幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

チバラキ 愛・感謝 ( №,61 鹿島様でお掃除 )

2010年05月31日 18時12分41秒 | ひとりごと
「すみません
 私にもお掃除させていただけませんか・・・?」

精一杯の「いい人オーラ」を作り
ぜったいOKが出ると信じて声をかけた。


・・・・・

上から下までジロリと眺め、おもむろにその人は言った。



「なんで



私はたじろいだ


しまった・・・
声をかける人、まちがえたかも・・・


それでも負けてはいられない
しぼみそうな勇気を振り絞り
ますます「いい人オーラ」を全開にして
精一杯の誠意を持って応えた。


「なんだか、お掃除していらっしゃる皆さんが羨ましくて・・・
 あ、私、愛知県から独りできたんです
 せっかくのご縁なので、私にも鹿島様を清めさせて頂きたいのです」 


「ふーん、遠いところから来たんだねぇ
 そうかね、わざわざ来たのかね
 ・・・私じゃ、わからんけん、聞いたるわ・・・」

彼女は箒を持って歩き出した。

愛想は良くはないが、不親切でもなさそうだ
まずは一段上ったぞ 



「あんなぁ、こん人が、掃除をしたいんだとな」

と、どうも中心人物らしい、やや若めの婦人に話しかけた。


「あん
 なんでまた・・・

と、いかにもいぶかしげにこちらを見、同じ質問を繰り返し
同じように答えた私に彼女は言った。


「まあ、ええんじゃないの・・・

 あ、神主様、
 こん人が掃除をしたいんだとな・・・愛知県から一人で来たんだと」


と、たまたま通りかかった神主に告げてくれた。


「ご苦労様でございます」



その、一言で許可は下りた



 一本の竹箒を授けられ
「どっか、その辺、掃いときな・・・」
と、指し示された場所は
なんと、拝殿のすぐそば


「えっ
 こんなに、お傍近くを・・・よ、よろしいんですか?」

「ああ、あとは殆ど済んでっから」


というわけで、本当に本殿のすぐ近くを掃かせて頂ける事となったのである。


「ありがとうございます
 ありがとうございます
 私の願いを聞きとげて下さってありがとうございます」 

そうつぶやきながら
心を込めて竹箒を動かした。


「ありがとうございます」
を繰り返し、願いが叶った喜びを噛み締めながら
丁寧に丁寧に掃き清めさせて頂いた。

52年の人生において
こんな厳かな気持ちで掃除をした事は一度もなかった。


思いを叶えて頂いた感謝で胸がいっぱいになり
心は幸せに満ちて
涙がポロポロと流れた。

涙が流れるに従い
ますます、幸せが満ちてくる


泣きながら、その自分に驚いている自分も居た。


今まで、掃除をしてこんなに嬉しかった事があるだろうか。
たかだか掃除をしているだけなのに何がこんなに幸せなのか・・・?


人様が見たら何と思う
泣いたりしてはずかしいよ 


いいんだよ
泣いていいんだよ

この涙は浄化の涙
涙は神様への最高の奉げ物


これでいいんだよ
これが、幸せっていうものなんだよ
たかが掃除、されど掃除


この高い波動の中で
自分を清めさせていただけるんだもの
そんな幸せはないじゃない


幸せなんていつだって、どこだって
自分の中にあるんだから。

自分がそれをどう感じるかなんだから。

これを有難いって思える今の貴女はすてきだよ
よかったね。
よかったね。

こうするために、ここに招かれたんだよ




そんなふうに、私の中で会話する何人もの私が居た。

                            つづく


チバラキ 愛・感謝 ( №60  祭頭祭 )

2010年05月30日 18時14分06秒 | ひとりごと
 再び、本殿に参拝

昨日お賽銭、千円奮発したので
今日は勘弁してくださいね。 
なんせ、緊縮財政の折・・・

と言い訳し
お賽銭は省略 


「小銭を神様に投げつけて
 それで頼みごとをしようとは
 失礼極まりない。

 わたしはお賽銭は投げない。
 願い事もしない。

 神様には感謝するだけが一番よいのだ。
 あるいは、決意を報告するのが良いのだ。

 私は浄財の気持ちを
 機会がある時に寄進で出させて頂いている」


昨日読み終えた「あなたにも幸せの神様がついている」
に書かれていたこの内容が
頭の中で反芻していたこともあった。


 以後、私はお賽銭にこだわらなくなった。

マナーの講師として
今までは
「お賽銭は同じものを三つ
 天の神様、地の神様、そして目の前の神様に」
と、学んだ通りを説いてきた。

そして自分もそれに忠実にしてきた。
だから、去年、冬至の日に
お伊勢さんへお参りしたときなど
50円玉を百枚以上も用意した 

家族三人、一箇所で9枚
末社や他の神社も合わせると
あっという間に100枚はこえてしまうからだ。

10円玉ではなんだかケチクサイし
かといって100円玉だと
結構な金額になる 

苦肉の策として
「50円玉は五重にご縁があってめでたいでしょう
と、勝手に解釈して・・・。

けれども、これからは
お賽銭は出さなくてはいけない物
という観念を変える事にした。

出せる時に寄進させていただこう


さて、話をもどそう


準備に忙しい人たちの中で
最後の仕上げとばかりに竹箒で掃き清めている人たちがいた。

「いいなぁ、あのひとたち・・・

そう思ったら、もう絶対自分も掃除がしたくてたまらなくなった

ええい
いちかばちか頼んでみよう
だめでもともと
頼んでみる価値はある


箒で掃いている人たちの中で
一番年配そうな人に当たりをつけて声をかけた。


精一杯
自分の心を開き
キラキラオーラ全開にして・・・


                           つづく

チバラキ 愛・感謝 ( №59  祭頭祭 )

2010年05月30日 16時52分18秒 | ひとりごと
 午前8時過ぎ
鹿島神宮の裏の駐車場に着いた。

昨日よりは遅い時間だ。

鹿島様の一番大きいお祭りだと言う事で
朝からすごい人出に違いなく
駐車場も確保が大変だろうとふんでいた。


だのに・・・
先に止まっている車はわずか2台・・・

???

これから出足が伸びるのかしら・・・?


とすればなんとラッキーな 

と思ってみたが
どうも様子が変だ

いわゆる日本全国の有名なお祭りのような
ざわめきやたくさんの観光客の数が見受けられない。

結局
終わってみてわかったことは
鹿島様の春の大祭「祭頭祭」は
あくまでも地元の氏子さんたちのお祭りに留まっていると言う事だった。

けれど、その参加者達は
だれもみな正装で、厳かで
きっちりと
神様と向かい合っている
・・・そんな印象も受けた。




永崎さんのお店の前を通ると
彼女はいつものように掃除をしていた。

「ああ、彼女は今日もこうして場を浄め、己を清めている」
と思ったとき
メチャメチャ羨ましくなってしまった。

彼女の徳が
私のそれより数段高いから
彼女に許されて私には許されないのだろうか。


でも、私も彼女達のように
この鹿島様のもとで
掃除をし
場を清めさせていただき
同時に己の気も清めてみたい

神様、私にもチャンスを下さい


そんな事を思いながら拝殿の方へと進んだ。


同じ参道なのに
昨日とはなんだか随分「気」が違っていた。

昨日よりも優しいというか、普通というか・・・

昨日初めて通った時の方が
もっと清浄で
荘厳な感じがした。
背筋を伸ばし
居を正さねば
通してもらえない
そんな感じがあった。

「気」にぶれがなかった


そうだ

一昨日の雨のおかげで昨朝は
全てが清浄だったのだ

しかも今日よりも早い時間に参拝しているので
人の雑念が混じっておらず
本来の鹿島様の森の気に触れることができたのだ

やはり
一昨日の雨は禊の雨だった。

あの雨がなければ
私はあれほどの「気」の中に立つ事はできなかったに違いない。

しかも
車が飛んでしまうのではないかと思うほどの強い風が
私を早朝から目覚めさせ
旅先で朝早くから行動する事のめったにない私を
人気のない早朝のこの森へと導いてくれたのだ。

まさに
雨に感謝風に感謝である。

神様、私を最高の状態でお迎えくださりありがとうございます。
本当にありがとうございます


そんな思いで胸をいっぱいにしながら本殿近くまで来た。


昨日の朝とは違い
そこはすでに
祭場となっていた。
そして
関係者が慌しく最後の準備を整えていた。

                        
    祭り前日  大豊竹(だいほうたけ)をたてている
                             

                              つづく





誰でも作れる お料理一品 

2010年05月30日 16時48分30秒 | お料理
 夫のダイエットメニューから
簡単な一品をご紹介いたしましょう 

 お弁当のおかずにありあわせで作ったのですが
ヘルシーでローカロリー
栄養のバランスもよく
しかも、とっても簡単なので
もう一品ほしい時にどうぞ  src="http://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif">



           バランスお浸し 


          



 ( 材 料 ) 青菜(ほうれん草や小松菜)、ニラ、乾燥カット若布、薄揚げ、しいたけ
         醤油(またはポン酢)、七味唐辛子、炒り胡麻

 ( 作り方 ) ①青菜とニラを茹でて切る
         ②薄揚げ、しいたけはグリルで焼いて切る
           フライパンで焼く時はオーブンペーパーを使い
           油を使わずに焼く
         ③②を七味唐辛子入りのポン酢または醤油に①,2分漬け込む
         ④カット若布と①③を③の汁ごとあえる。
         ⑤炒り胡麻をふる 


 どこでも見るような、誰でも思いつくような一品です。
青菜にニラの成分を加えてさらにバランスアップ
 乾燥若布が汁気を吸ってくれるのでお弁当の汁だれ防止にもなります


 ご飯の上に乗せて丼にしても美味しいです。
その時は若布の代わりに焼き海苔をちぎり
食べる寸前に混ぜて頂くと美味しいです。          

チバラキ 愛・感謝 ( №58  祭頭祭 )

2010年05月29日 15時58分03秒 | ひとりごと
 さあ、いよいよ鹿島様最大のお祭り「祭頭祭」だ


昨日と違い、今日はなんだか心もとない空模様
おまけに
冬のように冷え込んでいる。

ダウンのコート
つくづく持ってきて良かった
ホントついている。

おまけに
今朝はこれまたラッキーなことに
ホテルでのモーニングにありつけたのだ



昨日の夕食は費用節約のため
スーパーで買ったお惣菜のみ
しかも、そのスーパーの駐車場で
外灯の明かりの下、車の中で食べたのだった。
もちろん、地球に優しく・・・を意識してエンジンは切っているから
車の中は寒い。


それでも、前日の「美人の湯」で頂いた物よりましな気がしていた。
期待しない分だけがっかりもしない。
それにお野菜の煮物がゲットできたもの


が、しかし
その時すでに気温は低く
冷たい風が吹き
温かい物が無性に恋しかった。

でも、コンビニの
食べるとすぐに気持ち悪くなるなるような物は食べたくなかったし
お賽銭とお昼とで予算オーバーしていたので
ちゃんとしたお店に入ることは控えねばならなかった


温かい味噌汁が恋しかった
バランスの良い、野菜たっぷりの食卓が恋しかった
ふだん、家で食べている物が
私にとっていかに心地よいかが身にしみた。


ここでも、被災者や路上生活者の事を思う。

ああ、私はどれほど恵まれているのだろう

ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。



そんなふうに日ごろの生活にあらためて感謝の念を持って
心身ともに寒い夕食を済ませ
駐車場代を少しでも浮かせるためと
明日、お祭りから夜遅く帰って来た時に
ロスなく夕食を済ませられるようにと
食事処をリサーチしに出かけたのだった。


例のあのタウン誌をもとに目星をつけたお店二件を探した。
が、何度ぐるぐると回ってもわからない。
見つけられない。
いい加減いやになり諦めて帰ろうとした時
目に付いたシティホテル。
そこが朝6:30から朝食を呈している事が分かったのだ。

朝、夕ともに寒い中で
温かい食事の摂れない事の身にしみた私は
迷うことなく翌日の朝食を6:30に予約した。

「これで、明朝は満足な食事が取れる

しかも、その時間から動き出せば
鹿島様の裏の無料駐車場だってゲットできる

やったね
またまたラッキー
神様、ありがとうございます


という成り行きで
ホテルのレストランでの朝食となったわけだった。

しかも、結婚式も行えるホテルなのに
ビジネスホテルに近いのか
朝食代はなんと780円

ねっ
ラッキーでしょう


夕べの駐車場代は450円

ふふふ、一昨日よりずっと少ない

進化した私

賢くなった私

えらいえらいえらーい


と、些細な事に喜びを見つけ
自分を褒めて
ああ、なんてしあわせ


お金のない旅をするのも悪くない



                             つづく