らんかみち

童話から老話まで

本日の漁獲高

2010年06月09日 | 酒、食
 海に囲まれた当地では、ただいまカタクチイワシの一本釣り漁が最盛期を迎え、口々に大漁を祝うおばちゃんの群が防波堤から帰還します。ぼくもその群に混じって30~40尾ほどのカタクチイワシとウミタナゴなる外道を釣りました。漁獲高といえばそれだけで、本来なら釣果とも呼べないところですが、大風呂敷を広げてみました。
 
 昨日はオイルサーディンを作ってみました。今回は圧力鍋で40分煮たのですが、身が縮んで中骨が飛び出すのはなぜだろう、塩分が濃すぎるか浸漬する時間が長いからでしょうか、いずれにしても試行錯誤は続きます。
 
 ところでウミタナゴをさばこうとしたら、お腹のあたりから内臓のようなものが飛び出している。卵でも出たのかとお腹を開けてびっくり。稚魚が6尾出てきたのです。消化された様子もないし、だいいち15cmほどの魚が丸呑みできるわけがない大きさなのです。
 そこでネットで調べてみると、ウミタナゴは卵胎生といい、後尾をしてお腹の中で卵を孵化させ、稚魚にまで成長させてから産み落とすそうです。
 
 知らなかったなぁ! お腹が大きいとは感じていたけど、卵が詰まっているんだろうとばかり思ってました。早産でもなんでも、とにかく産ませてやれば良かった。