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伊那谷、長野県辰野町川島地区の奥の奥の限界集落にそのお宿はありました。
偶然にも〝 信州・マクロビ・農家民宿 〟でヒットして、
彼女の話す動画を見ていたら、
「何が何でも行かなくちゃ」
と俄然思ってしまって、
予約してあった安曇野のペンションをキャンセルしてまで訪れたお宿です。
オーナーご自身が〝電磁波過敏症〟であり〝化学物質過敏症〟でもあるので、
食事は当然無農薬低農薬、しかも自家栽培がほとんどで、お水もお山の水を引いてらっしゃいます。
普通に合成洗剤を使っていたり、
抗生物質漬けだったり輸入農薬まみれの飼料を食べさせたりなのに〇〇牛や豚、信州サーモンとかの
知名度と高級さの食事を売りにするお宿がお好きな人には
「注文の多い農家民泊」になってしまって鬱陶しいかもしれません。
化学物質の臭いをさせているとオーナーが倒れてしまいますしね。
でも、
ビオホテルの称号こそとってはいませんが、それ以上の安全性、心地よさのあるお宿です。
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スマホの電源は切ったままなので宿の中やお料理の写真は撮らずじまい。
ですからH.p.から拝借しています。
本当に静かでした。
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ノイズが一切ありません。
風、せせらぎ、小鳥たち、そういう自然が育むものたちの命を表す音があるばかり。
たまにオーナーが食事を準備する音が聞こえてはきますが、
それがまた、心優しい癒される音なのです。
人の発てる音にさえ、波動はあるのだということを改めて実感します。
釜炊きごはん、自家製味噌の味噌汁、そして無農薬自家栽培のお野菜たち。
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どれを頂いても、あまりにも優しく、あまりにもおいしく、涙があふれてしまいます。
「癒される」とはこういうことを言うのですね。
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これらはみな、彼女の一年間の汗と努力と愛の結晶です。
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機械を使わず、いまだに手作業でのお米作り。
手で刈り、稲架で天日干し。
有難いお米です。
しかもこの夜は地元の初マツタケで松茸ご飯!!
「このお天候で、香りも味もまだ全然ですけど」
とおっしゃりながら、これでもかというくらいに松茸がたっぷり入ったお吸い物を出してくださって、
こんなにたくさんの松茸を頂いたのは人生初めてでした。
幸せ~~~
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でも、それ以上に素晴らしいのは彼女自身です。
彼女のパワー、彼女の生きざま、彼女の性格、
移住者なのに村の総代まで依頼されてしまうちょっとしたとっても信頼される地元有名人です。
ま、後で知れば結構いろんな雑誌でも取り上げられている本当の〝有名人〟のようですが。
おりしも、その夜は満月。
真夜中に煌々と輝くテラスにでれば、
それこそ獣も草木もそして目には見えぬ者たちさえも
皆、この光に浄化されているのだろうなあ、と思える「気」に満ちていました。
長野県辰野町 農家ゲストハウス「月のもり」
こういうお宿をもっと増やしたいと強く思います。
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