幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

アリとキリギリス

2020年09月01日 18時15分19秒 | ひとりごと
” 蟻が蝶の羽をひいて行く
 
 ああ ヨットのやうだ ” 
 
 三好達治


忘れられない詩の一つ。

何のことはない。
子供のころにはよく目にした光景なのですが
それが「詩」になること自体にびっくりして
鮮明に印象付けられ、今でも時々思い出してしまいます。


さて、今朝、ウォーキングの途中、目にしたのは

「蝶を引く蟻」、ではなく 「カメムシを引く蟻」でした💦💦💦  



しかもまるで保護色の中。
御影石の橋の上の光景です。
「ヨット」には程遠いですね。



そういえば、「アリとキリギリス」という有名な童話がありました。

ご存知の方、あれはどんなお話として覚えていらっしゃいますか?

夏の間、暑い中でも一生懸命に働いているアリたちを馬鹿にし
自分は毎日歌ばかり歌って遊び惚けていたキリギリスは
冬の寒さと飢えの中
アリたちに助けを求めたけれども
すげなく断られて死んでしまった・・・

私が子供のころに読んだのはこんな内容でした。

これはまさに「働かざるもの食うべからず」「備えあれば患いなし」の典型?!でしょうか。


でもね、数年前に知りました。
全く違う内容のお話も存在しているのだそうです。

アリさんたちが一生懸命働いている時
キリギリスさんはかたわらで
いつも得意の楽器を奏で、歌を唄い、彼らを癒し励ましていました。
そして、寒い冬になると
アリさんのお家でいっしょに暮らし、
毎日、おいしいものを食べ、コンサートを開き、
笑いと喜びに満ちて仲良く冬を越しました。

・・・こちらは互いに得意分野で助け合い、和合して生きる、というものですね。


さあ、孫達にはどちらのお話を聞かせましょうか。

もちろん、私は後者です。
前者は知らなくてよいお話だと思っています。

二極分離性の時代から「和」の時代へ変化しようとしているといわれている今ですものね。


 村上豊 散華

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