幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

壊れた美代子さん その2

2020年12月09日 18時14分33秒 | ひとりごと
一日おきくらいに美代子さんから朝、電話が入る。

どうも、朝の方が混乱している。
そうして、被害妄想、「盗まれた」説を繰り返し、ちょっと攻撃的な性格になる。


夕方ごろ電話をすると、少し落ち着いている。

「ごめんね、こんなになっちゃって・・・・・
 みんなに迷惑かけて、申し訳ない。

 早く死ねればいいのに・・・」

と涙ぐむ。


まぎれもない認知症の初期症状。

こんな風にどんどん進んでいく。
高齢によるものだから治ることはない。

いわゆる「まだらぼけ」。

この時期、そばにいる者はとても大変。
分かっていても感情的に振り回されてしまい、腹が立つし、
何よりも疲弊してしまう。


でも、でも、ふと思う。

「まだらぼけ」のとき、一番つらいのは本人ではないかしら?

だって、被害妄想に陥っている時はもちろんやりきれなくて、怖くて、しんどいだろうし、
正常な状態に戻ったときは、
異常になってしまった自分を、せめたり、悲観したり。

どっちにしても地獄、なのではないかしら?


そう思った時、美代子さんが愛おしくなった。

実父の時には、初めての経験だったからそこまで考えが及ばなかったけれど、
二度目の今、
私はどこまで、壊れつつある彼女を愛せるだろうか。



「認知症になることは、
 親が身体を張って、子供に与える最後の成長の機会なのだ」


私の中にあるこの言葉が私を支える。

美代子さんは私達にどんな体験と成長をくれるのだろうか。

そのために、彼女は今、苦しんでいる。
正常と異常の両方で苦しんでいる。


ありがとう、ありがとうございます、義母さん。



     2020・12・8  14;46  琵琶湖 水鳥公園前にて




リンゴとバジルのスパゲティ

2020年12月09日 17時37分17秒 | お料理
バジルの葉が手に入りました。

夏にはよく、フレッシュトマトと一緒にスパゲティを作ったのです。

それを記憶している夫がスパゲティを食べたいと言い出しました。

けれど、この時期、おいしいトマトは手に入らない、
というよりも
旬ではないものを食べたくはありません。

そもそも、トマトは夏の食べ物。
陰性が強く、体を冷やす効果があるのです。
だから、「夏」が旬なのです。
それをあえて「冬」に食べるのはおばかさんというもの。


でも、どうしましょう。
バジルを彼は買ってしまい、
そして、スパゲティが食べたいと言っているのです。


で、冷蔵庫と相談した結果、

リンゴのジュノベーゼスパゲティ
と相成りました~~~~~~



まず、バジルの生葉でジュノベーゼを作ります。
私の場合、オイルは少なめです。ニンニクもやめました。

いちょう切りのリンゴ、飾り用の薄切りリンゴ、茹でたブロッコリー、
思い付きで松の実も加えてみました。

シンプルなものでしたがおいしかったです。

麺を深めのフライパンで茹で、
ブロッコリーもその中でさっとゆでました。
お湯きりをして、そこへソースとリンゴを入れて混ぜましたので
フライパン一つで済みました。

デザートは小豆とハトムギの檸檬煮。
ほんのり甘酸っぱくて大好きです。  
   

今日も簡単で、おいしいランチ、ごちそうさま~~~~~~  

買い物は投票なんだ

2020年12月09日 16時35分31秒 | 暮らし
「買い物は投票なんだ」 藤原ひろのぶ 著

日々の生活に必要なものをお店で買ったり

インターネット上のお店で注文したりする「買い物」という行為は、

一人ひとりが選挙の時に投票に行くように、

こういうものを作り続けてほしいという意思表示であり、

この生産者・販売者を応援していく社会参加の形と言えるでしょう。



食材だけではなく、
石鹸やシャンプー、白髪染め、衣服、靴、カバン、家具、食器・・・

こだわり出したらきりがない、
買うものがなくなっちゃう、
生活できなくなっちゃうよ、

ってほとんどの人が言う。


「損をしない様に」「少しでも得するように」って、多くの人が考える。

でもそれでいいのかしら?

自分だけが得するようにしているうちに、誰かを犠牲にしてやしないかしら?

その犠牲の結果が商品やサービスに影響して、
結局は、自分に返ってくる。

戦後、
そうやって,わたしたちは知らぬうちに自分の首を絞めてきたのです。


たとえば、
香りが消えない合成洗剤や柔軟剤。

手についたり、誰かの移り香が洋服に付くと、
洗っても洗っても取れません。
当然です。
雨に流れない様にと開発された農薬と同じ成分を使っているのですから。

山に登っていても、海辺にいても、消えない香りがあたりに漂っています。
自然の中で、よい空気を吸い、元気になりたくて皆来ているはずなのに、
香り付き洗剤で洗った衣服を着ている自分が、
農薬と同じ成分で、辺りを汚染していることに気づいていないのです。

豆の焙煎にこだわっているコーヒー屋さん、
従業員の衣服から合成洗剤の匂いがプンプン。

国産のそば粉100%の十割蕎麦を提供しているお蕎麦屋さん、
出されたおしぼりは落ちることのない匂い付き。
柔軟剤の香りが強くて、せっかくの蕎麦の香りは消えてしまいます。

秘湯を守る会のお宿でさえ、従業員の制服も浴衣もすべてがにおいました。

農薬がお店に散布されたら誰もお客はこないし、店主だって逃げ出すでしょうに、
みんながそのことを知らず、鈍感になり、麻痺しています。

逆に、それが分かる人は「過敏」とか言われて
時には冷たい目で見られたりするのですからたまりません。


お野菜だって然り。
農薬、化学肥料、漂白剤の使用、
挙げればきりがないのです。
そのうえ、遺伝子組み換えや、F1品種が知らされぬうちに流布しています。

コンビニの残飯を与えられた豚たちは流産が多くなり、
奇形児を多産したという報告さえあるのにほとんどはそんなこと気にもしません。。


知らされず、考えず、便利だから、お安いから、と
洗剤も、食べ物も、衣服も、
大切なわが身、わが子に与えているのです。


そんな中で、それを知り、憂い、
声を上げ、志を立てて、活動し、行動している人たちの経済の一助になることが
何も生産できない私のせめても、だと思っています。


今日、何を買うのか、どこで買うのか、
その買い物は誰の糧となるのか、
私の使うお金が、誰かの生活を支え、その誰かが、また誰かを支え、
そうして、回りまわって私の安全と快適が支えられる。

そんな正常な循環を再生できるような行動をとっていたいと思います。

「買い物は投票だ」

そうです。
何を、どこで買うか、
それは、自分や家族を安全で、快適な環境に置くための投票だということを忘れてはならないのです。




      2020・12・8   滋賀県高島市マキノ町 メタセコイア並木

 同上 12;00

人参のオーブン焼き

2020年12月09日 16時13分11秒 | お料理
無肥料栽培の人参がたくさん届きました。

保存方法が下手だからなるべく早く処理したい、と思い、
一部は切り干し人参とマリネに。

それでもまだまだたくさんあります。
通常の頂き方だと一週間に中3,4本しか消費しないので、
こんなにたくさんあっては、ダメにしてしまう恐れがあってもったいない。

う~~~ン、どうしよう?!


ということで、一度にたくさん食べられる料理方法を思案した結果、
オーブン焼きを作ることに。


切って、アルミホイルの上に並べて、塩、コショウ、バジル、、オリーブオイルを適宜ふりかけるだけ。




それをアルミホイルを包んで(蓋をして)オーブン200℃で13分間焼きました。


はい、出来上がり!! 超簡単!!          


そのままでも充分美味しいのですが、
今日は豆乳+レモン汁+アガぺシロップ+和辛子のソースを添えました。

ブロッコリーでも添えればもう少し見栄えのする盛り付けになるはずですが
残念ながら切らしています。

人参4本分、二人で一度に食べきりました。

御馳走様~~~~~~おいしかったです。

桜、薫る?!

2020年12月09日 16時04分02秒 | ひとりごと
朝の散歩途中、
ふと、桜餅の香りが・・・・・

でもここは川岸。
和菓子屋さんが近くにあるわけではない。

辺りを見回せば、
そこに在るのは冬芽をいっぱいつけた桜の樹々だけ。



まさかとは思うけれど、この香りはここから?!

考えてみれば、
花が咲き誇るときはもちろん、
葉桜になってからも時折この香りに包まれることがあった。
とすれば、やはりこの香しさはこの冬枯れの樹々が放っているのだろう。


63歳にして初めて気づく発見!!

樹々たちを尊敬し直すステキな発見。

朝から、こんな香りに恵まれて、ああ、今日も好い日です!!