◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

ただの言い間違いではないでしょう?

2007-09-30 19:00:47 | 言葉についてあれこれ
                 報 ハム道(むくい はむみち)だってば
 このブログでは変な日本語を毎日取り上げて解説していますが、ただの言い間違いならそこまでする必要はないわけで、一人でテレビに向かって「だらけ!」と言っていればそれでいいのです。でも、事はそう簡単ではありません。たまたまそのとき言い間違えただけだというのではなく、ふだんからそう言っているんだろうなと思うことがほとんどなので危機感を抱いているわけです。また、聞いている人が、それをそのまま耳に慣れさせてしまい、間違いだとは気づかず、そっちに引っ張られていくのが困ったことだと思っているのです。
 例えば、「入れる(はいれる)ことができません」「測れることが可能です」「変えれることができます」という言い方はよく聞きますが、可能表現が重複になっていることに気づいていないようです。「どういったトラブルがあったのかどうか」「いかに早く信頼を取り返すことができるかどうか」「どれだけ引き出しを持っているかどうか」、「どうか」が余計だということに気づいていません。「真意をどこまで量りかねていたのか」などは、「量りかねて」の意味をきちんと理解していないようです。
 ニュースで、ナレーターが「連続自動殺害事件」と言って、次に、中継先の裁判所前に立つ若い男性記者も「連続自動殺害事件」と言って、検察と弁護側の主張を簡潔にまとめたVTRが流れ、再び先ほどの男性記者が映り、またもや「連続自動殺害事件」と言ったのです。???・・・分かりましたか? 「連続児童殺害事件」です。「児童」のはずなのですが、3回が3回とも、しかも、1回めは女性ナレーター、2回めと3回めの男性記者は、VTRを挟んだためにしばらく間があった、なのに、「連続自動殺害事件」としか聞こえないのです。これは単なるミスではありません。何かがおかしくなっているのです( ̄ ̄)。
 そういえば、第91代総理大臣が決まった日の夕方のニュースでメインキャスターが発したこの言葉、「・・・についてはケイちゃんのほうからお願いします」、ケイちゃんってだれ? メインキャスターの横に座っている若い女性、多分、局のアナウンサーだと思いますが、名前が「恵」で、ふーん、「めぐみ」ではなくて「けい」なのか、それとも、「めぐみ」だけど「ケイちゃん」と呼ばれているのかな、って、そんなことはどうでもいいのですよ、本番で真面目な顔して「ケイちゃん」なんて言っちゃだめでしょ! その辺がかなり自由な報道バラエティーとは違うのだから。ふだん「ケイちゃん」と呼んでいるからつい出ちゃった?
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膿が出れば快方に向かう?

2007-09-29 18:48:47 | いろいろあれこれ
                      海じゃないの?
 いやぁ、またやってしまいました、外耳道炎(´д`)。たま~にやるのですが、今回は何とか病院に行かずに済みました・・・済ませました。繰り返す病気というのは、いつまで我慢するか、いつ我慢するのをやめるか、病院に行かないといけないほどひどいか、そうでもないか、その判断を誤ると大変なことになります。けっこう大変なことになってます(^^;)ゞ。2003年1月になったときは、多忙な時期だったこともあって判断を誤り、よくなったり悪くなったりを繰り返し、2か月ぐらい苦しみました。箸を耳の穴にずずーっと突っ込まれるような奥の方の痛みと、耳全体、リンパ節も腫れるので、枕が触れても痛い、眠れない( ̄д ̄)、顎関節が痛くてあくびもできない、でもご飯は食べる(^^;)、という感じです。
 さっさと病院に行けばいいのかもしれませんが、待ち時間が長いのが嫌だ、自分自身が弱っているので他人の病気をもらう可能性がある、薬を飲まなければいけない、お金がかかる、これらのマイナスを考えても行く値があるかどうか、どうしてもそんなことをあれこれ考えてしまいます。昼も夜もハムやん用の保冷剤の小さめのを拝借して冷やし、ひたすら痛みを我慢し、5日め(27日)にやっと膿が外に出ました。それを境に痛みがどんどん鎮まっていき、今日は、腫れもほとんど引き、リンパ節の痛みもなくなりました。2月4日に人差し指の傷が化膿したときのことを書いていますが、膿が外に出るというのは本当にうれしいことです。私の場合、なんたってこれが痛みのピークで、後は快方に向かうことが分かっていますから。
 膿が出るといえば、今年ずっと報道されている年金に関することだって、これまで膿がたまる一方で、社保庁内部にも、身内の犯罪やいいかげんな仕事ぶりに忸怩たる思いを持ち続けてこられた人がいるでしょう。え? そんなのいない? うーん、どうでしょぉ~、1人ぐらいはいるんじゃないですか? やっと膿が出て、これからよくなるといいですね。ただ、せっかく膿が出ても、その処置を誤るとまた悪化しますから注意が必要ですけどね。
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「知人女性とのゆうこう費用」って?

2007-09-28 19:06:26 | 言葉についてあれこれ
                      またもやデーモン
 社保庁や自治体の職員による年金保険料着服に関するニュースが何度も流れましたが、ナレーターが「着服した金の使い道は知人女性とのゆうこう費用や」と言ったので、画面を見たところ、やはり「遊興費用」と書いてあります。正しくは「ゆうきょう」ですね。現代は、パソコンを使っていれば、漢字を書けなくても何とかなりますが、読めなかったらどうしようもありません。それにしても、テレビのナレーターが「遊興」を読めないなんて・・・。
 さて、またもやデーモンです。「年金横領」の「横領」、「ピラミッド建設」の「建設」、「議員秘書」の「秘書」、これらを、「おう」「けん」「ひ」を高く発音しているのを聞きました。まるで、片言で日本語を話す外国人のようですが、放送業界では単語の頭を高く発音するのがはやっているようです。日本語がおかしい、発音がおかしい、そのうえ漢字の読みまでおかしくなったら・・・これは杞憂かな~、杞憂ならいいんだけど~。
 あ、そういえば、「肉汁」はどう読みますか? 汁、しる、じゅう、肉汁、にくじる、にくじゅう、最近のグルメ番組では「にくじる」が主流ですね。味噌汁、きのこ汁、蟹汁、煮汁、澄まし汁、絞り汁、肉汁、果汁、胆汁、苦汁、あれれ? 訓読みなら「しる」で音読みなら「じゅう」だと思ったけど、「にく」なのに「じゅう」なのか? と思ったら、なんと、肉(にく)は音読みだったのですね~、だから「にくじゅう」なんですね~(^^)v。でも、私は「にくじる」も好きですよ、にくじる~( ̄¬ ̄)じゅるる。
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テレビや雑誌の表記は特殊だから。

2007-09-27 20:22:30 | 言葉についてあれこれ
                      癒やされるわぁ
 9月18日の記事に「いちばん」「一番」「1番」の使い分けについて書きましたが、たまたま、テレビに「一番」と書いてあるのを見て大事なことを思い出しました。テレビや雑誌では、「いちばん」の意味でも大抵「一番」と書いてあります。「癒やし」は、私も「癒やし」と「癒し」のどちらにするか迷ったのですが、いろいろ調べて「癒やし」で統一することにしました。でも、テレビや雑誌は「癒し」が多いようですね。「売り上げ」は、一般的な表記では「売り上げ」で、公用文では「売上げ」です。テレビも「売上げ」が多いですね。ただし、「売上金」「売上高」などは「り」も「げ」も不要ですよ。
 たまたま「僕の引出しにはない」というテロップを見たのですが、正しくは「引き出し」です。こういうのが、なぜ「引出し」なのか分からないんですよねぇ。IMEでは、変換候補の上位にあるのは「引き出し」で、「引出し」は、あるにはあるのですが、ずずーっと下にあるので、普通はこんなの選んだりしませんよね。それに、ATOKでは「引出し」という候補はありませんから。放送業界は削るのが得意、テロップは、要約しているというより、とにかく短くしているだけのようで、漢字や送り仮名もおかしいことがよくあります。
 つまり、テレビや雑誌は、「字数が少ない書き方」が原則らしいということです。画面に入りきるように、字数に制限がある、字数を少なくしてフォントサイズを上げたい、ぱっと読めるように漢字を多用して短くする、そういう事情があるだろうということは想像できますから、それが誤解を招かないものである限り文句を言うつもりはありませんが、いや、実際ひどいのでよく文句を言ってますが・・・、私たちが自分で文章を書くとき、「テレビにこう書いてあるのを見たからこれが正しい」と思ったら大間違い、ということだけは分かっていてくださいね(^‐^)。
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「サプリメントとして補う」って?

2007-09-26 19:33:05 | 気になる言葉、具体例
                      携帯不可だから!
 通販の番組は変な日本語の宝庫です。宝庫というのも変ですが、短時間に多くの内容を詰め込もうとするため、おかしなセリフがいーっぱいです。だから、変な日本語アレルギーの私はめったに見ません。
 先日、ハムやんのハウスの掃除をしているとき、チャンネルをNHKにするのを忘れていたら、「○○成分をサプリメントとして補う」というセリフが耳に入ってきました。これ、どうですか? 本来、「○○成分を、毎日の活力源として、必要な量を食事で摂取するのは難しいから、サプリメントという形で手軽に効率よく補う」と言いたいわけで、「○○成分をサプリメントで補う」と言わなければいけません。サプリメントは○○成分を補うための手段ですから、「サプリメントとして」ではなく、「サプリメントで」なのです。
 セリフを時間に合わせて削っていって変なことになっているという例などは枚挙に暇がありません。時間のあるかたは6月7日の記事をお読みいただくといいのですが、「飲んだり患部に塗ることで」や「捨てたり売却する前に」や「糸が絡まったり、下糸の調節は要りません」のように、ただ削っただけ、それで日本語として成立しなくなったことには気づいていない、気にしない、そんな人ばかりになって、支離滅裂な日本語がいつの間にかすっかり定着してしまいます。ただ削ればいいというものではないのですが・・・。
 かと思えば、早口自慢の人は「持ち歩ける携帯図書館を持っているようなものです」だなんて、えぇーぃ、だらけ! ・・・ふーん、1万9800円かぁ、持ち歩ける携帯図書館を持っているような電子△△、欲しいなぁ~( ̄н ̄)、だれか買ってぇ~。
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間(ま)がおかしい。

2007-09-25 20:12:52 | 言葉についてあれこれ
                  ブロッコリー熊、く・・・ま?
 私はスポーツ全般に対する関心が薄く、野球選手の名前もあまり知りません。それでも、古田監督が選手も兼ねているとか、野村監督の奥さんがサッチーであるとか、このくらいは知っています。でも、古田監督と野村監督の関係、どういうかかわりがあるのかということまでは知りませんから、「かつての教え子、、古田監督の退任を聞いた野村監督は」と聞こえたとき、「へー、野村監督って古田監督の教え子だったのか」と思いました。ん? ん? ん? 野村監督って若い人だっけ? もっと年配では? 奥さんがあのサッチーだしぃ。
 つまり、「かつての教え子、、古田監督の退任を聞いた野村監督は」なので、「かつての教え子」が「野村監督」にかかっているように聞こえたのです。正しくは「かつての教え子、古田監督の退任を聞いた野村監督は」です。分かりましたか? 「、」が1個多いのは私のミスではありませんよ、それだけ余計な間(ま)があったのです。これが、音声ではなく文章なら、「かつての教え子である古田監督の退任を聞いた野村監督は」と書くところです。
 9月12日にも書きましたが、「最新の、金属を使用しない○○法は」と言えないのなら、「金属を使用しない最新の○○法は」と言えばいいわけで、誤解を招かないように話すことができないのなら、間(ま)の長さで意味が変わってしまうような言い方をしなければいいのです。この例も、「かつての教え子である古田監督の退任を聞いた野村監督は」と言えばいいのです。え? 長くて息が続かないって? もう知らんっ!!!
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ハムやんが食べないブロッコリー。

2007-09-24 20:04:32 | ハムスターあれこれ
                    これはうまかったらしい
 ハムやんに食べさせる野菜は国産と決めていますから、ブロッコリーなど、アメリカ産を買えば安いのですが、それは私が食べることにして、ハムやん用にはできるだけ近県で生産されたものを買います。このごろは中国産を買うのがさすがに怖くなって、私が食べるものとしても、やはり何となく中国産は避けてしまいます。
 長野産のブロッコリーをAストアで買い、ハムやんに与えたところ、ものすごい食べっぷりで、そんなにうまいのか~と見入るほどでした。それで、それがなくなった後、また長野産のブロッコリーを、今度はBストアで買い、ハムやんに与えたのですが、一体どうしたことか、さんざんにおいをかいだ後、ぽいっとあっちへ放り投げてしまいました。邪魔そうに踏んづけるだけで、食べようとはしません。
 ありーっ、同じ長野産なのに、なんで食べないのぉぉぉ? 結局、しょうがないから私が食べたのですが、確かにまずい。苦いというか、えぐいというか、とにかくそのままで食べるのはしんどいので、マヨネーズをかけたうえにとろけるチーズまでかけて、焼いて食べました。貧乏人ですから、まずいからって捨てはしませんよ。それにしても、ハムやんが拒否するブロッコリーってぇぇぇ・・・?
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「どんなに引っ張っても身動きせず」って?

2007-09-23 19:56:01 | 気になる言葉、具体例
                      すっぽりはまって
 ある番組で、外国の有名な観光地で起きたちょっと珍しい事故、その救出劇を紹介していました。自然の岩の間に狭い通路があって、そこを通ると恋が実るとか何とか、そんなことを言っていました。こういうのは世界中いろいろなところにあるものなのですね。日本にだって、各地に、ここを通ると無病息災とか、ありますよね。そんなご利益があるくらいですから、普通の姿勢で楽々歩いて通るというわけにはいきません。当然のことながら、その通路というのも非常に狭いわけで、太った人は通れないのです。
 でも、どこにでもむちゃをする人というのはいるもので、入り口の係員が制止したにもかかわらず無理やり挑戦し、心配したとおり、おなかのところがすっぽり岩の間に挟まってしまい、自力で動けなくなりました。係員が手を貸したくらいではどうにもならず、レスキュー隊も駆けつけて救出劇が始まるわけですが、そのときの「すっぽりはまって、どんなに引っ張っても身動きせず」というナレーション、これ、おかしいですね。
 すでに本人の意思では抜け出せない状態になっていて、他人がこの太った女性を力いっぱい引っ張っている、女性は、助けを求めて手足をばたつかせてもがいている、それを「身動きせず」と表現するのは間違い。「身動きする」は自動詞で、自分の意思で自分の体を動かすことです。「すっぽりはまってどんなに引っ張っても抜けない」とか、「外れない」とか、もっと大げさに言いたいなら「微動だにせず」とか、ほかに言い方は幾らでもありますよ。
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「真意をどこまで量りかねていたのか」って?

2007-09-22 19:59:04 | 気になる言葉、具体例
                    どこまで正確に量れているか
 この人が一体どういう意味で「○○さんの真意をどこまで量りかねていたのか」と言ったのかというと、話の前後の流れから判断して、「○○さんの真意をどこまで量ることができていたのか、あるいは、もしかして、真意を量ることは全くできなかったのだろうか」であると思われます。これを例文と同じぐらいの長さで表現するとどうなるか。うーん、「○○さんの真意を幾らかは量ることができたのだろうか」といったところでしょうか。
 まず、例文のどこがどうおかしいかというと、「どこまで」に「量りかねて」と続けたところです。「どこまで」と言うからには、たとえほんのちょっぴりであろうと、ともかく「量れた」ことが前提で、「どこまで量れていたのか」と続けなければいけません。「量りかねて」は「とうとう量ることはできなかった」という意味ですから、「どこまで」もくそもありません・・・コホン、失礼、「どこまで」に続けることはできません。
 これは、一昨日の記事で取り上げた「どういったトラブルがあったのかどうか」や「いかに早く信頼を取り返すことができるかどうか」と、あまり日を置かず、続けざまに耳に入ってきたのですが、形が進化したというか、さらに複雑化したというか、ますます日本語の未来に不安を感じます( ̄ ̄)。
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はむ鍋をやってみた。

2007-09-21 19:42:56 | 言葉についてあれこれ
                     小松菜は欠かせないね
 今、猫鍋というのが人気沸騰中らしい。今朝のテレビ番組で見たのですが、何ということはない、子猫が土鍋の中で眠っているだけなのです。そりゃぁ、かわいいですよ、私も、犬ちゃん、猫ちゃん、大好きですから。でも、ゴミ箱、紙袋、お菓子の箱、かご、バッグ、長靴、スリッパ、バケツ、洗面器の中など、猫が狭い所で丸くなって眠る姿なんて当たり前に見ているわけで、それが土鍋だからって、そんなに面白いものなのでしょうか。一応、はむ鍋、やってみましたけど・・・(^^;)ゞ。
 夏は、少しでも涼しく過ごしてもらうためにハム飼いはさまざまな工夫をします。つるっとした肌の器はひんやり感があるので、本来の用途とは違いますが、ハムの寝床用に置いている人も多いのです。そういうわけで、ハム飼いでない人にとってはちょっと意外な姿も私たちは見慣れているわけです。逆に、ここでは見慣れていることですが、ジャンガリアンハムスターを複数で生活させるのは、原則は「なし」なのですよ。毎日長時間家を空ける、仕事でハムたちはお留守番という場合、単独で飼わなければいけません。
 さて、コマーシャルはインパクトが命、というわけで、強く印象に残る言葉や映像が出てきますが、意外性を追求するあまり、「期待を裏切る面白さ」なんてことまで言います。はて? 期待を裏切ったら結果は決してよくないと思うのですが、コマーシャルにおいてはこういう表現も「あり」なのでしょうか。確かに、「期待を裏切らない面白さ」や「期待を上回る面白さ」だと、当たり前すぎて印象に残らないかもしれませんが。
 コマーシャルは、案を出して、話し合って練って、決めて、作って、チェックして、それでやっと放送ということになると思うのですが、「ゆったりとランチを過ごしたい」だの「温泉とごちそうをいっぱい食べた」だの「眠らさせたらもったいない」だの、変なことを平気で言うのですから、そして、それを毎日聞かされるのですから、なぜそういうことになるのか甚だ疑問です。しかも、これが耳に残るのですから悔しいったらありゃしない!
 あ、吹きこぼれた。
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変な日本語、その17、「どこまで許されるかどうか」。

2007-09-20 20:04:47 | ちゃんとしゃべれ!変な日本語
                       安全だから~
 この「どこまで許されるかどうか」という言い方は意外にちょいちょい聞くのですが、どうですか、皆さんも聞いたことがあるでしょう? 「どこまで許されるか」だと、一応許されているが、どのレベルまで許されるかは分からない状態。「許されるかどうか」だと、許されるか許されないかもまだ分からない状態。それぞれ意味の違う言い方が合体しているわけで、一体どういう状況なのか分かりません。
 「いかに安全かどうかを調べる」、安全であることを確かめるのか、それとも、安全なのか危険なのか不明なので調べるのか。「どこまで本当のことが書かれているかどうか」、どの程度本当のことが書かれているのか分からないという状態なのか、本当のことが書かれているかどうかも分からないのか。うーん、全く訳が分かりませ~ん。
 いずれも「どうか」が余計なのですが、まだまだありますよ、ごく最近聞いた例で、「どういったトラブルがあったのかどうか」「いかに早く信頼を取り返すことができるかどうか」などなど、こんな言い方をしているかぎり、トラブルの実態を把握することも、信頼を取り戻すこともできないでしょう。
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「うんと若い奥さんを頂いて」って?

2007-09-19 19:27:08 | 言葉についてあれこれ
                   空気は何とか読めたらしいね
 毎日午後4時からやっている番組、L4、たまぁーに見るのですが、この番組の司会者、男性のAさんと女性のBさん、二人とも日本語が非常に下手です。特に敬語がだめ、めちゃくちゃ! これで人前でしゃべるのが職業だなんて信じられない、ありえない、一般人よりひどい!
 例文は、ゲストのかたに向かってBさんが言ったセリフなのですが、なんて失礼な! びっくりです。その、若い奥さんをもらった本人、言われて凍りついているのがはっきり分かりましたよ(`・´♯)むっ。それで、さすがに変な空気に気がついて、慌てて「結婚なさって」と言い直しましたが、もう遅い。
 私が何を言いたいかというと、たとえプロでも、下手な人は下手なのです。ミスではなく、下手なのです。プロとして、本来あるべき素養がない、センスがない。ほかにも、「パスタを上手で作る男性が」とか、「きっと・・・かもしれませんね」とか、「なかなか見た目が大成功のようで」とか、ひどいものです。話すことが給料に直結しているのなら、毎回、じっくり日本語の反省会でもやってほしいけれど、下手だということにすら気づいていないのでしょう( ̄д ̄)。
 ところで、昨日、「○○△△じょきょうが」というナレーションを聞いて、「ん? じょきょうって何だ?」と思って画面を見たら、「○○△△助教」と書いてありました。これって、たとえ「○○△△助教」と書いてあっても「○○△△助教授」と読むものですよね?!
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「1人の犠牲者も出ませんでしたが」って?

2007-09-18 19:59:36 | 言葉についてあれこれ
                     おいらが1番だよね
 例文を一度声を出して読んでみてください。「1人の犠牲者も出ませんでしたが」・・・どうですか? では、今度はこれ、「一人の犠牲者も出ませんでしたが」・・・どうですか? 「ひとり」という言葉の読み方が微妙に違うことにお気づきですか?
 人数を表す「1人」と、「一人も出なかった」で意味を成している「一人」、もしもニュース原稿に「1人の犠牲者も出ませんでしたが」と書いてあったら、経験豊かなアナウンサーなら「一人の犠牲者も」と読むでしょうが、そうでない場合、「1人」と読んでしまうでしょうね、実際、そうでしたから。1人、へ? あぁ~、これは、原稿に「1人の犠牲者も出ませんでしたが」と書いてあるんだろうなぁと思いましたから。
 横書きだと、意味が「一人」でも、つい「1人」と書いてしまったりしますが、これを「一人」と書くことは意外に大切なのですよ。読みやすさに差が出ます。一昨日の例文の「一人でも多くのかたが」も、「1人でも」ではなく、「一人でも」と書くほうがすんなり読めるのです。
 例えば、「私は動物の中でハムスターがいちばん好きです」というとき、「いちばん」という平仮名表記になりますが、これを「一番」あるいは「1番」と書いてあるのをよく見かけます。「最も」という意味なら「いちばん」、「朝一番」「一番乗り」は「一番」、「1番の成績だった」「では、1番を歌います」は「1番」、このように使い分けができればいいですね(^‐^)v。
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ニュース原稿って、手書き?

2007-09-17 20:41:04 | 言葉についてあれこれ
                  報 ハム道(むくい はむみち)です
 ニュース原稿なんて最近は見たことがないから分かりませんが、以前、たまたまちらっと見たものは手書きでした。それも、かなり汚い字で、いかにもちゃちゃっと書いたという感じ。アナウンサーってこんなものを見てすぐ読めるのかぁ、すごいなぁと感心しました。今もそうなのだとしたら、やはりこれはすごいことです。しっかりした日本語を身に着けていて、幅広い知識がある、社会情勢についてもよく知っている、最新の情報をちゃんと自ら得ている、そういう人なら、多少原稿がむちゃくちゃでも、字が汚すぎて読めなくても、ぱぱっと何とかするのでしょうね。
 ただ、中央にだってそんな芸当のできる人はそう多くはいませんし、地方にはそんな人はいない・・・、うーん、いるのかな~? 見たことはないけど。少なくとも北陸地方にはいると思えない~。ニュースに限らず、いろいろな番組で原稿を書く人もそんなに日本語がしっかりしているわけではありませんから、レベルの低い間違いを何度も聞かされることになります。
 このごろ、ニュースやナレーションの原稿で、いろいろな単語が、漢字ではなく平仮名で書かれているからアクセントがおかしいのではないかと思うようになったのですが、どうでしょうか。ワープロばかり使っていると、自分で漢字を書く機会が減り、手で書こうとすると書けない漢字が増えていることに驚きますからね。
 あるとき、「そのときは錐(きり)で」と言った直後、言ったアナウンサー本人が「ん?」という顔をしたのですが、そのまま先を続けました。今度は私が「ん?」です。私はふだん方言で話していますから、アクセントが標準語とは逆ということが多いのですが、「霧」は標準語と同じで、「き」が低く「り」が高くなります。このアナウンサーの発音は、「き」が高く「り」が低かったので「錐」だと思ったのですが、「錐」とその後の話がつながらなかったのです。つまり、話の内容からいくと、「そのときは錐で」ではなく、「そのときは霧で」だったのです。
 ふーむ、そうかぁ~、「霧」が書けなかったのかも~、そうだなぁ、画数も多いから面倒だしぃ、もし原稿に「そのときはきりで」と書かれていたら、初見で「きり」を「霧」のアクセントですんなり言えるだろうか・・・、うーん、どうでしょぉ~? ちなみに、「錐」は常用漢字表外なので、「きり」という表記になります。でも、このように意味をつかみにくくなることもあるので、何でもかんでも平仮名にすればいいというものでもないようです。
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「一人でも多くのかたが来ていただきたい」って?

2007-09-16 20:05:16 | 気になる言葉、具体例
                      頑張りまっす!
 私は、「一人でも多くのかたが○○へ来ていただきたいと思います」と言っている人の気持ちは分かるのですが、何とも中途半端な言い方だなぁ~と感じます。なぜ「一人でも多くのかたに○○へ来ていただきたいと思います」と言えないのでしょうか?! 「一人でも多くのかたが」と言うのであれば、「○○へ来てくだされば、と思います」とでも続けなければいけないのです。文法ということで言えば、「Aさんが来ていただく」ではなく「Aさんが来てくださる」なのですから、明らかに間違いなのですが、それ以上に、この言い方は、控えめなのか積極的なのか分からないという矛盾を含んでいるわけで、その中途半端さが大いに気になるのです。こういうのは、奥ゆかしいとは言えません。
 オリンピック出場選手でも、「頑張りたいと思います」と言う人が多いでしょう? 頑張りたい、じゃなくて、頑張ってくれよ! 「頑張ります」って言ってよ! そんなに自信がないの~? 控えめが格好いいとか思ってるの~?
 さて、おまけ、「皆さんに料理を頂いていただきたいと思いまして」と言う人がけっこう多いのですよね。「頂いて」は謙譲語ですから、「皆さん」の行為に対して「頂いて」などと言ってはいけません。「皆さんに料理を召し上がっていただきたいと思いまして」が正しい表現です。第一、「皆さんに料理を頂いていただきたいと思いまして」なんて、言いにくいことこの上なし!
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