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石と光の広場 09Nov・東京(10)=最終回

2010年01月02日 23時43分36秒 | つれづれ日録
承前

 昨年11月の東京日帰り。
 ずいぶん間隔があいてしまったけれど、エントリが1本だけ残っていたので、ここでアップしておきたい。

 木曜日は夜間開館をしている美術館が少ない。
 新宿で写真展を見た後、湘南新宿ラインで品川まで行き、京浜東北線に乗り換えて大井町へ、さらに「りんかい線」で有明へ。

 りんかい線とゆりかもめの有明駅にほど近い「光と石の広場」に、イルミネーションを見に行ったのだ。
 8年ぶりに。





 8年前の様子は、下のリンク先に書いてある。

 そのときの面影はすっかりなくなっていた。

 かつて青、緑、紫…と色を変えながら光を発していた帯はすでに光っていなかった(冒頭画像で、光っていない細い帯がいくつも確認できると思う)。オレンジ色の格子だけが明滅していた。それらも、あちこちで、くしの歯が欠けるように、光ることをやめていた。

 この広場についてググっても、光の明滅について書かれた文章は読んだことがないし、観光ガイド本などで触れられているのも見たことがない。
 じぶんだけが知っている、東京のひそやかで夢幻的な宝石箱のように思っていたのに。

 日本って、こういうもののメンテナンスさえできない国になりつつあるんだろうか。
 ちょっと悲しくなって、再びガラガラのりんかい線に乗り、天王洲アイルでモノレールに乗り換えて、羽田に向かったのだった。


2001年の「石と光の広場」




※2009年11月の東京行きのエントリ
2009年11月26日は6カ所

出発
’文化’資源としての<炭鉱>展 ■続き ■川俣正の作品
セバスチャン・サルガド アフリカ
河口龍夫「言葉・時間・生命」
河口龍夫「言葉・時間・生命」とウェブの話など
渡邊希展
岡田敦 写真展 <ataraxia>


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