hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

言葉で

2012-03-18 22:59:27 | 日常
今日は水戸の水戸芸術館ATMホールで開催された塙美里さんのリサイタルを聴きに行ってきた。

写真は敷地内のオブジェ。






彼女は茨城県常陸太田市出身で洗足卒業後に渡仏、4年間の留学生活を終えて1月には東京で、そして今日はこの水戸で立派にリサイタルをやり終えた。

実は彼女は3年前にもこの会場でリサイタルをしており、その時は私もゲスト出演させていただき、サンジュレーのデュオコンチェルタントを共演した。
その時すでに留学中で、その後、学校と師匠が変わってじっくり勉強し、今日はその3年前から見違えるように大きく変わった。

最後に師事したジュリアン・プティ氏との相性がとても良かったこと、また彼女の持ち前のバイタリティーと音楽の嗜好をこのリサイタルで前面に押し出して、選曲や演出、立ち振る舞いや演奏自体に迷いが無く、まさに「立派」だった。

曲全体やフレーズの歌い回しまで、彼女自身の言葉として語られているような気がして、ひとときレッスンをしていた私もとてもうれしかった。