能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

新城の稽古の後にサザエさん

2006-08-06 01:02:49 | 粟谷明生の日常

毎年、8月の第三土曜日は、愛知県新城市の文化協会主催の
新城薪能がある。
今年の能は『小鍛冶』白頭でシテは、中島康夫氏が勤められる。

この薪能はシテのほかワキ、アイ、囃子方の三役のすべてを
土地の素人衆が手がけてしまうという大胆な催しである。

新城は能との関わりが深いところで、新城市も能楽社を応援してくれている。そのため社中の男衆も必死(?)でご精進なさっている。

最近は我々玄人が地謡に入って賛助出演しているが、
ほとんどが素人衆のためその稽古は~~~
骨が折れる。

社中の方々は皆一生懸命に能を伝承して下さっているのはよいのだが~~

そこは、それ~~
皆様素人の旦那であるから~~~

4月頃から、焦って気合いを入れて覚えて下さればいいのだが~~、
「まだ、いいや~~~」と
なかなかお尻に火が付かない。

昨日は東京も新城も35度の猛暑となったが、幸い冷房が効いた文化会館での最終稽古では~~~

「まあ~~大丈夫でしょう!入場無料だから問題なし!頑張ってね~~」と
エールを送って帰宅した。

東京に着いて、いきつけの寿司屋に寄ってみると、
例のサザエの話になった。

「あ~~ブログに近いうちにサザエを食べよう!って書いてたなあ~~」

 「そうですね~」

「で~~~サザエある?」

「ありますよ!(笑)これっ!伊豆で捕れたものでして~~
ほらっ、角が長いタイプですよ」

「なるほどね~!写真撮らせてもらっていい?」

といいながら、もうシャッターを切っているアキ君だが。

「でかいね~!壺焼きにしてよ!」

「はい、わかりました!」

し~~~~~ん

「へいお待ちどうさん、お味はどうですかね~~」

「大きいサザエだから、少し大味な感じもするが~~まあ~~美味いよ」

壺焼きは大好物なのだ。

というわけで、写真は角ありのサザエさん、左の大きい方をいただいてしまいました。


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