昨年7月訪比時にBicol Expressに乗車し、その乗車記を掲載しましたが、その列車に使用されている車両についてはあまり触れておりませんでしたので、簡単に報告させていただきたいと思います。
と言っても私は客車や気動車には詳しくありませんので、詳細については勘弁させていただきたいと思います。
一昨年9月にJR東日本から譲渡された14系寝台車10両の各形式の紹介からさせていただきたいと思います。
まずはスハネフ14ですが、PNRには4両(スハネフ14-28、29、30、32)在籍し、車体色に合わせた投石防止ネットが取り付けられております。
続いてオハネ14で、この形式も4両(オハネ14-63、82、89、91)在籍し、確認はしておりませんが全ての車両に投石防止ネットが取り付けられていると思われます。
下の写真は1人用B個室寝台(ソロ)車両、スハネ14-750番台で、2両(スハネ14-752、755)が在籍しておりますが、大家族主義のフィリピンではこの車両の出番はほとんどないようです。フィリピン人の行動スタイルとしてはほとんどの人が家族ぐるみや夫婦同士、恋人同士で行動しますので、この車両を使用するほどの需要がなく、開放式寝台車の車両でさえ需要が少ないので、ますますこの車両の使用方法が問われます。ファミリーにも使用できるよう改造してもらうことや、寝台料金を引き下げするなどの工夫が必要かと思われます。
下の写真は12系改造のリクライニングシート車です。Bicol Expressでは寝台車よりも安いことから最も利用率が高く、PNRとしてもリクライニングシート車を必要としています。この車両にはモニターが取り付けられ、7月の乗車記でも紹介させていただいたように映画などが放映されています。
下の写真は12系改造によるダイニングカーで、今のところ1両しかありません。
車内には4人用のテーブルが8つ、3人用が4つ、カウンターと簡素な厨房が設置され、PNRではご自慢の車両ですが、普段、使用されることは少なく、スハネ14-750番台と同様に存在意義が問われています。もう1両ダイニングカーが整備され、Legazpiまで運転再開された暁に使用されると乗客も旅が一層楽しいものになるに違いないかと思いますが、果たして今後使用されるのか気になるところです。
担当者の話しとしては将来的にスナックや酒類、ソフトドリンク、簡単な料理を提供したいとのことですが、この車両が使用されることを期待したいところです。
寝台車には全て車体中央部に「BICOL EXPRESS」とPNRのロゴマークが取り付けられており、窓ガラスには投石防止ネットが取り付けられていますが、タイやマレーシアで活躍する日本からの中古寝台車に比べれば原形を保っています。
下の写真はBicol Expressに充当された12系改造のリクライニングシート車で、妻面の扉がないことからベニヤ板のようなもので塞いでおります。
下の写真はTutuban駅で入れ換えを行っているところを撮影したものです。
先月の訪比時にBicol Expressの列車を確認しておりませんので詳しい情報は提供できませんが、おそらくTutuban~Naga間を毎日運行しているものと思われます。詳しい情報が必要な方は以下のウェブサイトで質問していただくか、直接Tutuban駅にご連絡いただければと思います。(もちろん英語かフィリピン語で)
http://www.facebook.com/pnrailways
電話(Tutuban駅):63-2-319-0048(63はフィリピンの国番号です)
と言っても私は客車や気動車には詳しくありませんので、詳細については勘弁させていただきたいと思います。
一昨年9月にJR東日本から譲渡された14系寝台車10両の各形式の紹介からさせていただきたいと思います。
まずはスハネフ14ですが、PNRには4両(スハネフ14-28、29、30、32)在籍し、車体色に合わせた投石防止ネットが取り付けられております。
続いてオハネ14で、この形式も4両(オハネ14-63、82、89、91)在籍し、確認はしておりませんが全ての車両に投石防止ネットが取り付けられていると思われます。
下の写真は1人用B個室寝台(ソロ)車両、スハネ14-750番台で、2両(スハネ14-752、755)が在籍しておりますが、大家族主義のフィリピンではこの車両の出番はほとんどないようです。フィリピン人の行動スタイルとしてはほとんどの人が家族ぐるみや夫婦同士、恋人同士で行動しますので、この車両を使用するほどの需要がなく、開放式寝台車の車両でさえ需要が少ないので、ますますこの車両の使用方法が問われます。ファミリーにも使用できるよう改造してもらうことや、寝台料金を引き下げするなどの工夫が必要かと思われます。
下の写真は12系改造のリクライニングシート車です。Bicol Expressでは寝台車よりも安いことから最も利用率が高く、PNRとしてもリクライニングシート車を必要としています。この車両にはモニターが取り付けられ、7月の乗車記でも紹介させていただいたように映画などが放映されています。
下の写真は12系改造によるダイニングカーで、今のところ1両しかありません。
車内には4人用のテーブルが8つ、3人用が4つ、カウンターと簡素な厨房が設置され、PNRではご自慢の車両ですが、普段、使用されることは少なく、スハネ14-750番台と同様に存在意義が問われています。もう1両ダイニングカーが整備され、Legazpiまで運転再開された暁に使用されると乗客も旅が一層楽しいものになるに違いないかと思いますが、果たして今後使用されるのか気になるところです。
担当者の話しとしては将来的にスナックや酒類、ソフトドリンク、簡単な料理を提供したいとのことですが、この車両が使用されることを期待したいところです。
寝台車には全て車体中央部に「BICOL EXPRESS」とPNRのロゴマークが取り付けられており、窓ガラスには投石防止ネットが取り付けられていますが、タイやマレーシアで活躍する日本からの中古寝台車に比べれば原形を保っています。
下の写真はBicol Expressに充当された12系改造のリクライニングシート車で、妻面の扉がないことからベニヤ板のようなもので塞いでおります。
下の写真はTutuban駅で入れ換えを行っているところを撮影したものです。
先月の訪比時にBicol Expressの列車を確認しておりませんので詳しい情報は提供できませんが、おそらくTutuban~Naga間を毎日運行しているものと思われます。詳しい情報が必要な方は以下のウェブサイトで質問していただくか、直接Tutuban駅にご連絡いただければと思います。(もちろん英語かフィリピン語で)
http://www.facebook.com/pnrailways
電話(Tutuban駅):63-2-319-0048(63はフィリピンの国番号です)
スハネフの発電ユニットの燃費を考えると客車1~2両程度余分に連結できればより収支を改善できると思います。Bソロの活用策は外人客位でしょうからいかにそういった観光需要をPNRが取り込めるかによって個室車の将来が決まるような気がします。
12系のダイニングカーですが、今月発売予定のピクトリアル記事「フィリピン国鉄、斎藤幹雄氏」では、元はオハ12-801と記述されています。先日のTutuban駅及びヤードの車両配置図ではオハ12-329と記述(よく見えませんが)しましたが、その後改造によりオハ12-801に改番されたものです。
せっかくのBソロも宝の持ち腐れ状態であり、良い利用法はないものか、観光による需要を拡大できないものかと私も思っております。
Legazpi周辺にはMayon Volcano、Tiwiの温泉など観光スポットがありますので、DOT(観光省)や地元自治体、地元のリゾート施設などと協力して新たな観光需要を起こし、PNRは先程のBソロやダイニングカーを組成したBicol ExpressをLegazpiまで運行できると良いのですが、DOTやPNRの宣伝活動が消極的にも感じますので、もう少し積極的にPRする必要もあるのではないかと感じております。
14系の床下機器は使用されていると思います。また、床下機器に対して何か英語表示を付けるようなことはされていないかと思われます。