後一番で参ります」と言えば、謙譲語Ⅰですよ、向かう先のお得意様を立てているのですから。そこへ社長が来て、課長に「お得意様のお宅へ伺うのは君だね、失礼のないように頼むよ」と言ったら、課長は「はい、私が参ります、お任せください」と答える、これは謙譲語Ⅱです。要するに、だれに対してへりくだるかをはっきりイメージすればいいのですね。この続きはまた随時書いていきます。
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めしる、飯を食べる、飯る。

2007-04-21 12:48:06 | 気になる言葉、具体例
                並んでめしる
 友人が、「娘から来たメールに『今日は友達とめしるから』って書いてあってんよ、『めしる』って分かる?」と言うのでちょっと考えましたが、「めし」だから「飯」だよなぁ、友達と食べてくるから要らないよということだよなぁ、ふーん、「めしる」か、なかなか便利な言葉だなぁと感心しました。でも、その若い子に「いためし」は通じませんでした。え~~~なんで~?
 食事をする→めしる、別の意味の「めしる」という言葉が一般に使われているわけではなく、誤解を招く心配はありませんから、こういう便利な略語はいいのですが、「心を広めて」という気になる言い方を耳にしたので、ちょっと言いたい。言わせてください。これは、前後の話の流れからいくと、心を広く持って、広い視野で物事をとらえられるようになりなさい、ということを言いたかったらしいのです。でも、それを「心を広めて」と表現するのは無理です。「広める」という言葉の意味は「心を広く持つ」ということではないからです。
 この人は、「切磋琢磨にやらなきゃいけない」とか、いつもちょっとおかしな日本語でしゃべっています。テレビを見ている人のうち何%ぐらいの人がそのことに気づいているか、一度調査してみたら面白いと思うのですが・・・。
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みんな「ふ」がおかしいよ。

2007-04-20 12:05:11 | 気になる言葉、具体例
 服、負担、複数、不振、修復、付近、「ふ」がおかしいことにお気づきですか。ふっく、ふったん、ふっくすう、ふっしん、しゅーふっく、ふっきん、「ふ」が強すぎるのです。地元ローカル番組の天気予報のお姉さんが「日本腹筋」と言うので、日本腹筋って何だろうと思って画面に注目したら、天気図を指して何やら説明しています。ああ、日本付近か、付近の「ふ」が強すぎて腹筋と聞こえたんだぁ、半年ほど前にこう思ったのが最初で、以来、ほかにも日本腹筋と発音する人がいることに気づいたのです。
 私が、あなたが、の「が」のような鼻濁音を発音できないアナウンサーが年々増えていると聞いたことがありますが、今、最も耳障りで気になるのが「ふ」です。何でもかんでも「熱いものをフーフーする」というときの「ふ」と同じなのです。そして、その天気予報のお姉さんは、あまりに「ふ」が強いので、「付近の気圧は」と言うとき、「ふ」のほうが「きん」より明らかに音が高くなります。まず、普通に「付近」と発音してみてください。次に、「フーフーする」の「ふ」で「付近」と発音してみてください。どうですか、「ふ」のほうが高くなるでしょう?
 人の「ひ」も、「ヒーヒー言う」というときの「ひ」ですから、「と」も、「トップ」の「と」のような発音になります。「ヒーヒー」の「ひ」、「トップ」の「と」で「ひと」と言ってみてください。とてもじゃないけど「人」とは聞こえません。若いアナウンサーはみんなこうなのではないかと思うほどです。
 さらに、複数などは、「ふ」も「く」も強すぎるので、どうかすると「ふっくっすぅ」と聞こえます。「菊の花」の「く」が強すぎて「きっくっのはな」と聞こえるのです。子どもっぽいというか、ばかっぽいというか、アナウンサーにあるまじきことですが。日本語をちゃんと発音できないアナウンサーが増えているという現実に皆さんは気づいていらっしゃいますか? 箸をちゃんと持てない日本人、和便で用を足せない子どもが増えているのと同様、これもありっちゃぁあり?

 能登有料道路は、徳田大津インターから終点の穴水此木まで不通になっていますが、今月27日午前10時には全線開通する予定だそうです。また、被災地では仮設住宅の建設が進み、連休ごろには入居できるようです。
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○○△△という言葉が○○△△である理由。

2007-04-19 11:16:52 | 言葉についてあれこれ
                スターハム
 2月13日の記事に、「危険予測と防止、これはとても大事なことです。私が変な日本語についてわーわー言うのも、この観点からも大事なことがたくさんあるからなのです」と書いたのですが、言葉に関する重要な内容を含むので、一部を抜粋して加筆し、このカテゴリーに再掲することにしました。
 例えば、ある概念を人から人へ伝えていくというとき、それを端的に表す言葉が○○△△だとして、それが途中から△△○○になったとしたらどうですか。○○△△という言葉は、○○が基本で、次が△△ということが多いものです。したがって、○○が基本であることが明確ならば、やはり○○△△が正しいわけで、△△○○と言った瞬間、肝心なところで解釈にずれが生じます。
 でも、世の中には、○○△△という概念をちゃんと考えることもせず、何の理由もなく、△△○○と言う人がいます。私はある実例を思い浮かべているのですが、どこかでひょいと勘違いして△△○○と脳みそに刷り込んだだけなのです。でも、ふだん○○△△と言っている人に「○○△△なのに、なぜあの人は△△○○と言うの?」と聞いたら、「そんなのどっちでもいいと思うけどぉ」なんて言うのですから、こういう人が大勢いたら、○○△△という言葉の持つ概念はやがて崩れていきます。この世で最初に「これは○○△△である」と言った人の意図が正確に伝わりません。どっちでもいいと答えた人も、○○△△の概念を正しく理解していないのでしょう。
 ただでさえ言葉の壁にあっちこっちでぶつかる昨今、混乱を招くようなことは一つでも少ないほうがいいに決まっていますから、私は、危険を察知し、予防しようと言っているのです。○○△△なら素直に○○△△と言えばいいじゃないですか。それに、ここが肝心なのですが、私は○○が基本であるということを大切にしたいと思っているから○○△△にこだわるのです。皆さんはどのようにお考えになりますか。
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涙がこぼれた「Heaven knows」。

2007-04-18 12:33:44 | ストレスと闘いながら
                のぞかないでっ
 この「ストレスと闘いながら」カテゴリーの記事に改めてタイトルを付けて整理したのですが、ついでに一部を書き変えました。これはAさんにぜひ読んでほしいと思う記事が幾つかあったので、メールでAさんに読んでほしいと伝えたところ、「知った方のブログを見るのを大変好まないのです。その人の日記を覗き見るような感覚になるので決して覗かないことにしています」という返事が来ました。えーーーーーーーーーーっ??? 信じられない! そんなばかなことを言う人がいるなんて・・・と、がく然としました。私がどれくらい驚いたか、想像できるでしょうか。Aさんは、パソコンを日常的に使い、インターネットで買い物もするし、勤務していた会社のホームページを作ったこともある人なのですよ。
 本当にこの世には信じられないことが山ほどありますね。ブログを、日記だから見てはいけないなどと思っている人は、この人のほかにもいるのでしょうか。どこで何をどう間違えたらこういう感覚になってしまうのでしょうか。確かに、ブログについて「日記のように」という表現が使われることはありますが、人に見られては困る日記を広くインターネット上で公開なんかするわけはなく、多くの人に見てほしいから公開しているわけです。なのに、「日記だからのぞかない」なんて言われたら・・・・・絶句。一応、それは誤解だという説明をメールにてしましたが、恐らくAさんは自分の考えを変えないでしょう。と、まあ、こういうことで、特にAさんに読んでほしかった記事の内容を一部書き変えたわけです。
 その作業が終わって気を抜いたとき、たまたまかけていた ROXY MUSIC のある曲の歌詞をふと口ずさんだら涙があふれてきました。Heaven knows 神のみぞ知る、あ~本当にそうだぁと思ったのですが、続きが I believe、つまり、Heaven knows,I believe 誓って私は信じる、です。うーん、意味が変わったけれど、これはこれでまたなんとつらく重い言葉でしょう。「信じる」なんて、そう簡単に神に誓えるものではありませんよね、アンビリバボーなことだらけの世の中なのですから。

 昨日、輪島で住宅再建支援の申し込み受付が始まりました。地面が隆起して浅くなった港の浚渫工事も始まっています。
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変な日本語アレルギーとは何ぞや。

2007-04-17 10:55:23 | ストレスと闘いながら
            おや? ストレスたまってますねぇ~
 手元の辞書によると、アレルギーとは、ある特定の物質によって抗体が体内にできて起こる異常な反応、抗原抗体反応を起こして病的症状が現れる状態、過敏な反応を示す状態、ある物事に対する拒否反応、ということです。ディクテーションによって変な日本語を過剰摂取したことがそもそもの原因ですから、「抗原」は変な日本語です。では、「抗体」に当たるのは何か。抗体が大量に産生されなければ病的な症状など出ないわけですから、実は、ここが問題なのです。抗原が入ってくるだけではアレルギーを発症しません。
 抗原を排除する「抗体」を産生するのは免疫システムです。ディクテーションを始めたころは私の免疫システムも未熟で、抗原をすべて抗原であると認識できたわけではありません。でも、経験を重ねるにつれてシステムが充実していき、認識できる抗原がどんどん増えました。抗原が増えるということは、それを放置することを免疫システムが許しませんから、当然、排除するための抗体が増えます。つまり、変な日本語を修正するという非常に煩わしい作業(抗体)が増大し、この多すぎる抗体によってついには自身が傷つけられるようになったというわけです。
 まず、身体症状として指を痛めましたが、鍼灸治療を受けて何とか耐えました。でも、精神症状は今も治っていません。主な症状は、いらいら、不安感、焦燥感、むなしさ、倦怠感、脱力感、ま、こんなところでしょうかね(^^;)。ですから、日本語に関するさまざまな考察、知識、教養、楽しい雑学など、有意義で興味深く、なるほど、へえー、勉強になるなぁと思うようなものを純粋に楽しめないのです。こんなのんきなこと言ってていいのだろうかと暗澹たる気持ちになり、日本語の通じない日本人が大勢いるのに果たしてこのままでいいのだろうかと、ため息が出るのです。
 私は、純粋な日本人、日本文化、日本語ということにこだわりがあるわけではなく、将来、ほとんどの人が国際結婚になり、公用語が韓国語や英語になっても、エスペラントになっても、エルフ語になっても(何のこっちゃ)、それはそれでしょうがない、むしろそのほうがいいかもと思っているのですよ。でも、そうなる前に日本語がおかしくなって消え去るというのではちょっと寂しいじゃないですか。それに、現に今、日本人が日本語をちゃんとしゃべれなくなっていて、情報が正確に伝わらなくて不便だし・・・ねっ。

 昨日、輪島の避難所で、輪島飲食同業組合のかたたちにより、五目うどんが人々にふるまわれたようです。避難所の食事というのは汁物が少なく、以前、門前でふるまわれたそばや昨日のうどんなど、温かい汁物はとてもありがたいのだそうです。
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変なアクセントでひょいと聞き間違えることがある。

2007-04-16 11:27:09 | ディクテーションについて
                 はむさらだ
 昨日の記事の続きです。「質量ともに大変なもので」と聞こえ、「質量」でなぜ「ともに」なのかと疑問に思い、あぁ、そうか、「質・量、ともに大変なもので」か(´д`)。「全編は」って? 「前編」じゃないのか? 資料を見て、やはり「前編」だ(´д`)。「ごみの原料」って何だろ、原料なんて言い方は初めて聞いたなぁ、あれ? 「ごみの減量」か(´д`)。「千体」? この写真は船だよ、ああ~、「船体」か(´д`)。「掛け軸」? いきなり掛け軸って何だろ、えっとぉ、あ、「横軸」が出てきた、ということは、さっきのは「縦軸」かぁぁぁ(´д`)。
 このように、変なアクセントに悪戦苦闘(ここ、クスッと笑うところだから)、いちいち手が止まってはかどらないったらありゃしない(`д´)! 「選挙戦も華僑に入り」のようなものは「佳境だろっ!」とすぐ突っ込めますが、「各施設」のように、すぐに「核施設」だとは分からないものもあります。例えば、経済の話でグラフを見ていていきなり「掛け軸」が出てきたら変だなぁと思いますが、「各施設を点検し」が実は「核施設を点検し」だったなんて、ぶつ切りで少しずつ入力しているときはそんなに変だとは思いません。核の話がそこまでなら、気づかずにそのまま通り過ぎることもありえます。
 最近の小さな録音機は軽くて便利だけれども音は非常に悪いので、作業者が聞き間違えることがないとはかぎらない、いや、音が悪くてアクセントもおかしいのだから、けっこうあるかも・・・。そのうえ、意味のない副詞、意味をねじ曲げてしまう副詞、間違った助詞、たった20~30文字程度の長さでも前後の言葉がつながらない、内容と言葉がちぐはぐで合わない、その他いろいろ、ですから、本当に聞き取るのが大変なのです。少しぐらい音が悪くてもきれいな日本語なら補完できるのですが、支離滅裂の日本語は補完しきれません。
 ほとんどの人は聞き手に甘えて変な日本語で話していますから、それを文章化することが前提なら、せめて録音はきっちりやらないといけません。なにしろ、この世の中同様、ディクテーションの作業者だって経験豊かで誠実な人ばかりではありませんからね。中には、こんなに誠意も日本語センスもなくてなぜこの仕事をしているのだろうかと思うような人もいるのですから。あ、今、「えーっ、そんなぁ」って言いました? でも、しょうがないですよ。それが現実です。
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