Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

落ち着きのあるKuala Lumpur駅

2011年06月06日 22時32分41秒 | マレーシア
また、ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
本日はマレー鉄道の玄関とも言えるKuala Lumpur駅を簡単にご紹介します。
歴史的なことについてはよくわかりませんが、1886年に開業し、今からおおよそ100年前の1910年に現在も残るイスラム様式の白亜の歴史的建造物が建てられました。
2001年にKL Sentralが開業し、クアラルンプールの表玄関がKL Sentralに移動しましたが、広々した駅構内の様子は変わらず、現在もその姿は保ち続けています。
駅構内は変則的な3面4線の構造で、簡単に説明すると京葉線の新習志野駅のようになっているのですが、真ん中のホームがKTMコミューターとして使用され、行き先別に列車の停車する位置が異なっています。


駅構内の西側、つまり1番線側には小さな鉄道博物館があり、マレー鉄道の歴史を簡単に把握することができます。


鉄道模型の他、歴史的な写真やマレー鉄道の地図、制服、切符などが展示されています。


駅舎の道路を挟んで西側にはマレー鉄道の本社がありますが、これもまた歴史的価値の高いイスラム様式の建造物で、夜間は下の写真のようにライトアップされます。


今やクアラルンプールの表玄関としての賑わいはありませんが、イギリス植民地時代にもかかわらずイスラム様式を踏襲した歴史的価値の高い建造物ですので、歴史や鉄道が好きな方は是非一度立ち寄ってみるのも良いかと思います。歩いて5分ほどのところにチャイナタウンもありますので食事がてらにいかがでしょうか。

次回はインドネシアやフィリピンの話題について触れていきたいと思います。
インドネシアに対しては、203系や05系などが譲渡されるようですし、フィリピンに関しても国鉄型の車両の譲渡予定があるようですので、そろそろ現地へ仕事のついでに取材したいと思います。
先日、フィリピン国鉄の輸送計画担当の方からいただいた情報によりますと、6月22日にビコール・エクスプレスの最終試運転が実施され、29日に運行が開始されるようです。おそらく形式についても昨年9月に渡った14系寝台車が使用されるものと思われますが、時間がありましたら私も乗車してみたいと思います。14系寝台で冷えたサンミゲールを飲みながら椰子の木を見れたら最高だと思うのですが、食堂車がないのが残念で予め夕食(弁当)は用意しておかないといけないようです。



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