美代子さんと平湯温泉に行って来た。
「桜庵」というまだ三年の新しいお宿。
しっかりした和風建築ではあるけれど
今風のもてなし方、部屋のつくりで
気の張らない過ごしやすいお宿であった。
それはさておき
美代子さんは今年82歳
我が実父と同じ歳である。
が、比べ物にならぬぐらい元気でしっかりしている。
美代子さんは若い頃から丈夫でお医者にかかっていない。
82歳になった今も
白内障の目薬以外に薬は使用していないらしい。
普段
毎朝30分以上のウオーキングをし
風邪を引いても
なるべく薬やお医者は避けている。
だから
他の病気にならない。
(一方、実父は歩く事を勧めても
なんだかんだと理由をつけて歩かず、
心臓、脳、腰などの数え切れないほどの薬を飲んでいる。
ほとんどが寝たり起きたりの繰り返しで
気分の優れない事の方が多いという現状である。
冬はお医者で風邪まで貰ってくるし・・
)
しかし
さすがに今年の暑さはその美代子さんにもこたえたらしく
9月の始め
まだ暑かった頃に温泉へと誘った時には
出かけることを躊躇していた。
それでも私は
4人分を申し込み
涼しくなって美代子さんの気が変わることを願った。
願いが叶って
急に涼しくなり
行動しやすくなった頃
再び電話した。
しかし
まだしんどさの残る美代子さんは出かけることを拒んだ。
「おかあさん、おかあさんももう82、
あしたがわからないんですよ。
一緒に出かけられるうちにでかけましょうよ。
ひとつひとつが
冥土の土産になるかもしれないんだから・・・」
と、鬼嫁は
本来なら嫁が口には出来ない言葉を並べ立て
しつこく誘った。
結果、心優しい美代子さんは
「せっかく誘ってくれるものを断るなんて失礼だから・・・」
と、自分に鞭打ち
同行する事を決めたらしい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
しかし!!
旅行が終わった段階で一番元気だったのは美代子さんでした。
福井駅から一人でジーゼル電車に1時間40分も揺られて
越前九頭竜という駅まで来てもらい
そこで
私たちと合流して
高山経由で平湯に入ったのだが
その間あちこち立ち寄り
車で約4時間の旅
そして
チェックイン後
殆ど休みもせず
娘に付き合って平湯の温泉街を散策
おまけに
翌日は6時におきて
「神の湯」という
平湯の始まりといわれている露天風呂の一番湯に入りに行き
道中の山道では
私に付き合って薬草まで摘んでくれた。
その上
帰りは帰りで急に思い立って
上高地へと寄り道し
人ごみの中、一緒に
河童橋あたりを散策したし、
途中
立ち寄るのが娘の趣味である道の駅や野菜の直売所では
いちいち下車してくまなく付き合ってくれた。
(ちなみに夫はその間ずっと車中で居眠り)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_keibetsu.gif)
我が家に泊まって翌日は
これまた急に思い立ち
三重県の桑名の古い知り合いを夫に連れられて訪ね
その翌日の今日は
一宮のひ孫の顔を見てから帰るといって出て行った。
我が家に居る間だって
摘んできた薬草を洗ってくれたり
玄関戸を拭いてくれたり・・・
なんやかやと働いてくれた。
きっと
随分お疲れだったでしょうに・・・
なんたって82歳なのだから・・・
ま、
その代わり
床に就くや否や
間髪入れずに高いびき・・・
食べる物も私と殆ど同じ量。
きっとこれが
元気の秘訣![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
出かける10日ほど前から
家の中を改装していて
そのために疲れ切っていた私や娘より
ずっとずっと元気だった。
まさにスーパーばあちゃん
あっぱれ!!
おそれいりました!!
・・・けれど、
一番恐れ入ったのは
その美代子さんの言動。
「ありがとね。
今年の夏の暑さは
さすがに身にこたえ
出てきたくはなかったけれど
思い切って出てきて良かったわ。
あー、たのしかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
本当に楽しかった。
こんなにして貰えるなんてありがたいね。
この年になると
明日はわからんからね。
こんなに思い出にいろいろさせて貰えて
ホントに楽しかったわ。
ありがとね。
あなたならではこそや。」
と言って
背中を撫でてくれたのだ。
うわぁ~~~~~~
なんちゅう、殺し文句
とたんに
鬼嫁の目には涙がどばぁーーーっ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
あっぱれ!!みよこさん!!
あなたはしっかり鬼嫁の心をつかんでますわ
ちなみに
旅館では二部屋確保してあったので
「久しぶりに息子と親子水入らず」と
「孫娘と過ごす」のとどっちがいいですか?
と訪ねた私に
間髪入れず彼女はこたえた。
「孫とがいい!!
「息子と二人はつまらん」
「桜庵」というまだ三年の新しいお宿。
しっかりした和風建築ではあるけれど
今風のもてなし方、部屋のつくりで
気の張らない過ごしやすいお宿であった。
それはさておき
美代子さんは今年82歳
我が実父と同じ歳である。
が、比べ物にならぬぐらい元気でしっかりしている。
美代子さんは若い頃から丈夫でお医者にかかっていない。
82歳になった今も
白内障の目薬以外に薬は使用していないらしい。
普段
毎朝30分以上のウオーキングをし
風邪を引いても
なるべく薬やお医者は避けている。
だから
他の病気にならない。
(一方、実父は歩く事を勧めても
なんだかんだと理由をつけて歩かず、
心臓、脳、腰などの数え切れないほどの薬を飲んでいる。
ほとんどが寝たり起きたりの繰り返しで
気分の優れない事の方が多いという現状である。
冬はお医者で風邪まで貰ってくるし・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
しかし
さすがに今年の暑さはその美代子さんにもこたえたらしく
9月の始め
まだ暑かった頃に温泉へと誘った時には
出かけることを躊躇していた。
それでも私は
4人分を申し込み
涼しくなって美代子さんの気が変わることを願った。
願いが叶って
急に涼しくなり
行動しやすくなった頃
再び電話した。
しかし
まだしんどさの残る美代子さんは出かけることを拒んだ。
「おかあさん、おかあさんももう82、
あしたがわからないんですよ。
一緒に出かけられるうちにでかけましょうよ。
ひとつひとつが
冥土の土産になるかもしれないんだから・・・」
と、鬼嫁は
本来なら嫁が口には出来ない言葉を並べ立て
しつこく誘った。
結果、心優しい美代子さんは
「せっかく誘ってくれるものを断るなんて失礼だから・・・」
と、自分に鞭打ち
同行する事を決めたらしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
しかし!!
旅行が終わった段階で一番元気だったのは美代子さんでした。
福井駅から一人でジーゼル電車に1時間40分も揺られて
越前九頭竜という駅まで来てもらい
そこで
私たちと合流して
高山経由で平湯に入ったのだが
その間あちこち立ち寄り
車で約4時間の旅
そして
チェックイン後
殆ど休みもせず
娘に付き合って平湯の温泉街を散策
おまけに
翌日は6時におきて
「神の湯」という
平湯の始まりといわれている露天風呂の一番湯に入りに行き
道中の山道では
私に付き合って薬草まで摘んでくれた。
その上
帰りは帰りで急に思い立って
上高地へと寄り道し
人ごみの中、一緒に
河童橋あたりを散策したし、
途中
立ち寄るのが娘の趣味である道の駅や野菜の直売所では
いちいち下車してくまなく付き合ってくれた。
(ちなみに夫はその間ずっと車中で居眠り)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_keibetsu.gif)
我が家に泊まって翌日は
これまた急に思い立ち
三重県の桑名の古い知り合いを夫に連れられて訪ね
その翌日の今日は
一宮のひ孫の顔を見てから帰るといって出て行った。
我が家に居る間だって
摘んできた薬草を洗ってくれたり
玄関戸を拭いてくれたり・・・
なんやかやと働いてくれた。
きっと
随分お疲れだったでしょうに・・・
なんたって82歳なのだから・・・
ま、
その代わり
床に就くや否や
間髪入れずに高いびき・・・
食べる物も私と殆ど同じ量。
きっとこれが
元気の秘訣
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
出かける10日ほど前から
家の中を改装していて
そのために疲れ切っていた私や娘より
ずっとずっと元気だった。
まさにスーパーばあちゃん
あっぱれ!!
おそれいりました!!
・・・けれど、
一番恐れ入ったのは
その美代子さんの言動。
「ありがとね。
今年の夏の暑さは
さすがに身にこたえ
出てきたくはなかったけれど
思い切って出てきて良かったわ。
あー、たのしかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
本当に楽しかった。
こんなにして貰えるなんてありがたいね。
この年になると
明日はわからんからね。
こんなに思い出にいろいろさせて貰えて
ホントに楽しかったわ。
ありがとね。
あなたならではこそや。」
と言って
背中を撫でてくれたのだ。
うわぁ~~~~~~
なんちゅう、殺し文句
とたんに
鬼嫁の目には涙がどばぁーーーっ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
あっぱれ!!みよこさん!!
あなたはしっかり鬼嫁の心をつかんでますわ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
ちなみに
旅館では二部屋確保してあったので
「久しぶりに息子と親子水入らず」と
「孫娘と過ごす」のとどっちがいいですか?
と訪ねた私に
間髪入れず彼女はこたえた。
「孫とがいい!!
「息子と二人はつまらん」