hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

第38回 東京音楽大学サクソフォーンアンサンブル定期演奏会

2016-09-08 01:14:11 | 東京音大
今日は東京音大の学生達の演奏会だった。

会場入りし、ステージ設営の最中に地震発生、震度3とのことだったが、建物の最上階(4階)だったこともあり、パイプオルガンのパイプがガタガタと音を立てているのを見て、それ以上の揺れに感じた。
5年前、ホールでゲネプロしていた際に東日本大震災に見舞われたことを思い出した。

私も彼らのアンサンブルとイベールを演奏したが、東京音大の演奏会に出演することになるとは、昨年までは思いもよらず、とは言え、彼らの向上心、一生懸命さ、雰囲気の良さ、気遣いを伺ってとても充実し、楽しかった。

本番ではガッチガチになり、足が震えて、こんなに緊張したのは最後にコンクールを受けた時以来だったかもしれない。
学生達がこの様な機会をつくってくれたこと、色々な気遣いと私への期待を伺って、無意識にずいぶん気負っていたのだと思う。

この作品を演奏すると、身の程を目の前に突きつけられる様な感覚にもなり、ともすると、これまで培った経験が足かせになる様な気分になるが、しかしソロパートよりも難しいアンサンブル版を、皆本当によく練習してくれたことはとてもうれしかったし、またそれをまとめてくださった小串先生にも感謝申し上げたい。

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