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「日経おとなのOFF」2018年1月号は「絶対見逃せない! 2018年美術展」特集

2017年12月14日 08時44分00秒 | つれづれ読書録
 昨年に引き続き、「日経おとなのOFF」1月号を買ってみました。

 来年、日本国内で開かれる、注目の展覧会について特集しています。

 類書はありますが、フェルメールのクリアファイル、美術展ハンドブック、カレンダーの3大附録がついて、税込み800円というのは、たいへんお得といえます(昨年よりも20円高いですが)。

 紹介されているのは、フェルメール展、プーシキン美術館展、横山大観展、藤田嗣治展、ムンク展、ルーベンス展など、東京、名古屋、関西の3大都市圏で開かれる大規模展がほとんど。
 道内で開催される展覧会は、すでにこのブログでも言及したブリューゲル展のみと、いささかさびしいです。

 また、国内外の芸術祭も全く触れられていません。

 メジャーどころの展覧会は、この「日経おとなのOFF」でじっくり楽しんでおき、来年出る「美術の窓」2月号などで補うのが良いのかなと思います。

 ともあれ、早くも来年の東京行きスケジュールをたてたい人にはうってつけの一冊です。

 個人的には、次の三つが気になりました。

🔘ジョルジュ・ブラック展(4月28日~6月24日、パナソニック汐留ミュージアム)
 キュビスムの元祖として、むしろピカソよりも高く評価する人も多いのに、意外と見る機会の少ない画家

🔘ハピネス (7月24日~10月8日、名古屋ボストン美術館)
 閉館前、最後の展覧会

🔘ピエール・ボナール展 (9月26日~12月17日、国立新美術館)
 このフランスの画家が日本的フォービスムに与えた影響は計り知れないのではないか


 また、山下裕二、山田五郎両氏の対談で、道立近代美術館から巡回が始まったゴッホ展が、開会中の展覧会の中で「見ごたえあり」と真っ先に挙げられていたことを書き添えておきたいと思います。


日経おとなのOFF 2017年1月号


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