◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

すっごい枝毛にあ然。

2007-05-05 11:41:02 | いろいろあれこれ
 石川県七尾市で青柏祭(せいはくさい)が盛大に行われています。高さ約12mの山車、七尾では「でか山」と呼びますが、府中町、鍛冶町、魚町(うおまち)から、合わせて3台が出て、車輪は直径2m近くありますから、曲がり角では辻廻しが見られます。私は、15年ほど前でしょうか、見に行ったことがあるのですが、観光客も綱を持ってでか山を引っ張ることができて、大いに楽しみました。観衆は、どこかに座ってというのではなく、適当な場所に立って見ます。
 私も、でか山の少し先の道路脇に立ってでか山が来るのを待ち、すぐ目の前に来たでか山に目を見張り、歓声をあげながら楽しんでいたのですが、突然、視界いっぱいに明るい茶色に染めた肩につくぐらいの長さの髪が映ったと思った瞬間、その髪で顔をはたかれました。そのぐらいの長さの髪の女性って、よくやりますよね、肩の前の方に出てきた髪をバサッと後ろへやるしぐさ。後から来て人の前に立つとは・・・しかも、髪が顔に当たるほどの至近距離、猛烈に腹が立って「なにすんだ、こんにゃろ」と言おうとした「な」のところで改めて目の前の茶色い髪がはっきり見えて、「な」の形でぽかーんと口を開けたまま見入ってしまいました。
 そう、髪全体がものすごい枝毛、髪というより枝毛、こんなすごい枝毛見たことないっていう枝毛、本当に枝みたいだ、小枝がいーっぱい、枝毛とはよく言ったものだ、リアルぅ~。で、しばらくして、「なにすんだ、こんにゃろ」の代わりに思わず出た言葉が「すっごい枝毛ぇ~」です。聞こえたのかな、チラッとこっちを見たような気が・・・。以上、青柏祭というと思い出す「枝毛の記憶」でした~ m(_ _)m。
 さて、支流、分派、支店、支部、分科という意味のブランチ( branch )は、もともと枝という意味です。枝分かれ、英語と日本語、似たような感覚ですね。そういえば、「枝」という字には「支」が入っていますね、ということは「支」という概念が先なのかな。竹の枝を1本手に持っている様子を表したのが「支」で、そこから「ささえる」、枝は幹から分かれたものだから「わかれる」という意味を表すそうです。うーん、鶏と卵みたい。
 写真は、年3回ほど作るチーズケーキです。焼きたてのチーズケーキのにほひ、まだ少し温かいチーズケーキを切り分けてぱくっ、たまりませーん。撮影中、ハムやんも少し食べました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする