hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

洗足ファンファーレオルケスト ベルギー演奏旅行八日目(最終日)

2014-03-08 23:39:12 | 洗足
忙しくも楽しい演奏旅行も終わり、帰国のため空港へ。

昨夜遅く、ハイストオプテンバーグから帰って数時間後、翌朝5時半に起床点呼を兼ねて1階ロビーで朝食を配布。
各自、各部屋で摂り、6時半に宿を出発。

空港は往路と同じオランダのアムステルダム空港から。
途中、寄り道してキンデルダイクで20分ほど休憩して風車を見物し、その後は空港に到着、搭乗手続きをした後、昼食や買物を兼ねて搭乗時間までしばしの自由行動となったが、そこでアムステルダム在住の佐藤尚美さんと久しぶりにお会いした。

佐藤さんは藝大時代の先輩で、サックスだけではなく学生時代の副科から始めた笙も演奏し、オランダにとどまらずヨーロッパやアメリカでも演奏活動を行っており、今日のタイミングに合わせてわざわざ空港まで会いに来てくださった。
前にあったのは8年前だったが、しかし食事しながらゆっくりお話ししたのは初めてだったかもしれない。
とは言え、学生の頃のように他愛ない話をたくさんして、旅の疲れも和らいだ気がした。

今回の旅は私としても初めての経験ばかりで、充実したものだった。
再びディナンに行けたこと、そしてこれまで意外にあまり知らなかったベルギーという国をたっぷり見ることができてうれしかった。
ブリュッセルは都会でありながら時間の流れがゆったりとしていて、ディナンやナミュールなどの街では美しい風景に出会えて、良い気分転換になった。

学生たちにとっても初めて見るヨーロッパの景色や空気に触れて良かったのではと思う。
特にコンクールのようなピリピリした緊張感のある演奏ではなく、温かく迎えてくださるお客様や地域のファンファーレバンドのメンバーと一緒に演奏するという、和気あいあいとした雰囲気の中で、日本との様々な違いを感じながら穏やかに演奏することができたのではないだろうか。

これまで大きなトラブルもなく、最終日には全員クタクタになりながらも、最後まで楽しそうな表情をしていた。

写真はFacebookにアップロードした。

最新の画像もっと見る