能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

東北大喜多会合宿二日目

2006-08-16 06:31:53 | 粟谷明生の日常
昨日は稽古場に向かうジャンボタクシーの中で、携帯PCで私のブログを学生さん達に見てもらった。(いや!違う!強制的に見せた!これが正しい日本語だ) 「うわ~~先生、また書いているんですね~~」 「そうよ、ほ~~ら、よ~く読んでごらん、ね~~」 「は~い」 「。。。。。。。。。。。。。」汗 ということで、本舞台にも冷房のスイッチが~~~オン!あ~~~涼しい!というより、寒いくらい環境は改善さ . . . 本文を読む

東北大合宿初日は

2006-08-15 08:24:16 | 粟谷明生の日常
東北大喜多会の合宿が始まった!碧水園の能楽堂は稽古には申し分ない!と喜んでいたが~~ やや、館内は暑いかな?い~~や、かなり、たいへん暑い! 楽屋の冷房はお値段が安いのでスイッチはオンで涼しいが~~本舞台の方は1時間でいくら、とややお高めのお値段設定のため学生はスイッチをオフにしている。 「我慢、我慢、これが合宿よ!」と自分に言い聞かせているが、 私は能や仕舞の稽古を本舞台で一日中するので . . . 本文を読む

東北大学喜多会、夏の合宿開始!

2006-08-14 07:59:45 | 粟谷明生の日常
本日より、三泊四日の夏合宿が宮城県、白石で始まる! 9月10日(日)の明生会 於 喜多能楽堂では能 『羽衣』 シテ 松崎晶子、ワキ 大堀かおり舞囃子『桜川』 風岡祐貴 『田村』 長久保 亮その他、仕舞、連調など多数のエントリーが予定されているので、それに向けての集中稽古となる。ゲストはT・Y先生、明生会会員数名。 稽古場は最高のロケーションだ!贅沢にも、白石能楽堂を拝借できるのだから、本番さな . . . 本文を読む

父粟谷菊生から聞いたおもしろ楽屋裏話6

2006-08-13 23:19:16 | カルーク面白楽屋裏話
その5からの続き 菊生 昔は素謡といえばまるまる一番全部やっていたからね。ある日最後の一番がもう夜中の十一時近くなるというのに、お婆さんが一人見所に残っていらした。で~~~さすがに遅くなったと思われてか、帰ろうとなさったんだ、その時に親父が物凄い勢いで走り寄って「もう少しで終わるから、もうちょっといなさい、もうちょっと~~」と引き止めたんだが「ご勘弁下さいませ、もう終電が無くなります」とお婆さん . . . 本文を読む

おもて工房「幻」に伺い

2006-08-12 08:14:37 | 粟谷明生の日常
昨日はメチャクチャ忙しかった。朝、酒田から贔屓のANAですっ飛んで帰京、すぐに阿吽特別版の編集者と相談。「これでオーケー!」となるところが、読むと~いろいろ問題が出てきて~さあ大変! お盆休みとやらで印刷屋も休むというので、急ぎたいのだが~~、い~や、ここは慎重に対処しないといけない!と思い、今日もまた読み直しの時間を持って、しばらく待った!状態。 で~~~~及部和良氏の個展に行く時間がなくな . . . 本文を読む

お盆のつづき

2006-08-11 00:43:36 | 粟谷明生の日常
昨日のお盆の続きがある。 夏祭りに欠かせないもの~、それは盆踊りだ。私はこれが、あまり好きになれない。なんだか、だらだらとルーズなだらしない動きが気に入らない。どこがどう楽しいの?と踊っている方に一度聞いてみたいものだ。 これも、「ひととき」の記載していた、ひろ さちえさんが書かれているものを引用するが、 日本の伝統文化において「舞い」と「踊り」は区別されている。「舞い」は水平方向静かに旋回 . . . 本文を読む

お盆について

2006-08-10 17:30:38 | 粟谷明生の日常
生まれて初めて点滴したよ~記念写真だ、ご心配なく、もう投稿してますから。 お盆といえば、帰省ラッシュ、混雑と繋がる。羽田空港の有人カウンターで、一見かっこよさげな~ちょいワルオヤジ風おっさんが「お盆、帰省、こんなに混んでもう~~普通に商売しているもんにはいい迷惑や~~」 そうですな~~お盆か~~お盆について書くかな~~ 東海道新幹線のグリーン車には雑誌「ひととき」がある。無料なのがいい。 . . . 本文を読む

一人前

2006-08-09 00:28:47 | カルーク面白楽屋裏話
寿司屋の主人に聞いた話だ。 「ね~にぎれるようになるにはどのくらいかかる?」 「まあ~2年ぐらいですかね。でもそれは全く、しゃりだけの話ですよ! 仕入れ・仕込みがありますから~」 「へ~~~」 . . . 本文を読む

新城の稽古の後にサザエさん

2006-08-06 01:02:49 | 粟谷明生の日常
毎年、8月の第三土曜日は、愛知県新城市の文化協会主催の新城薪能がある。今年の能は『小鍛冶』白頭でシテは、中島康夫氏が勤められる。 この薪能はシテのほかワキ、アイ、囃子方の三役のすべてを土地の素人衆が手がけてしまうという大胆な催しである。新城は能との関わりが深いところで、新城市も能楽社を応援してくれている。そのため社中の男衆も必死(?)でご精進なさっている。最近は我々玄人が地謡に入って賛助出演して . . . 本文を読む

大江山と大枝山

2006-08-04 06:00:17 | 粟谷明生の日常
天橋立に能『大江山』に登場する「酒呑童子」という鬼の名と同じ純米酒があった。大辛口と書かれているので、期待して早速呑んでみると~~まあ~~~そこそこ、 「猶々めぐる盃の、度重なれば有明の~~~」と次第に酒呑童子になってきた気分だ。うお~~呑めば呑むほど、その気になってきた。 童子と同じように、美しい女性を周りに、はべらせて~時には食べちゃったりして~ね~そしてさらに、さらに呑み続ける~~。 . . . 本文を読む

粟谷能夫のヒット作『源氏供養』を謡って

2006-08-03 08:29:55 | カルーク面白楽屋裏話
昨日、国立定例公演 『源氏供養』シテ・粟谷能夫の地謡を謡った。 会場は超満員、人気者の野村萬斎さんと、息子さんの裕基君、そしておじいちゃまの野村万作氏の『井杭』となれば、当然だ~~~ しかし、その人気にも負けじと、昨日の粟谷能夫の『源氏供養』はいい舞台だった!屹度、能夫の生涯の演能の中でもヒット演能の一つに入ることは~~間違いない。 ではその『源氏供養』について~~ 使用面は本来の小面では . . . 本文を読む

せせりはいふう

2006-08-02 13:13:20 | 気になるお店
中目黒に焼き鳥「いふう」がある。ここのせせりはめちゃ旨い!味噌が塗ってあり、浅葱が天こ盛りででてくる。 そしてここのいいところは~~実は元和食屋さんということもあって、めばる、あいなめなどの煮魚もあるのだ、これがまた実に美味い! 鳥ばかりでは飽きる、という方には魚もあるので紹介しまくっている。 中目黒駅から徒歩1分、雨天で傘がなくても行けるのがいい。日比谷線を恵比寿に戻るようにして線路下を歩 . . . 本文を読む

サザエの殻

2006-08-01 09:09:11 | 粟谷明生の日常
栄螺(サザエ)の殻はゴツゴツした角のようなものが出ている。子どもの頃は、ものすごくゴツゴツ、尖っていたように記憶しているのだが~ 最近見たり、食べたりしていると~~あ~~それほどでもないな~僕の見間違いだったのかな~~と思っていた。 行きつけの寿司屋のご主人に「最近、サザエがないね~~」と聞いたら、 「あ~~そうですね、仕入れましょうかね~~」と、そして、こう付け加えて教えてくれた。 「あ . . . 本文を読む