hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

年の瀬に思うこと

2008-12-31 20:20:29 | 日常
サクソフォーンフェスティバル、台湾旅行を終えてしばし虚脱状態になり、はと気づけばあと数時間で新年を迎えようとしている。

今年の前半は6月のリサイタルに向けてストイックに準備を進めてきたが、それ以降の後半は旅をしたり温泉、自転車などの趣味に没頭し、私にとってはメリハリのある一年だったように思う。
また、仕事や遊びを通じて自分自身や周囲に対しよく考えた年でもあった。

少し前までは遊ぶことを仕事としているのだから趣味など必要ないと思っていたが、裾野を広げることで思いのほか自分自身を理解することもでき、精神的な安らぎや逃げ道をつくることも大事なのでは思うようになった。

それは、やりたいことはあるがイメージばかりが先行し技術がついてこないこと、時間をかけて練習したいと思っても自由に使える時間も減り、夢と現実のギャップにさいなまれ、自分自身を見つめる時間が欲しかったのかもしれない。

私が今年の出来事として特筆すべきことは、当然ながらその6月のリサイタルになるわけだが、素晴らしいスタッフや作曲家、共演者に恵まれ、そして多くのお客様にお集まりいただき、昨年の今日にも記しているとおり一生の思い出となった。
ちなみに当時のチラシは額に入れて部屋に飾っている。

来年も仕事やいくつかのプロジェクトに向けて、自分自身を高めていきたい。