江戸川乱步全集を古本うしおに堂でも入荷した(数巻欠けているが)。
江戸川乱歩といえば、わたしが初めて知った作家の名前だ。
怪人二十面相、少年探偵団、昭和30年代に子供時代を過ごした者で、この言葉に胸をワクワクさせなかった者はいないだろう。
「ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団、勇気りんりん瑠璃のいろー」これは、映画の少年探偵団の歌だ。
「とどろくとどろく、あの足音は-、ぼーくらの仲間だ 探偵団-」これはテレビ放送された少年探偵団の歌(このドラマはまだテレビ買ってなかったので、友人の家で見せてもらっていた。たしか、月光仮面のあと、午後7時からではなかったか?」(聞かれても知らんよな)。
そして、ポプラ社の「少年探偵団」シリーズの本だ。
転校ばかり繰り返して、ろくすっぽ漢字も勉強しなかっのだが、この本のおかげで、わたしは字が読めるようになったと思っている。なによりも表紙が胸をわくわくさせた。
はじめは読み通すのが難しかった。小学4年5年くらいに読めるようになった。
このシリーズ何冊か買って、カバーのマークかなんか送ると、BDバッジ(少年探偵団バッジ)をもらえた。もっと数をふやすと、少年探偵団手帳をもらえた。二つとも、手にした。小学校高学年時代は、わたしは完全に少年探偵団になっていた。
このころは東京でもはっしこの練馬区に住んでいて、まわりは原っぱや田んぼがいっぱいだった。けっこう、あちこちに洞穴はあった。
懐中電灯を手に持ち、ロープを腰にぶらさげ、マッチ、肥後守、ピストル(おもちゃ)をポケットに入れ、そして必ず野球帽をかぶって洞窟の探検にでかけた。
大人のあとを尾行したこともよくある。人の家の庭にしのびこみ、柿の木から柿を盗んだこともしばしば。探偵の修練だ。手品にも興味を持った。今でも、宝石をガラス玉とすりかえることはかんたんにできる。催眠術や腹話術も習いたかったが、これは子供だからできなかった(後年、習得した。笑)。
この怪人二十面相は、わたしの親父が子供のときからある。親から、ひ孫の時代まで読まれるなんて、ギネスものだろう。
ちょっと前まではブックオフ、で100円でいつでも買えたが、最近は値があがっているようだ。昔のシリーズは差別的表現がるということで出版は中止になり、新しい少年探偵団シリーズが出版されたからだろうか、かえって、昔の表紙のシリーズを大人が愛惜し、買いに走っているのかもしれない。表紙が同じ文庫本も出ていた。
今の子供も読むだろうか。時代設定は戦前から昭和30年代までだ。古い西洋館、不気味な時計塔なんて、どこにもないしなあ。アドバルーン、道化師だって、最近、見なくなった。ケータイももパソコンゲームもなく、夜がまだ怖い時代だった。
江戸川乱步のおかげで、わたしたちは実に夢のあるすばらしい少年時代を過ごせたと思っている。乱歩に感謝だ。
江戸川乱歩といえば、わたしが初めて知った作家の名前だ。
怪人二十面相、少年探偵団、昭和30年代に子供時代を過ごした者で、この言葉に胸をワクワクさせなかった者はいないだろう。
「ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団、勇気りんりん瑠璃のいろー」これは、映画の少年探偵団の歌だ。
「とどろくとどろく、あの足音は-、ぼーくらの仲間だ 探偵団-」これはテレビ放送された少年探偵団の歌(このドラマはまだテレビ買ってなかったので、友人の家で見せてもらっていた。たしか、月光仮面のあと、午後7時からではなかったか?」(聞かれても知らんよな)。
そして、ポプラ社の「少年探偵団」シリーズの本だ。
転校ばかり繰り返して、ろくすっぽ漢字も勉強しなかっのだが、この本のおかげで、わたしは字が読めるようになったと思っている。なによりも表紙が胸をわくわくさせた。
はじめは読み通すのが難しかった。小学4年5年くらいに読めるようになった。
このシリーズ何冊か買って、カバーのマークかなんか送ると、BDバッジ(少年探偵団バッジ)をもらえた。もっと数をふやすと、少年探偵団手帳をもらえた。二つとも、手にした。小学校高学年時代は、わたしは完全に少年探偵団になっていた。
このころは東京でもはっしこの練馬区に住んでいて、まわりは原っぱや田んぼがいっぱいだった。けっこう、あちこちに洞穴はあった。
懐中電灯を手に持ち、ロープを腰にぶらさげ、マッチ、肥後守、ピストル(おもちゃ)をポケットに入れ、そして必ず野球帽をかぶって洞窟の探検にでかけた。
大人のあとを尾行したこともよくある。人の家の庭にしのびこみ、柿の木から柿を盗んだこともしばしば。探偵の修練だ。手品にも興味を持った。今でも、宝石をガラス玉とすりかえることはかんたんにできる。催眠術や腹話術も習いたかったが、これは子供だからできなかった(後年、習得した。笑)。
この怪人二十面相は、わたしの親父が子供のときからある。親から、ひ孫の時代まで読まれるなんて、ギネスものだろう。
ちょっと前まではブックオフ、で100円でいつでも買えたが、最近は値があがっているようだ。昔のシリーズは差別的表現がるということで出版は中止になり、新しい少年探偵団シリーズが出版されたからだろうか、かえって、昔の表紙のシリーズを大人が愛惜し、買いに走っているのかもしれない。表紙が同じ文庫本も出ていた。
今の子供も読むだろうか。時代設定は戦前から昭和30年代までだ。古い西洋館、不気味な時計塔なんて、どこにもないしなあ。アドバルーン、道化師だって、最近、見なくなった。ケータイももパソコンゲームもなく、夜がまだ怖い時代だった。
江戸川乱步のおかげで、わたしたちは実に夢のあるすばらしい少年時代を過ごせたと思っている。乱歩に感謝だ。