◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「4日前に畳が入ったばかり」って?

2012-01-29 10:12:48 | 言葉についてあれこれ
                              ハムスター ハムやん

 老化をテーマにした番組を見ていて、「ひとは生まれたときから老化を始めている」という表現が引っ掛かったのですが、意図的にそう言ったのか・・・、まぁね、いずれ老いたその肉体を脱いで次なるステージへ行かなきゃいけないのですから、老化もそのためだと考えれば「老化を始めている」でもいいかと思うのですが、そこまで考えたうえでのことなのかなぁ?
 もっとも、テロップが「人」ではなく「ヒト」で、ヒトゲノムとか、ヒト○○ウイルスとか、ヒト○○細胞とか、生物学で種として言うときの「ヒト」ですから、「ひとは」を「ヒトの細胞は」や「ヒトという生物は」という意味に捉えれば「老化を始めている」ですね。人としては、老化を始める目的が気になります( ̄・ ̄)。
 通常は「老化が始まっている」で、そんなの当たり前だから意図があるんだよ、と思ったかたはいいですよ。でも、そうした想像をするでもなく、そのまま脳に刷り込んでしまう人が大勢いそうだから・・・。仕事でも、合っているかどうか確認もせず、効率の悪さを気にすることもなく、漫然と作業する人がいますからね、脳が怠けているというか、脳を甘やかしているというか・・・(-_-;)。
 「取材の4日前に畳が入ったばかり」というテロップ、おぉ~新品の畳かぁ、○○と畳は新しいのがいいっていうからね・・・って、おいおい、ナレーションは「畳は取材の4日前に入ったばかり」なんだぞ! だいぶ印象が違うけれど、どうなってるの? 仮設住宅には畳がなく、床にカーペットを敷いただけだった、それが、有名人が取材する日の4日前に畳が入ったというわけです。
 「取材の4日前に畳が入ったばかり」だと、畳が入って間もないということしか伝わらず、「畳がなく、床にカーペットを敷いただけだった」という厳しい現実が見えにくくなります。これはディレクターの日本語力が不足しているだけなのか、あるいは、ひょっとして別の意図があるのか・・・( ̄_ ̄)?
 「今回教えてくれるのは?」というナレーションのとき、テロップは「今回教えて頂くのは?」で、「くれる」「くださる」とは書かないわけですが、これも何か理由があるのでしょうか。文字数を少なくするため? 「くれる」「くださる」を低く見ているの? 何が何でも「頂く」でないといけないというルールでもあるのでしょうかね。
 余談ですが、スヌードっていうんですか、マフラーみたいな、輪っかになっているあれ、暖かそうでいいなぁと思うのですが、衣類を整理していて姪が幼いころに使っていたピンクの腹巻を発見し、首に巻いてみました。わーい、スヌードだぁ・・・と言うには短い、ネックウォーマーと言うには長い、まさに帯に短し襷(たすき)に長し(~_~;)。
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「誰かのために戦う」って?

2012-01-25 20:39:51 | 言葉についてあれこれ
                               何考えてるんだ?

 芸能人がテレビ番組や映画に「出させて(ださせて)いただいて」と言うのをしょっちゅう聞きますよね、完全に定着してしまったようですが、果たしてスプレッダーはだれなのか。単なる私の印象ですが、キムタクあたりではないかと・・・。謙虚さをアピールするためか、「~せていただく」を多用する、というより、ず~っと前からほとんどそういう言い方しかしないですよね、あの人。
 もちろん、適切に「~せていただく」を使うのはいいですし、ず~~~っと前からそういう人はいましたから、キムタクが「出させていただいて」の言いだしっぺかどうかは分かりませんが、少なくともかなり早い段階からそう言っていましたし、早期に「~せていただく症候群」を発症して周囲に感染を広めたスーパースプレッダーであることは間違いありません。
 テレビ番組や映画に「出る」のであって、「出す」ではない。「出る」ですから「でさせていただいて」ですが、ちょっと言いにくい。ということは、「出演させていただいて」と言うしかないわけですが、どうでしょう、いっそのこと「出していただいて」と言えばいいのではないでしょうか。
 ○○さん(△△の監督やプロデューサー、原作者、スポンサーなど)が自分を起用してくれたおかげで△△に出演することができた、そういう気持ちを言うなら「○○さんが△△に私を出してくださって」ですが、大抵は「○○さん」を省いて話をしているのですから「△△に出していただいて」ですね。
 放送業界で働く人たちの多くは正しい日本語というものを意識しておらず、しかも「~せていただく」が大好きですからね、でも、せっかく話し手が「的確なアドバイスをしてくださいまして」と言っているのにテロップ入力作業者が「的確なアドバイスをして頂きまして」と勝手に変えるのは許せません。
 話し手の言葉を勝手に変えてしまっているテロップはしょっちゅう見ます。話し手がちゃんと「お取り扱いいただくような」と言っているのに、それをわざわざ「お取り扱いして頂けるような」という間違い日本語にして書いた作業者( ̄д ̄)! 腹立つわぁ。「おいしさをわかっていただきたい」と言っているのに「おいしさをわかってもらえる」と書いた作業者( ̄д ̄)! 何考えてるんだ?
 話し手が「順調に進んでいると言うしかない」と言ったとき、テロップは「順調に進んでいるとしか思えない」で、話し手がものすごく楽天的に見えました。「自分のためではなく、家族のために戦う男の姿があった」と聞こえたのに、テロップが「誰かのために戦う」だったときはずっこけました。「家族」が「誰か」に・・・、なぜ? どうして? 何をどうしたらそうなるんだ( ̄ ̄)?
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「万葉集の中のいっぺんでよんだ」って?

2012-01-22 09:32:11 | 言葉についてあれこれ
                              ハムスターのおおきみ

 「日本人の謎」がテーマの番組で日本語についてあれこれ言っていたのですが、それを見て、日本語の変化というのは、古来、必要に迫られた人たちが創造と改善を積み重ねてきた、知恵を絞り工夫してきた、その歴史であり、それを後から見たときに「変化」と言っているだけなのだなと思いました。
 言葉は変化するものだからあれこれ言ってもしょうがない? それはちょっと違うのではないでしょうか。コンピューター関連など、次々と新しいことが起きるところで新しい言葉が求められるのは当然ですから、それは必要なことなのだと認めます。また、世の中の事情が変わり、それに伴って変わらざるをえない言葉もありますし、そういうふうに出てきた言い方はなるほど便利であり、私だって使いますよ。
 でも、そういった例を除けば、このごろの日本語の変わりようときたら、「変化」と言うには速すぎて、しかも、ほとんどが「単なる誤り」から始まっているのでどうにも納得できないのです。スーパースプレッダーが広めているだけで、そこには知恵も工夫もありはしないのですから。
 さて、「万葉集の中のいっぺんでよんだ恋の歌である」ですが、額田王(ぬかたのおおきみ)が詠んだ歌を古代の日本語について説明する材料として挙げたときのナレーションです。そして「万葉集の一編」というテロップ。う~ん、原稿を書いたのは一体どういう人なのか( ̄д ̄)! そのまま読んだナレーター( ̄д ̄)! そのまま書いたテロップ入力作業者( ̄д ̄)! ←三連発だよ。
 「万葉集の中のいっぺんでよんだ恋の歌である」だと、まるで万葉集が額田王の歌集であるかのように聞こえます。あるいは、万葉集の制作関係者に「私の歌、万葉集に絶対載せてね」と言って歌を詠んだとか、制作関係者から「万葉集ってのを作ってるんだけど、それに載せるから歌を作ってよ」と頼まれて詠んだとか、それだったら「万葉集の中の一首として詠んだ恋の歌である」というのはありえますけどね( ̄ー ̄)。
 まず、これは詩ではなく、短歌なのですから、「一編」ではなく「一首」です。そして、詠んだ歌が後に万葉集に載っただけですから、「万葉集に載っている恋の歌である」「万葉集に採録されている恋の歌である」もしくは「万葉集の一首として知られる恋の歌である」というような言い方しかできませんね。
 それから、「日本人って 遅れてる~」というテロップ、「劣る」という意味ですから、正しくは「日本人って 後れてる~」です。「発願したが」は、ナレーターは「はつがんしたが」と読みましたが、試しに「はつがんした」を変換してみてください、出てくる候補は「発ガンした」「発癌した」でしょ、正しくは「ほつがんした」です。お勉強番組ならお勉強番組らしく、その辺ちゃんとしてよね( ̄ ̄)。
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「あのお車なんです」って?

2012-01-18 20:24:11 | めちゃくちゃな敬語
                                    お手洗い

 リポーターらしき人が「ルーメンというのは存じ上げませんでした」と言うのを聞いたことがありますが、「ルーメン」は「光束(光のエネルギーの流れ)の単位」ですから、「ルーメン」と言った人と直接関係のある事柄ではなく、「ルーメンというのは存じませんでした」と言えばいいのです。
 「存じる」「存じ上げる」は「知る」「思う」の謙遜した言い方ですが、「存じ上げる」は「存じる」よりずっと使える範囲が狭いわけで、例えば、偉い先生に向かって「先生の作品についてはよく存じ上げております」とか、「先生が○○ご出身とは存じ上げませんでした」とか言うものであって、先生に直接関係のない一般的な事柄について「存じ上げる」なんて言いません。
 「朝ズバッ!」加藤アナの「お写真、ご用意しました」や「はなまるマーケット」竹内アナの「(マンボウの)お写真」は、人ではなく、モノや動物の写真です。また、ゲストが撮ってきてくれた写真というわけでもありません。番組のスタッフが用意したものですから、フリップを「おフリップ」と言っているのと同じです。
 全くもぉ、「(マンボウの)お写真」だの「(自分の)お仕事」だの、何でも「お」を付ければいいってもんじゃないぞっ! と思っていたら、車のディーラーの生CMで若い女性が「お車」を連発しているじゃあ~りませんか。お客様の車ではなく、自分が販売しようとしているピカピカの新車、持ち主のいない車ですよ( ̄д ̄)! 「あのお車」というのは、ハリウッドの大物俳優を起用したCM、「売れてるの?」「売れてる、売れてる」「へぇ~~~、おれのおかげ?」ですよ、あのCMの車なんです、だから「あの、お車なんです」なんです(⌒O⌒)アハハ。
 敬語は、尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ、丁寧語、美化語、この五つに分類されますが、だれが主体なのか、だれが対象なのか、会話の相手はだれなのか、モノについて言うならそれはだれのものなのか、そういうことを頭の中できちんと整理して話すことが大切なのです。加藤アナと竹内アナにだれか教えてやってよ( ̄・ ̄)。
 ご婦人、ご近所、ご飯、お酒、お花、お金、おなか、美化語は、自分と相手の地位に上下の差はなく、自己の品位を表す表現ですが、使いすぎには注意しなければいけません。「お酒」はいいけれど「おビール」はだめ、「お菓子」とは言うけれど「おスイーツ」とは言わない、「すてきなお洋服ですね」はいいけれど、自分の服について「どう? すてきなお洋服でしょ?」は幼稚、目上の人の「お写真」はいいけれど、「ハムやんのお写真」とは言いませ~ん(⌒・⌒)。
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「染料を塗ってあげて」って?

2012-01-15 10:12:56 | めちゃくちゃな敬語
                                遊んであげるよぉ

 NHK Eテレの「○○講座」を、特にそれをやるということでもないのですが、何となく見ていることがよくあります。それで、気になるのが、講師がみんな「~てあげる」を連発することなのですが、皆さんはどう感じるでしょうか。
 例えばハンドメイド講座では、「しっかり染料を塗ってあげてください」「ペーパーでしっかり押さえてあげてください」「丸く切り取ってあげてください」って・・・材料の葉っぱに「~てあげて」を連発。趣味の園芸の講師も「黄色くなってしまった葉っぱを取ってあげる」「管理してあげる」「多めに土をかけてあげてください」です。
 「そういうところをパッと見付けてあげる」と言ったのはボルダリング(フリークライミングの一種)の講師。壁に埋め込まれたたくさんのホールド(様々な色や形の突起)の中から自分が足をかけるのに最も適した位置にあるホールドを素早く見付けろというアドバイスです。
 後ろで見ている人が壁を登っている最中の人に「右の青いの!」と指示する、その指示する人に対して言っているのなら「見付けてあげる」でいいのですが、そうではなく、この講師は、壁を登っている人に対して、自分で最適なホールドを「パッと見付けてあげて登れ」と言っているのです。
 「はがきの方向は指定してあげたほうがいいですね」と言ったのはデジタル塾の講師ですが、指定する「相手」はパソコンの「はがき印刷ソフト」です。知ってました? 日本郵便のはがきデザインキット。無料でダウンロードして使えるソフトで、番組では年賀状を作成していました。
 葉っぱ、園芸植物、ホールド、パソコンのソフト、なぜみんな「~てあげる」なのでしょうか。「~てあげる」は「~てやる」の丁寧な言い方で、聞き手に対する敬意や自己の品位を表すわけです。「勉強を教えてやる」ではなく「勉強を教えてあげる」、「料理を作ってやる」ではなく「料理を作ってあげる」、これは分かりますよ、でも、「葉っぱに染料を塗ってあげて」はいけません。
 勉強を教える相手、料理を作る相手、もちろんそれは人ですが、Eテレに出てくる講師の「~てあげる」相手はモノですから。みんな何か勘違いしているようです。聞き手に対する敬意? 自己の品位? とんでもない、幼稚に聞こえるだけです。ハムやんに「ナッツあげまちゅよぉ」と言っている私にも理解できません( ̄_ ̄)。
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「色を総合的に引き立た・・」って?

2012-01-11 20:11:27 | 気になる言葉、具体例
                               ついてる、ついてる

 9日の朝、ふだんは見られない「はなまるマーケット」を見ていたのですが、ゲストの上川隆也が「ご紹介いただいた」と言ったので、おっ、いいぞ、と思いました。この程度のことでいいぞもないですが、大半の人が「ご紹介していただいた」ですからね。でも、その後「前回ださせていただいたときは」と言ったのでがっかり(2007年12月27日の「出させていただいて」って? 参照)。
 とはいえ、上川さんは概ねちゃんとした日本語を話していましたから、日本語の正誤を考えもしないアナウンサーもどきよりずっとましです。あほな芸人やいわゆるタレント、与えられたセリフ以外はめちゃくちゃという俳優よりず~~~っといいですよ。おっと、そうだ、吉永小百合はちゃんと「出演させていただいて」と言いますからね、さすがに格が違います。
 さて、上川さんが「彼女にやられているのは同様ですから」と言うのを聞いたときはどういう意味なのか考え込んでしまいました。敬語もどきの「やられて」を聞かされすぎたせいで最初にそれかと思ってしまい、でも、「彼女に」は変だ、「彼女」ってだれ? と、画面を見たら、かわいい犬ちゃんの写真が映っていました。夫婦ともにその犬にメロメロだという話で、「彼女」は犬、「同様」というのは、奥様も自分と同様に彼女の魅力にやられているということ、つまり、久しぶりに聞く本来の「やられる」でした。うむぅ~~~やられたなぁ~~~(~_~;)。
 それから、以前、「朝ズバッ!」の加藤アナがいつも「お写真、ご用意しました」と、人ではなくモノの写真のときに言う、というのを書いたことがありますが、「はなまるマーケット」の竹内アナも同じでした。海面で大きくジャンプしているマンボウの写真を「お写真」ですって( ̄д ̄)!
 ところで、8日の記事で「ほんの少しの辛味がより甘みを引き立たせる」という例を挙げたのですが、録画した「美の壺」を見ていたら、焼き物の職人が「金のほどこしによって引き立たせるというか、色を総合的に引き立た・・立つ・・立っていくという、そういう特色」と言いました。そんなに言いにくいですか、「引き立てる」って。テロップは「金はさまざまな色を総合的にひきたてる」だったので少しほっとしましたが。
 だいぶ前に「色彩を引き立てさせている」というのも聞いたことがあるのですが、正しくは「色彩を引き立てている」なのです。例えば「○○によって色彩が引き立つ」なら自動詞ですから、「○○によって色彩を」には「引き立たせる」と続けるのが自然ですが、「色彩を引き立て・・」と言ったのですから、他動詞の「引き立てる」でそのまま「色彩を引き立てている」と言えばいいのですよ。
 「金のほどこしによって引き立たせる」は「金色を加えることによってさまざまな色が引き立つようにする」ということですからいいのですが、後半の「色を総合的に引き立た・・立つ・・立っていく」は、「色を」と言ったのですから「総合的に引き立てる」と言えばよかったのです。なぜ迷ったのでしょうねぇ( ̄・ ̄)?
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「アインシュタインをも翻弄させる」って?

2012-01-08 09:06:18 | 気になる言葉、具体例
                                    飛ぶなよ

 「○○師匠にはいろいろとアドバイスをさせて・・・していただいて」と若い落語家が言うのを聞いたときは、これもさせていただく症候群の症例なのかなぁと思いましたが、重症ですね。一般の人でも感染し発症している人が大勢いますが、もともとスプレッダーは芸能人ですからね、芸能界にはすっかりまん延しています。
 「サイエンスZERO」は、鼻濁音を発音できない安めぐみの「・・・ですが」の「が」があまりにも気持ち悪くてすっかり見なくなってしまったのですが、HDD内蔵のテレビに替えて録画が簡単にできるようになったので、どうしても見たいテーマのときだけ録画して見ます。録画なら、安めぐみがしゃべっている部分は飛ばせばいいですからね、便利ぃ~~~(⌒・⌒)。
 その安めぐみが「あのアインシュタインをも翻弄させるほどのものだったんですね」なんて言いましたよ。「翻弄させる」なんて初めて聞きました。「する」と「させる」の区別ができていませんが、とにかく「させる」と言っておけば安心するのでしょうね。この人に限らず、そういった傾向があると思います。
 「翻弄する」は他動詞で、「~を翻弄する」という形であることは明確ですから、正しくは「アインシュタインをも翻弄するほどのもの」です。それが事象Aだとすると、「翻弄させる」は使役の意味なので、事象Aがアインシュタインを翻弄したのではなく、事象Aが人物Bを突き動かし、人物Bがアインシュタインを翻弄したという内容になります。そもそもこういう言い方は成立しないので無理やりの解釈ですが。
 ナレーションだって、「ほんの少しの辛味がより甘みを引き立たせる」「ある機能を搭載させたリストバンド」ですよ。ナレーションですからディレクターが書いたのでしょうけれど、「引き立てる」「搭載した」ですよ、難しいことでも何でもないですよ。他動詞だから「せる・させる」を付ける必要がない、それだけですよぉ~( ̄д ̄)!
 「ミッション:インポッシブル-ゴースト・プロトコル」を見てきました。アクションのすごさ、かっこよさは言うまでもないですが、笑えるところが随分あって、なんでかなぁと思ったら、コンピューター操作やハイテク小道具担当のベンジーがもともとそういうキャラクターで、チームのメンバーとして現場デビューしたので出番が多かったから、というわけです。ウィリアムもすてきっ(⌒・⌒)。
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「風化されつつある意識」って?

2012-01-04 19:41:47 | 気になる言葉、具体例
                                   それは風太

 「風化する」は自動詞で、年月がたってやっと形だけが残ること。よって、「風化しつつある意識」と言うべきなのですが、これが「風化されつつある」になっていたわけです。何のことを言っているのかは忘れてしまいましたが、はて、何だろうと考えると・・・いろいろありますねぇ(ーー;)。
 「風化されつつある」と言った人は「風化する」を他動詞だと思っているようで、その受身の形だから「風化されつつある」ですか。それは明らかな誤りですよ。でも、この人だけではありません。「この事実が風化されないためにも」と言っている人を見たこともありますからね。
 では、「この事実が風化されないためにも」を正しい言い方に直してみてください。どうですか、「風化されない」→「風化しない」だから「この事実が風化しないためにも」・・・ですか? いいえ、もうちょっと分かりやすい表現にしましょうよ、「この事実が風化しないようにするためにも」です( ̄・ ̄)v。
 「中性脂肪を低下するという効果が」は、「低下する」が自動詞ですから「中性脂肪が低下するという効果が」が正しいわけで、「中性脂肪を」なら、使役の表現を入れて「低下させるという効果が」となります。「ファインアートとポップアートをこれほどよく融合した人はほかにいない」は、「融合する」が自動詞なので、「ファインアートとポップアートをこれほどよく融合させた人はほかにいない」としか言いようがありません。
 「○○と××を両立しています」は、「両立する」が自動詞なので「○○と××が両立しています」ですが、よくあるのは「勉強と仕事を両立させる」「家事と仕事を両立させる」など、「○○と××を両立させています」ですね。楽に「両方とも立つ」のなら苦労しませんが、なかなかそうはいきませんからね、頑張って「両方とも立たせる」わけです。いやはや、大変だ(~_~;)。
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「自信がつけるように頑張りたい」って?

2012-01-01 09:27:30 | 気になる言葉、具体例
                                  竜の落とし子

 インタビューで「自信がつけるように頑張りたい」と言ったのは一般の人ですが、そのとき、テロップは「自信がつけられるように頑張りたい」でした。珍しく話し手の変な日本語を修正してありましたが、惜しいですね、「自信が」ですから「自信がつくように頑張りたい」でしょ?! 頑張って練習や勉強をしておけば自信がつく、そうして本番に臨めば力を発揮できるわけです。
 日常の会話では「自信がつけられるように」と言ってしまっているかもしれませんが、「つく」は自動詞、「つける」は他動詞ですから、「つけられるように」と書くのなら「自信をつけられるように頑張りたい」です。直すのならちゃんとそう書いてください、お願いします( ̄・ ̄)。
 「その場からどけちゃいますね」と言ったのはいわゆるタレントですが、どういう意味だと思いますか。「どける」だから何かどけるのかと思ったらそうではなく、自分が移動するようです。そもそも、「その場から」ですから、「いなくなる」とか「去る」とか、人が動くことを想像しますよね。つまり、自動詞の「どく」が正しいわけで、「その場からどいてしまいますね」です。
 「活気づければいいかなと思います」と言ったのは一般の人ですが、どういう意味でしょうか、ちょっと複雑ですよ。そのまま、他動詞「活気づける」がもとになっている「活気づければ」だと受け取ると、この人は一体何様なの? という感じになります。だって、「活気づければいいんだろ、活気づければ」ですよ。
 そうじゃないとすると、「活気づく」の可能の形「活気づける」の仮定の形? う~ん、苦しい~(ーー;)。形を分析すれば、五段活用ですからそうなりますが、実際は、活気が出たらいいなぁという気持ち「活気づけば」と、自分が少しでも寄与できればという気持ち「活気づけられれば」のミックス、「活気づけばいい」+「活気づけられればいいかなぁ」=「活気づければいいかな」でしょう。見ていてそう感じました。
 でも、「活気づく」は「活気づく」としか言いようがありませんし、わざわざ可能の形にしなくても、「活気づけば」で十分です。「活気づけられれば」も、見ているほうは分かっていますから言わなくてもいいのです。「活気づけばいいなと思います」と言ってにっこりすれば伝わります(⌒_⌒)。
 「0655 2355 年越しをご一緒に スペシャル」、0655でやっているものも見られて面白かったですよ。年末にこれを見るぞと書いたときは「0655」が抜けていましたね、0655のほうは見たことがないもので(まだ寝てるしぃ)。toi toi toi !! は、私も一緒に歌いながら踊りました。しあわせ くるように♪ 今年も変な日本語についてぼやきますm(_ _)m、見てやってくださいませ(⌒・⌒)/。
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