
今日は35年来の知人のNさんにお会いした。私の師匠の南口繁一九段の遊び仲間でもあるのだ。師匠が大阪○警に将棋の稽古に行っているとき、私もたまに手伝いで行っていた。そのときのNさんで、鑑識ひとすじの眼光鋭い人である。その器用さで将棋の駒も作られていた。「数10年ぶりに将棋雑誌を見ていて森さんのことを思い出しました。老けましたねえ」そりゃあそうだ。私が20歳のときに出会って以来なのである。夕食をごちそうになって、あまり楽しいので飲みすぎたようだ。「私も80歳を過ぎましてねえ。また将棋をやりたくなったのです」うれしいことである。老松通りはかっての大山、升田の師である木見先生の住まいがあったところだ。これも縁だろうか。