危険な言葉からニオイへと

「おやじ、くさ～！」
「おじん！」
これらの一言に私は怯えている。

以前、大昔ですよ。
クラブやキャバレーにお勤めのご年配の女性に向かって
「おばさん」「おばちゃん」などと平気で相当過激な言葉を発していたアキ君だ
が～。
今は深く、深く反省している。

言われた、昔！お嬢様たちは、屹度～
悔しくて眠れなかったかもしれない～～
まあ～中には気にせず高いびきのお姉様もいらしたかもしれないが～
過激で失礼な言葉をはいたことを反省している。

そんな私が～～～～
「あっ！おじさん、ごめん～」と言われたのは、銀座４丁目の交差点。
私の３０歳になったばかりの出来ごとだった。
あの一言！真っ昼間だったから、
「え？～～～誰のこと？」
「え～～～俺？」
と心の中で叫んでしまったが。

もしも夜でお酒でも入っていたら～～

「こ～ら～！　誰がおじさんなんだよ？」
「俺に向かって言ってんのか？」 と

やややくざ風に怒鳴っていたかもしれない。（勿論、心の中でね）

しかし、今完全にオヤジ化して、正真正銘おじん、と認めざるを得ないから
もう反論しない。

あ～～～でもちょっと悔しいから～
今、流行の「ちょいワルオヤジ」っていうの？
それを目指そう！

で～～～
またニオイの話になるが。

老いとニオイは密接な関係にある。

電車やバスで若い女性が隣にお座りになると～いい香りがする。
いいですね！女性は～～～
その点、男はだれであろうと～～
ヘンなニオイがしそう～な気がする。
（あ～～自分も気をつけよう！）

で～～～
よ～～く、嗅ぐと（別に鼻をクンクンさせているわけではない）

若い女性の香りというよりは～実は～～
シャネルやニナリッチといった、化粧品の匂い？なのかな？

で～～
不思議とどんなにおめかしして、香水をふっても
お年寄りがくればお年寄りの匂いがする。
どうしてだろう？

シャネルやニナリッチに「お年寄り用」「高齢者向き」というのが、あるわけ？

稽古のあと、女性４，５人と一杯呑んで匂いの話題になると～
面白い！
匂いは、臭いに変わり、ニオイフェチへと

お香の話、そして夜のあの話～～と展開していく。
この場ではここまでにしておく、
これから先は将に「危険な薫り」がしそうだからね。