ジャカルタ、マニラ遠征の報告の続きということで、前回はジャカルタからマニラまでの帰路の様子をお伝えしましたが、本日はPNR(フィリピン国鉄)の近況報告と元関東鉄道のキハ350の話題を中心に報告したいと思います。
TutubanからNagaへ送り込むキハ350の回送列車に乗車させていただくことになっていましたが、前回、報告しましたように8時30分過ぎにキハ350とビコール地方におけるコミューター列車の安全などを祈願し、新GM、車両課のB氏や幹部立ち会いのもと神父さんが祝福式(blessing)を行っていました。
しかしながら、予定されていたNagaへの送り込みは残念ながら、投石避けネットの設置が完了しておらず、送り込みは中止になってしまいました。
下の写真は9月9日のTutuban駅での様子ですが、急ピッチでキハ350の第1編成と第2編成に投石避けネットが取り付けられていました。
その後、私がマニラから帰国する9月14日にTutubanからNagaまで第1編成が回送され、18日からNaga~Legazpi間で、キハ350による運行が開始されたようです。
投石避けネットの付いた写真はありませんが、第1番編成は前面の投石避けネットが左右ともに同じ形のものが取り付けられているようですので、マヨン火山との撮影は絵になるかと思いますが、1日たった1往復するのみですので、撮影は1発勝負か、車を借りるなどして追いかけて撮影する必要があるかもしれません。せめて2往復ぐらいしてくれると良いのですが。(Legazpi駅に7:30~17:00まで置いておくだけですので)
なお、第2編成の前面の投石避けネットは行先表示器が残ったため、運転席側のネットの天地が長く、見た目あまりカッコイイものではありません。
また、キハ350が使用されているNaga~Legazpi間の時刻ですが以下のとおりで、日曜日は運行されていません。(土曜日は不明)
Naga5:00→Pili5:21→Iriga5:52→Polangui6:29→Ligao6:43→Travesia6:58→Daraga7:22→Legazpi7:30(主な駅のみ掲載で、Legazpi駅以外は発車時刻)
Legazpi17:00→Daraga17:09→Travesia17:34→Ligao17:49→Polangui18:03→Iriga18:39→Pili19:10→Naga19:30(主な駅のみ掲載で、Naga駅以外は発車時刻)
ちなみにSipocot~Naga間は以下の時刻のとおりですが、こちらはDL+ブルトレ色キハ52の3両が使用されているようです。
Naga5:30→Sipocot6:40 Sipocot6:40→Naga7:50(途中駅の時刻は省略)
Naga15:30→Sipocot16:40 Sipocot16:45→Naga17:55(途中駅の時刻は省略)
車両前面の左上に番号の付いていないのは第3編成目で、第3編成は予備のため、Tutubanに留置されているようです。細かいところを見ると前照灯まわりの色やガラス支持のHゴムの色などに違いが見られます。また、第1編成にはジャカルタの電車のようなスカートが取り付けられていますいが、第3編成には付いていません。
各編成の組成については以下のとおりです。(←Tutuban Alabang→)
第1編成 354 353
第2編成 358 3511
第3編成 3518 3519
第3編成はとりあえず予備ということで、この時点では投石避けネットが取り付けられていませんが、今後投石避けネットやスカートも取り付けられることが予想されます。
また、当初、キハ350は3両編成で使用される予定でしたが、どうも2両編成で使用されるようです。
続いて、このキハ350の車内を覗いてみました。
キハ350には簡易クーラーが取り付けられていますが、1年中常夏のフィリピンではAU75のような集中式の強力なクーラーが必要かもしれません。
まあ、基本的にNaga近郊の路線で、朝と夕方に使用されますので、このままでも良いのかもしれませんが、3扉というのはマニラ首都圏向きなのかもしれません。
車内の扇風機には国鉄の象徴であるJNRマークが付いていました。
国鉄の101系と同様にキハ350の運転台はとてもシンプルです。運転席後部にある扇風機や他の機器には国鉄のJNRマークが付いたままであり国鉄の雰囲気が漂っています。
以上がキハ350の現況でしたが、今後も長く使用されることを願いたいもので、キハ52のように数年使ったのち、休車となってしまうのか心配であります。
この他の話題としては特にありませんが、車両課のB氏の部屋にお邪魔させていただき、このようなすばらしいトレインビューが堪能できました。
Tutuban駅とTutubanのヤードが全て見渡せ、右側には203系が、左にはキハ350と12系客車、14系寝台車が留置されていました。
最後に1つ、203系の列車を見ていて思ったのですが、203系の列車がTutuban駅に到着すると機関車を203系の前に付け替えないといけませんので、別の機関車がAlabang寄りに連結し、一度、ヤード側に引き上げると同時にTutubanまで引っ張ってきた機関車もヤード側に引き上げます。
この一連の姿を見ていると、やはり203系の列車は手間がかかり、ディーゼル車両のほうが格段に良いのですが、今後、2020年頃に予定されている南方線の電化及び立体化が実施される頃まではこのような姿が見られるのかもしれません。
以上、キハ350を中心に簡単に報告しましたが、次回もPNR特集ということで、Caloocan工場訪問かTutubanからAlabang間の乗務員室添乗レポートについて報告したいと思います。
TutubanからNagaへ送り込むキハ350の回送列車に乗車させていただくことになっていましたが、前回、報告しましたように8時30分過ぎにキハ350とビコール地方におけるコミューター列車の安全などを祈願し、新GM、車両課のB氏や幹部立ち会いのもと神父さんが祝福式(blessing)を行っていました。
しかしながら、予定されていたNagaへの送り込みは残念ながら、投石避けネットの設置が完了しておらず、送り込みは中止になってしまいました。
下の写真は9月9日のTutuban駅での様子ですが、急ピッチでキハ350の第1編成と第2編成に投石避けネットが取り付けられていました。
その後、私がマニラから帰国する9月14日にTutubanからNagaまで第1編成が回送され、18日からNaga~Legazpi間で、キハ350による運行が開始されたようです。
投石避けネットの付いた写真はありませんが、第1番編成は前面の投石避けネットが左右ともに同じ形のものが取り付けられているようですので、マヨン火山との撮影は絵になるかと思いますが、1日たった1往復するのみですので、撮影は1発勝負か、車を借りるなどして追いかけて撮影する必要があるかもしれません。せめて2往復ぐらいしてくれると良いのですが。(Legazpi駅に7:30~17:00まで置いておくだけですので)
なお、第2編成の前面の投石避けネットは行先表示器が残ったため、運転席側のネットの天地が長く、見た目あまりカッコイイものではありません。
また、キハ350が使用されているNaga~Legazpi間の時刻ですが以下のとおりで、日曜日は運行されていません。(土曜日は不明)
Naga5:00→Pili5:21→Iriga5:52→Polangui6:29→Ligao6:43→Travesia6:58→Daraga7:22→Legazpi7:30(主な駅のみ掲載で、Legazpi駅以外は発車時刻)
Legazpi17:00→Daraga17:09→Travesia17:34→Ligao17:49→Polangui18:03→Iriga18:39→Pili19:10→Naga19:30(主な駅のみ掲載で、Naga駅以外は発車時刻)
ちなみにSipocot~Naga間は以下の時刻のとおりですが、こちらはDL+ブルトレ色キハ52の3両が使用されているようです。
Naga5:30→Sipocot6:40 Sipocot6:40→Naga7:50(途中駅の時刻は省略)
Naga15:30→Sipocot16:40 Sipocot16:45→Naga17:55(途中駅の時刻は省略)
車両前面の左上に番号の付いていないのは第3編成目で、第3編成は予備のため、Tutubanに留置されているようです。細かいところを見ると前照灯まわりの色やガラス支持のHゴムの色などに違いが見られます。また、第1編成にはジャカルタの電車のようなスカートが取り付けられていますいが、第3編成には付いていません。
各編成の組成については以下のとおりです。(←Tutuban Alabang→)
第1編成 354 353
第2編成 358 3511
第3編成 3518 3519
第3編成はとりあえず予備ということで、この時点では投石避けネットが取り付けられていませんが、今後投石避けネットやスカートも取り付けられることが予想されます。
また、当初、キハ350は3両編成で使用される予定でしたが、どうも2両編成で使用されるようです。
続いて、このキハ350の車内を覗いてみました。
キハ350には簡易クーラーが取り付けられていますが、1年中常夏のフィリピンではAU75のような集中式の強力なクーラーが必要かもしれません。
まあ、基本的にNaga近郊の路線で、朝と夕方に使用されますので、このままでも良いのかもしれませんが、3扉というのはマニラ首都圏向きなのかもしれません。
車内の扇風機には国鉄の象徴であるJNRマークが付いていました。
国鉄の101系と同様にキハ350の運転台はとてもシンプルです。運転席後部にある扇風機や他の機器には国鉄のJNRマークが付いたままであり国鉄の雰囲気が漂っています。
以上がキハ350の現況でしたが、今後も長く使用されることを願いたいもので、キハ52のように数年使ったのち、休車となってしまうのか心配であります。
この他の話題としては特にありませんが、車両課のB氏の部屋にお邪魔させていただき、このようなすばらしいトレインビューが堪能できました。
Tutuban駅とTutubanのヤードが全て見渡せ、右側には203系が、左にはキハ350と12系客車、14系寝台車が留置されていました。
最後に1つ、203系の列車を見ていて思ったのですが、203系の列車がTutuban駅に到着すると機関車を203系の前に付け替えないといけませんので、別の機関車がAlabang寄りに連結し、一度、ヤード側に引き上げると同時にTutubanまで引っ張ってきた機関車もヤード側に引き上げます。
この一連の姿を見ていると、やはり203系の列車は手間がかかり、ディーゼル車両のほうが格段に良いのですが、今後、2020年頃に予定されている南方線の電化及び立体化が実施される頃まではこのような姿が見られるのかもしれません。
以上、キハ350を中心に簡単に報告しましたが、次回もPNR特集ということで、Caloocan工場訪問かTutubanからAlabang間の乗務員室添乗レポートについて報告したいと思います。
キハ350によるビコールの区間運転列車は、ペーニャフランシア号の時刻を受け継いでいる様に思えます。
尤も、ダイヤはいくらでも変えられる運行本数ですが。
何年ぶりでしょうか。台風の被害により、長年に渡り運転ができない状態でしたが、ようやく9月から1日1往復ながらも運転が再開され、私もこのニュースを喜んでおります。
今から約20年前の1994年頃に列車でビコール地方へ行った際もLegazpiの手前までしか運行されておらず、私にとってLegazpiまで列車では未踏破ですので、マニラからビコール地方への運転再開とともにLegazpiまでの踏破を達成できればと思っています。
また、20年前にビコール地方で撮影した写真があるかと思いますので、時間のある時に当時の想い出などをこのブログ上でご報告できたらと思っています。