◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「まずは一杯(_ ̄)」って?

2017-01-29 10:31:55 | 言葉についてあれこれ
                                  一杯ほおばる

 このごろどうにも気になるのが「美の壺」のナレーションです。木村多江の発音があまりにもおかしくて、ひょっとして出身地が外国なのか、あるいは、なまりが非常に強くてどうにもならないのか・・・と思って調べたら、東京都江東区出身のようで、何とも不可解。「本物同様のパーツ( ̄_)で再現しています」「蒔絵(まきえ _ ̄_)」「まずは一杯(_ ̄)」って、訳が分からない( ̄д ̄)!
 「単なる投機( ̄_)の対象でした」と言ったのは「地球ドラマチック」のナレーター、渡辺徹です。この人のナレーションはどうもガキっぽくていけません。ただでさえちょっと変なのに「投機( ̄_)」なんて言うものだから「陶器」としか聞こえないじゃないですか。陶器の対象? 違うな、陶器じゃなくて投機( ̄ ̄)だよね・・・って、めんどくさいったらもぉ( ̄д ̄)!
 「看守( ̄_)」と言った「報道STATION SUNDAY」の男性ナレーター、看守は( ̄ ̄)でしょ。「内閣( ̄ ̄)支持率」と言ったから「内角」と聞こえたのは「バンキシャ!」でニュースを読む日本テレビの男性アナウンサー。「内閣」だけなら( ̄_)と言ったのでしょうけれど、「内閣支持率」だから( ̄ ̄)になってしまったのか? まぁ、分からないでもないですが、アナウンサーでこれはアウト( ̄д ̄)!
 「打ち水(うちみず _ ̄__)」と言ったのは石川テレビの弘松優衣アナ。2005年に志雄町(しおまち)と押水町(おしみずまち)が合併して宝達志水町(ほうだつしみずちょう)になったのですが、私などは「押水町」のほうがなじみがありますからね、それに、いちいち「町」まで言わないで「押水(おしみず _ ̄__)」と発音するので、一瞬「押水」と聞こえましたからね、ちゃんと「打ち水(_ ̄ ̄ ̄)」と言ってください。
 「林先生が驚く 初耳学!」で、「残忍な一面が」のはずなのに「残念な一面が」と聞こえ、「いまだ解決を見ない」のはずなのに「今だ(いまだ  ̄__)! 解決を見ない」と聞こえ、本当にあきれましたが、茶風林ナレーター、そんなことでいいの? このごろ、アナウンサー同様、ナレーターの質がものすごく落ちていませんか?
 「ユアタイム」の女性ナレーターは「負傷者」をまともに発音できず、幼児がどうにかこうにか「ふぅしょーしゃ」と言っているように聞こえました。「浦沢直樹の漫勉」では、平愛梨が、「鬼気(きっき  ̄_)迫る表情」「複雑な(ふぅくざつな)」「さかぐちひさし(ひっさっし)」など、伊東敏恵アナと同じような発音をします。そもそも、そんな人がナレーションをやるって、どういう訳で?
 「~なんですが」の「が」がやたら大きくはっきり「が」と聞こえる人、鼻濁音で言えない人、これがけっこう多いのですが、本当に聞きづらくて困ります。「日曜美術館」で禅宗美術の作品の解説をしていた学芸員らしき人が明らかに全ての「が」に力を込めて言っていたので、話の内容なんか全く頭に入ってこず、目の前が蛾でいっぱいになりました。気持ち悪いったらもぉ( ̄д ̄)!
 「イッピン 宮城 鳴子漆器」で「信条( ̄_)」と言ったナレーター。これも多いですね、「信条( ̄ ̄)」のはずが、なぜか「新庄( ̄_)」って( ̄д ̄)! また、この回のリサーチャーである安田美沙子が指で器をトントンしながら「固まってます、カチカチ( ̄_ ̄_)」と言ったのですが、カチカチという高い音ではなく、もっと鈍いトントンで、それでいくと「固まってます、かちかち(_ ̄ ̄ ̄)」なのですがね。

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2 コメント

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Unknown (カンちゃん)
2023-06-12 09:34:55
木村多江さんの、落ち着いて、しっとりとした声質は心地良く“美の壺”という番組にも、ピッタリだと思うのですが…いかんせん、彼女は鼻濁音が全くできない💦不思議に思って検索して、このブログに辿り着きました。
僕も職業柄、アクセントには敏感なので、この記事で仰る気持ちはよく分かります。気持ちは分かるのですが…疑問を持ったアクセントがあれば、その場でアクセント辞典をチェックなさることをお勧めいたします。…残念ながら、勘違いなさっているアクセント、多いと思いますよ🫡
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悩み多き問題です。 (治納由気)
2023-06-12 16:43:16
 木村さん、内容に合うちょうどいい高さの声で、さらりと耳に入ってきますが、鼻濁音ですか・・・。昨夜の「美の壺 畳」を録画してあったので注意して聞いてみました。「すがすがしい香り」は×、「ニューウェーブが」は○、「いぐさ」は○だったり×だったり。少なくとも意識はしているように思いますが、鼻濁音とか自然な「ふ」とか、発音できない人は訓練してもできないのか、できるようになるのか、どうなのですかね。
 アクセントは、テレビの中の人たちが、自由に、あまり気にしないで話すので、どんどん“標準”が分かりにくくなります。私がこうだと思うのは、話し手の意図どおりに聞こえる、すんなり正しく書き起こすことができる、何十年もずーっとこうだったしそれが理にかなっている、あるいは逆に、変わったことにすっかり慣れたし、合理的で違和感がなくなった、そういったものです。でも、それは、アクセント辞典とは違ってしまっていることもあるということですね、つらいところです。
 ところで、AIアナはどういうレベルなのか、原稿の出来にも左右されるでしょうけれど、“辞典”と“変化”と“大量の情報・学習”にどう対応するのでしょうか。そういうわけで、定期的に更新される“AIアナのアクセント辞典”があったらいいなぁと(^^ゞ。
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