虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

ツバメチェック⑥ 戻ってきてくれたツバメ

2013-05-03 | ツバメ
昨夜は、ずっと巣にはいなかった。
どうしてだろう。ずっと考えていた。昨日、5月というのに、あまりにも寒かったから、どこかもっと暖かいところへでも引っ越したのだろうか。
ハトやカラスの脅威のためだろうか。
あるいは、家主(わたし)が変なヒラヒラするものを壁にくっつけたからか。

今夜は、巣に二羽がいます。また戻ってきてくれました。よかったよかった。

やっぱり、あのヒラヒラがいけなかったのかもしれません。ツバメでもにんげんでも過保護は迷惑なものですな。

ちなみに、ヒラヒラの画像は、これ(大笑)。むろん、今は、とっています。


憲法記念日の社説

2013-05-03 | 新聞・テレビから
今朝の1面トップは「憲法はいま」という連載記事(3回あるそうだ)。その見だし、「本音の9条 首相封印」。これは、メデイアだって、同じだろう。

朝日の社説、「憲法を考える」。朝日の社説としては憲法について正面から論じるのは久しぶり。見出しは、「変えていいこと、ならぬこと」。

正面から論じることができたのは、憲法96条の改正についてだからだ。憲法は権力を国民が制限するものだから、96条の改正には反対だという。
9条についての議論はなし。朝日も9条を封印しているじゃないか。9条を避けることで、社説を書くことができたのだろう。

そのうえ、「憲法に指1本触れてはならないというのではない」などというガスぬきの文は余計だ。

毎日の社説、「96条の改正に反対する」。
見出しで、反対する、と書いているのは勇ましいが、内容は96条だけで、9条の文字はまったくなし。96条改正反対の論旨は朝日と同じ。96条で9条を隠すつもり?


憲法を変えたいなら、どうすべきか。その提言は朝日も毎日もよく似ている。

朝日
「改めるべき条項があれば、国民にその必要性を十分説く。国会で議論を尽くし、党派を超えて大多数の合意を得る」

毎日
「憲法を変えるには、国民の代表者の集まりである国会が徹底的に審議を尽くし、国民に納得させるような広範なコンセンサスを形勢することが大前提だ」

国会の議論の報道はまったくしないくせに、国会での議論を、などとはいってほしくないぜ。議論をするのは、新聞の役目でもあるだろう。

東京新聞はどうかな、とのぞいてみた。

冒頭、「憲法改正を叫ぶ勢力の最大目的は、9条を変えることでしょう」と書き、小見出しに「9条改正の必要はない」とある。9条をとりあげたのは、さすが東京かと思った。

しかし、内容が、憲法学者の樋口陽一氏と元防衛官僚の柳沢協二氏の言葉を引用するのはまずい。大事な問題を論じるのに、なぜ、他人(それも2人)の言葉を代用しなければならないのか。新聞社として、自分で論じる覚悟がないのか。

憲法改正を大事な問題だと思うなら、各新聞社は、3回や4回の連載記事ではなく、今後、最低100人くらいは、さまざまな人の意見をのせる企画を立てるべきだ。

話は変わるが、今日の新聞に「女性は戦争への道を許さず、憲法9条を守ります」という1面全面を使った意見広告があった。その賛同人(102人)の中に小さな文字だが、「吉永小百合 俳優」とあった。