今日は尚美の卒業式が行われた。
当初、文京シビック大ホールで行われるはずだったが、バリオホールに場所を変えて午前午後と2回に分けて行われ、卒業生は交通機関の状況を考えていずれかに出席するというものだった。
このような卒業式には卒業生や専任の先生方が出席、列席されるもので、私のような講師は出席する必要はないのだが、当初予定していた「Rapmpo2011」の練習が本番と共に8月に延期されたので、このような状況で、私も卒業生に対して少しでも労いやお祝いの言葉をかけてあげたいと思い、無理を言って参加させていただいた。
これは午前の部の模様。
少しまばらでさみしかったが、午後の部はたくさん集まり、また午前の部に出席した学生の一部も午後に残っていてとても賑やかになり、私はホールの外からモニターで拝見した。
サックスの学生が卒業生総代に選ばれ、とてもうれしかった。
こちらは尚美後援会から卒業生にふるまわれたマルセイバターサンド。
通常ならば豪華な奏楽を挿みながら2時間ほどの式になるのだが、今回は奏楽も無くわずか15分程というものだった。
式の後は各学科に分かれて卒業証書や配布物等の受け取りを行い、そこで私も僭越ながらご挨拶させていただけることになった。
まずは管弦打の本科(2年生)のクラスへ。
その後はすぐさまアカデミー(4年生)のクラスへ。
小さな教室だったこともあり、私が入ったら皆から驚かれた。
クラス担任としてみんなを率いているのはなんと作曲家の広瀬勇人先生。
学生たちからお花などをもらい嬉しそう。
それぞれのクラスで、私はままならない挨拶や自分が学生の頃の話を少しさせてもらった。
式の中では野口学校長がおっしゃった「あなたたちは若い、いくらでやり直しはできる。」というお言葉。
またクラスの中で広瀬先生がおっしゃった「私は作曲家としてのあと数十年の中で書ける量は限られている。自分のキャリアをまっとうすることと同時に、後進を育てることも大切だから、おそらく私は65歳までこの学校にいます。」
というお言葉に感動してしまった。
更にその後はおひらきとなり、写真撮影大会。
まずは本科のサックスの学生と。

きれいに撮れているが、なぜかトイレの前だった。
その後はアカデミーのサックスの学生三名。
中には早朝から美容院に行き、着付けと髪の毛のセットをしてもらう予定だったが、その美容院が計画停電になってしまい、急遽別の美容院に駆け込んでつくってもらったという学生もいた。
こんな時ではあるが、学生たちにとっては一生に一度の出来事で、そんなみんなの晴れ姿を見ることができて私も元気づけられた。
最後に学生からいただいたボンボン。