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去り行く国鉄型を追って(北関東編)

2013年05月22日 20時33分22秒 | その他
およそ2ヶ月前のダイヤ改正前後のこよになりますが、日光線で今まで活躍していた107系がダイヤ改正を機に引退し、代わりに京葉線で活躍していたメルヘン顔の205系が使用されるということになり、18きっぷを使って撮影に行ってみることにしました。
107系が国鉄型かというといささか問題はありますが、国鉄からJRに民営化されて間もない頃に急行形の165系の廃車部品を使用して誕生した形式であり、105系や119系のように1M方式が採用され、2両、4両、6両と旅客需要にあわせて柔軟に編成を組むことができ、北関東の日光線や群馬のローカル線などで活躍してきました。
しかしながら、1988年の登場から今年で25年目を迎える日光線用の107系も老朽化しているのか、E233系の投入によって余剰となった京葉線のメルヘン顔の205系が日光線用の新たな車両として抜擢され、トイレの設置、パンタのシングルアーム化(霜取りパンタの増設)、ドアの半自動化と開閉ボタンの設置などが行われ、車両番号も新たに600番台に変更されて使用されることになりました。

下の写真は最長6両で活躍する107系で、「ありがとう107系」と前面にステッカーが貼られ、113系や115系などでおなじみのMT54のサウンドも悲しいような響きに感じられました。


ダイヤ改正の3月16日から31日まで1編成のみヘッドマークを付けた車両が運転されることから、もう1度行ってみることにしました。ダイヤ改正の初日から宇都宮線用の湘南色205系が運用に入っていたようですが、私が訪れた日は残念ながら全て日光線カラーが運用に充当されていました。


今後は宇都宮線の黒磯ローカルで活躍している211系も湘南色の205系600番台によって置き換えられるものと思われますが、こちらの必要本数は8編成であり、鉄道雑誌などでもありますように2編成分、どの車両を種車として改造されるのか明らかにされておらず、武蔵野線用のメルヘン顔の車両からとなるのか、それとも埼京線からの車両となるのかなど、今後の動向に注目されています。

日光線の撮影のあとは、群馬のローカル線で活躍する115系や107系を追ってみました。
小山から両毛線に乗り換え、伊勢崎の先の駒形に寄り道してみることにしました。
ここの区間であれば列車の運転間隔はおおよそ30分に1本であり、115系や107系、211系も適度な割合で運転されているため、万遍なく各形式を撮影できます。


湘南色好きの私にとって、高崎の115系はできるだけオリジナルの姿を保ち続けているため、両毛線以外の信越線や上越線、吾妻線でも撮影してみたいのですが、日中においてはおおよそ1時間に1本しか運転されておらず、週末ともなるとSLやDLのレトロ列車も運転されていますので、115系などの電車しか興味のない私にとっては撮影しづらいところでもあります。

下の写真は上越線渋川~敷島間にある利根川の橋梁でありますが、SLの通過する約20分前には高価なカメラとレンズを持ったギャラリーが集まり、肩身が狭く感じてしまいます。
とは言うものの、この群馬のローカル線で活躍する115系や107系もそろそろ置き換えの時期に来ているのではないかと思いますので、この地にもできるだけ足を運びたいものです。




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4 コメント

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井上さん僕の1コ下ですね (北斗星1号上野→札幌)
2013-05-23 19:03:09
107系製造銘板みたら平成元年になってますよね。他地区の115が支社カラーになっているのに湘南色を纏ってるのは奇跡にちかいですよね。八トタM40編成スカ色共々末永い活躍を願うばかりです。
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今後の国鉄型車両の動向は? (野津田車庫)
2013-05-24 00:57:25
こんばんは。コメントの返信を拝見しましたが、井上様も町田市にお住まいだったのですね!
私の現在の住まいは狛江市ですが1996年まで三輪町に居住しており、今もそちらの方へ行くことが度々あります。もしかしたら、どこかでお会いしていたかも知れませんね(笑)

さて、日光線の107系が置き換えられた今高崎地区の115系・107系の動向が注目されるところですが、今後の置き換えを何の形式で行うのか非常に気になりますね。路線の特性から211系が適当と思われますが、209系の転用先に北関東方面も候補に挙がっていたことからもしかしたら205系も…などとアレコレ想像を膨らましています。

個人的に宇都宮線系統の205系の不足分は戸閉装置を揃える為にも埼京線からの車両を転入させる可能性が高いと考えておりますが、現在はアッと驚く転配が度々起こるので正式発表が待ち遠しいですね。
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関東周辺の113系や115系 (井上)
2013-05-24 19:35:17
北斗星1号上野→札幌様、こんばんは。
関東周辺の113系や115系の塗装については、各路線で定着しているところがあり、変更しづらいところがあるのではないかと想像しております。
旧型車両の時代から東海道線や東北線・高崎線は湘南色、横須賀線・総武線(房総各線の旧型は茶色でしたが)や中央東線はスカ色が採用されており、それらを新色に変更するとなると利用者からの反発、色替に伴う経費の増大もあったのではないかと思います。
ですので、群馬のローカル線は高崎線の延長線上にあり、かつ車両のやりくりも別々に分けることが難しかったのではないかと思いますので、いまだに湘南色として活躍し続けているのではないかと思っております。
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今後の国鉄型車両の動向は? (井上)
2013-05-24 20:04:59
野津田車庫様、こんばんは。
三輪町にお住まいでしたか。三輪町というと川崎市のメインランドと飛び地の岡上に挟まれたところで、電話番号の市外局番も川崎の044が使用されているということで、町田市の一部でないようなイメージが強い地域にも思えますが、私自身は生まれも育ちも川崎市でありましたので、どちらかというとこの地区に愛着を感じております。
それはさておき、群馬のローカル線の置き換えとして211系が投入されるのか、それとも今後余剰になるかと思われる205系が日光線や宇都宮線ローカル用と同様な改造を受け投入されるのか、私自身も注目しております。
また、107系は2、4、6両と旅客需要に応じて柔軟に編成を組むことができましたが、205系が投入される場合、単純に4両編成単位とするのか、2両や3両編成というような短編成になるのか、このような点でも注目しております。
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