らんかみち

童話から老話まで

キュウリの攻勢をどうしたものやら

2015年08月21日 | 酒、食
 あわや給水制限かというほど当地は干上がっていたので、ここ数日の雨は災いではなく恵みだった。農作物にも潅水しなくてしなくて良いから楽ちんだなと畑を見に行ったら、キュウリができ過ぎてるよ!
 今の時期どこ様も同じ状況だろうから、キュウリを進呈しようといって喜ばれることはない。勘弁してくれ、と断られるに決まっている。

 キュウリの落とし前は自分でつけるしかないので、糠漬け、浅漬け、塩もみ、わさび漬け、ラタトゥイユなどなど試してみるけど、結局は糠漬けに落ち着いてしまう。
 ピクルスの瓶詰めにしておいたら冬に楽しめるとは思いつつも、辛い出来事の多かった夏を思い出してしまいそうで二の足を踏む。最終的には保存食にするだろうけど、今はまだ……そうだ、アヒージョにしよう。
 アヒージョはどうせ失敗続きなんだから、キュウリで失敗したところで落ち込むこともない。失敗したら、むしろ捨てる理由になるしぃ……。

災害予報には祈りが含まれていて

2015年08月20日 | 暮らしの落とし穴
 真夜中の満潮時にひどい雨が降り、水路が溢れそうになったのでポンプを始動。自動にしてほしいよな、などと考えて見るけど単に水位のみを計測してもうまく行かないかな。ポンプの能力を上回るほどの雨量だったら、一定の水位になる前から稼働させておかないと間に合わないから。

 しかし現代のIT技術を持ってすれば、雨雲の動きを予測しながら実際の降雨データーと比較してポンプの始動時期を決定するのは難しいことじゃないはず、理屈では。原発関連みたいな重要な施設ならそういったシステムも導入しているかも知れないけど、こんな田舎では再びバブル経済が到来しても無理だな。

 広島の土砂災害から一年か。避難指示が遅れたのが被害を拡大させたというけど、避難指示が早すぎて空振りだったら非難されるということはある。だったら避難指示は自動で出したらどうよ。

 人間の判断が介在するから失敗を恐れるわけで、失敗を機械のせいにできるなら怖くない。早めに避難するような設定にしておけば、空振りしても「あれは機械がやりました」と言い逃れできないかね、実際にそんなシステムを導入していなくても……やっぱりだめか。

 そもそも魂のこもっていない判断など信用してもらえるわけがない。古より自然災害による無数の犠牲を払ってきたからこそ予報の今がある。予報は科学だけではなく、鎮魂という要素が含まれていることを忘れてはいけない。

施餓鬼は夏の終わり

2015年08月19日 | 暮らしの落とし穴
               

 田舎の夏といえば施餓鬼。子どもの頃は施餓鬼が済んだら泳ぐなといわれていたその理由は、エンコ(海坊主)という化け物が現れて子どもの足を引っ張るから。その教えが今も忠実に守られているかのごとく、子どもたちはプールにも行かなくなる。

 しかしながらエンコの目撃情報は皆無で、その存在はツチノコのように長く謎とされてきた。思うに、成仏できずにその辺をうろついている餓鬼に施すイメージと、海難の元凶と信じられてきたエンコのイメージが結びつき、なおかつクラゲの発生を警告するのが「盆を過ぎたら泳ぐな」の真意じゃなかろうか。

 昨日は菩提寺の施餓鬼会だったけど、今日からの海にエンコが出ようがクラゲが出ようが知ったこっちゃない。どっちみち、お腹が出てきたから恥ずかしくて泳ぐ気にもなれんからね。まあこれで夏が終わったと、肩の荷が下ろせた気分にはなれる。

盗れ~すはいかんよ

2015年08月18日 | 暮らしの落とし穴
 東京オリンピックのエンブレムが盗用ではないかと話題になっているけど、あれ一つなら盗用かどうか判断しづらい。でも他の多くの作品まで他人様のデザインにそっくりとなると、言い訳できんなぁ。トレースとか表現しても盗れ~すと疑われる。

 ずいぶん昔、ぼくが作成したホームページにそっくりなのを見つけたことがある。タイトルなんかも同じで、ぼくのチンケなHPをコピーして恥ずかしくないんかな、と気の毒に思えた。

 その人は自身のHPで儲けているんじゃないからスルーしたけど、ぼくの書いたブログ記事や写真を他人様のそれとオムニバスにしているのも見たことがある。WEB広告で儲けているんだろうね。ぼくのHPにリンクを張っていたから、むしろ礼を言うべきかな。

 気になるのは、ぼくの撮影した写真(他の誰も撮影することが出来ないオリジナルなもの)を、やはり他人様の写真とオムニバスにしてスライドショーにしたのをYoutube上で見つけた。結構なアクセス数だったから、こいつ稼いどるな!

 まあ、ぼくは下手な写真をワールドワイドで垂れ流しているわけで、そういったのを拾い集めて一つのカテゴリーにまとめ上げた人物の着想と労力は評価しよう。それに、「自分の作品だ」とは主張していないから、大目に見るか。
 というか、もうとっくに忘れていた恥ずかしい写真なんだよなぁ。クレームすらつけられんよ。

ビールが飲めない体になった?

2015年08月17日 | 酒、食
 今年の夏もビールを飲むだけの季節だったなぁ……いや、見栄を張ることもないか。発泡酒……いや、新ジャンルを飲む夏だった。
 リキュールの方がプリン体が少ないからね、というか慣れてしまった。たまに頂き物のビールを飲むと、やっぱビールだよなって思うけどね。

 缶ビールと瓶ビールって、メーカーは全く同じ物だとアナウンスしているけど、グラスに注いで飲んでみたら、両者は違うと感じるよね。
 実は今ぼくは缶ビールをそのまま飲んでいる。三段階注ぎを推奨する人いて、それはそれで美味しいけど、瓶ビールの飲み方だと思う。ちょっと炭酸が抜けてしまう感じなんだな。

 缶ビールをそのまま飲むと美味しいってことはないんだけど、ペースが落ちるので飲み過ぎないんだな。
 そんな飲み方して美味しいのかと問われたら、体を労らないといけないので、と答えるしかない。

 年齢に応じて生き方を変えていかないといけないのに、いつだって少し遅れてしまう。もう酒は飲めないんだよって医者は言ってくれないけど、自分では境界線に来ているんじゃないかと疑っている。