◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

変なアクセントの人が増えている。

2007-05-21 09:47:44 | 言葉についてあれこれ
               デーモン増殖中
 4月15日に変なアクセントについて書きましたが、「デーモン」みたいな「入門」も、あれからさらに増えています。ついに、民放でも聞くようになりました。さらに、「頓挫」を「パンダ」のようなイントネーションで、身柄拘束の「拘束」や公的活動の「活動」を「中国」のようなイントネーションで発音するのも聞きました。「無期懲役」もそうです。今、これの発音は2種類に分かれていますね。あくまでもたまたま耳にした範囲での印象ですが、NHKは、「懲」を高く発音するアナウンサーが何人かいます。民放にはまだそういう人はおらず、「無」を高く発音します。私はもちろん後者ですが、皆さんはどうですか? NHKも、ちょっと前までは後者だったような気がするのですが・・・。
 とんざ、こーそく、かつどー、ちょーえき、これらを、単語の頭、本来はアクセントのない部分、とん、こー、かつ、ちょーを高く強く発音する、こういう人がものすごく増えています。注意して聞いていると、たまたま1回そういう発音をしたということではなく、何回もそういう発音を繰り返します。つまり、そのときだけのミスではなく、アクセントがおかしくなっているのです。部活動、ぶかつどー、ロビー活動、ろびーかつどー、どこをいちばん高く発音しますか。前者は「か」、後者は「びー」と「か」が同じ高さですね。公的活動、こうてきかつどー、この場合、「か」はむしろ下がります。ちゃんと区別できますか。
 そういえば、先日、「たたき瓜」と聞こえたので、「瓜? きゅうり? 何だろう?」と思ってテレビ画面を見たら、バナナのたたき売りでした。何だ、瓜じゃないのか、たたき瓜・・・絶句。もはやアナウンサーとて日本語の手本にはならないようです。どうしたらいいのぉ~?
コメント (6)
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