らんかみち

童話から老話まで

酒が断てないのはインフルエンザが怖いから

2012年02月07日 | 暮らしの落とし穴
 インフルエンザが猛威をふるっているけど、昨年のワクチンは型が当たっているらしく、母に無理矢理接種させておいて良かった。無理矢理というのは、今まで母はワクチンの接種に喜んで行っていたのに頑として行こうとしなかったから。
 当時の母は認知症の薬を服用していたのだが、妙にハイになっている気がし、もしやと思い認知症薬を止めてみたら、数日してワクチンの接種に行くと言い出した。

 数日前までインフルエンザで寝込んでいた人と話をしたのだけど、○ミフルを服用して頭がぶっ飛んでいたらしい。酒も飲まずにハイになれるなら、キノコやハーブのような怪しげなモノに頼って死にそうにならず、認知症薬や○ミフルのドーピングはどうか。少なくともシンナーよりは肉体に害を及ぼさないはずだ。

 とはいっても覚醒剤より安全かどうかは知らないので、戯れ言で書くようなことじゃない。○ミフルとの因果関係ははっきりしないまでも、服用後に亡くなった人はいると聞く。当の頭がぶっ飛んでいた人も、全快して服用を中止したのに目が座っている感じがあって怖かったし、話の内容もつじつまが合っていない気がした。

 酒を飲んだからといってハイにもローにもならないぼくだけど、黙々とアルコールを補給し続けるアル中ハイマーであることは疑いない。こんなぼくは、もう何年もインフルエンザに罹っていない。いつぞや○ミフルを服用しながら酒をやったこともあるけど、特にご利益があったようには思えなかった。

 そもそもアル中には麻酔も薬も効きにくいということはあるらしいから、近く断酒を目論んでいる。しかしねぇ、酒を断ったらすぐさまインフルエンザに罹りそうで決行できないんだよな、というのを理由に酒を断っていないのだが……。