hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

ロミオとジュリエット四日目(最終日)

2016-06-20 00:01:53 | 日常
最終日はお昼の公演のみ。

楽屋の廊下はいつも香水、衣装等の香りが立ち込めていて、すっかり外国の雰囲気だった。




10時からステージ上でダンサーの稽古が始まり、舞台裏で少しだけ見学することができ、それが1時間半ほどで終わってオーケストラピットが開放される。



今回の楽譜は英国ロイヤルバレエ団から送られてきた楽譜を使用し、従来の版と少しだけ違う部分があった。
後日、詳しく書きたいと思うが、私の左隣で演奏していたバスクラリネットの楽譜を見ると、"in B♭"ながら、ヘ音記号で書かれていた。




オーケストラでのバスクラリネットは音域を広く使うため、しばしば音部記号が変わることがあるとのことで、初めて知った。
奏者は、この春に入団を決め、現在試用期間中とのことで、ぼくとつとした雰囲気ながら上品で卓越した技術を持っていた。

ちなみに私が藝大で教えていた頃に学生だったそうで、そう言えば初対面ではないような気がしていたので驚いた。
そして右隣のホルン奏者は、15年前に私がサクソフォーンフェスティバルでダールの協奏曲を演奏した際、第二楽章のホルンのソロを吹いてくださったとのことで、世の中狭いなと言うことと、私も歳を取ったものだと感じた一幕だった。


今日も満員御礼の中、3時間の演目を無事に終えた。

その後は余韻に浸る間もなく大急ぎで帰宅。
雨が降る前に用事を済ませたかったので、洗濯機を回しながら買い物と病院へ。

いつもの定位置から食事をしながらテレビを見ていた。



程なくして再び帰宅。
もう一度支度して、今度は鶴岡八幡宮へ。




先週から季節の祭事「蛍放生祭」が行われており、こちらも今日が最終日だった。




柳原神池に放たれた蛍も、最終日の今日は数が減って少なめだったが、それでも光りながら飛ぶ様子、さらにそれが水面に写って美しく幻想的で、昨年は行くことができなかったので、嬉しさもひとしおだった。