hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

本選後記

2008-11-20 10:24:52 | sax_管打楽器コンクール
昨日の本選では連日の演奏にも関わらず、予想以上の好演だった。

コンクール終了後の帰り道では嬉しさ、切なさなど、また言葉にできない複雑な思いを抱き、帰宅後もなかなか眠れなかった。

私が参加していた頃と今ではコンクールの規模が違い、また今と昔の時代の違いもあり参加者の皆様を昔と同じように図ることはできない。
今回は審査員としての目線から体験し、今まで気づかなかった様々なことを知ることができたように思う。

このコンクールは審査員にとっても、これからのサックス界を担う方々を見定め、その選球眼を試される厳しい場だということを改めて知ることとなった。
また、演奏やレッスンを通じて伝統を守り、これからの時代を啓蒙、啓発し育むということも強く感じることとなった。

我々審査員は昨日の本選終了をもってお役御免となり、明日の最高位入賞者演奏会での大賞審査は作曲家、指揮者などの方々が審査にあたる。

この度、第一位に輝いた田中拓也さんは今日の朝一からオーケストラとのリハーサルだそうだ。
彼にとっては、未だ連戦連投の強行軍が続いている。
明日の演奏会も楽しみだ。

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