昨日は、幸清会で『難波』の一調を勤めてきた。
一応、絶句も外しもせずに無事に終えられて、ほっ!
一部、番組には粟谷菊生と記載されているものもあったが、
父が生きているときに、私が代演することは決まっていたので、覚悟は出来ていた。
幸清流の一調の手組は派手で、ムズカシイ手が沢山ある。
謡い手は緊張する。
『歌占』の一調は、クセから最後までと長く難しく、このクジを引いたら、
「大当たり!」お気の毒である。
『姨捨』観世清和氏と『檜垣』梅若万三郎氏の二番を拝見したが、
前者はシテの人間味そのままが表現される能の最高位。
清和氏のお人柄が素直に表現されていて、とてもきれいだった!
なんといっても、イヤミのない舞台が、質素ですばらしい。
あ~~~お若くて演じられるのが、うらやましい~~。
後者は昔の白拍子の面影とイロをほんのりと表す、これも難曲中の難曲。
これに、感動した!
万三郎氏も地謡・地頭 野村四郎氏、副地頭 浅見真州氏の抑制されながら、
軸がしっかりしている舞台に目が釘付けにさせられた。
喜多流の『檜垣』は故友枝喜久夫先生が演られて以来、出ていない。
その地頭は父だったが、当時『檜垣』のテープも雰囲気も判らないでいた父は
野村四郎氏の地謡のテープ聞いて勉強していた、これ楽屋裏話だ。
あ~~~自分は『卒都婆小町』の次はこれ!を演って父のところに行きたい!
『伯母捨』は父が語り、『檜垣』は自分が話す、
昨日から今日にかけての、私の思い、夢だ。
これから『千寿』の申合に行き、大阪に飛び、明日は父の最後の代演『雨月』の仕舞と
『三輪』の地謡。
超忙しい!
と・く・に!明生様の『檜垣』の際は、見所も最高でなきゃいけませんね~(o^-’)b☆
とにかく、全てパーフェクトな喜多流の『檜垣』したいで~す♪
この作業から始めるのが、手始めかも~~。
それより明日の「千寿」これが問題なのよ!!!