hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

ギャップ6日目

2012-07-22 09:14:08 | sax関係
午前中はダニエル・ゴーティエ先生のレッスンを聴講した。

ゴーティエ先生は私のことなど知らないだろうと思い、伺う前から失礼のないようにご挨拶しようと準備して、レッスン部屋に入り挨拶すると、とても気さくにお話ししてくださり、なんと私が受けていたディナンのコンクールを聴いてくださっていたそうで驚いてしまった。

その時の私の演奏をとても良く覚えていてくださり、特に二次予選で演奏したパスカルのソナチネがとても良かったと言われ、うれしかった。

ゴーティエ先生のレッスンは音楽的な見地から奏法を考察していき、音楽の流れに乗ること、そのためにしなければならないことをというスタンスで様々なアプローチをしていた。

とにかく息やフレーズの流れや方向に言及する場面が多く、しかし常にバイタリティーに溢れ、笑顔を絶やさず終始楽しくレッスンを進めていた。

午後はヴァンサン・ダヴィッド先生の受け持つラージアンサンブルの練習を聴講。
ダヴィッド先生は本職の指揮者としてもやって行けるのではと思うほど、素早く的確なディクションをして受講生を引っ張っていた。

その後はゴーティエ先生率いるアリアージュクインテットメンバーによるマスタークラスが行われ、カルテット、クインテット合わせて5団体が受講した。
アンサンブルの基本的なセオリーや曲のスタイルのことなど、メンバー一人ひとりが丁寧にご指導されていた。

夕食をはさんで夜はそのアリアージュクインテットの演奏会。
真夏の夜の夢序曲、シェラザード等を演奏し、フランスのスタイルとは違った音色と、高いアンサンブル技術を聴いて、涙が出そうなほどに感動的な演奏会だった。

写真はFacebookにアップロードした。

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