本日、7月22日発売の鉄道ピクトリアルは「JR205系電車」特集ということで、2010年2月号以来の特集でありますが、JR東日本においては今まで205系が配置されていた線区にE233系が投入され、それに伴って205系が廃車もしくは他線区へ転出したり、富士急行やジャカルタへ譲渡され、大きな局面を迎えている状況の中で6年ぶりに特集が組まれ、この私も「ジャカルタで活躍する205系」と題して書かせていただきました。
私自身、鉄道会社に勤務もしていませんし、インドネシアの鉄道のことまでそれほど詳しくはありませんが、実は東南アジアの鉄道について数多くの記事の執筆や本を出されている斎藤幹雄氏から鉄道ピクトリアルで205系特集をするにあたり、「ジャカルタで活躍する205系」について記事を書いていただけないかと直接依頼をいただいたのですが、鉄道ピクトリアルと言えば鉄道雑誌の中では最も専門的なものであり、奥付を見ていただければわかるように鉄道地理学の顕位である青木栄一氏をはじめ、国電よもやま話しでも著名な沢柳健一氏など錚々たるメンバーが編集委員であるため、この話しを受けるかどうか躊躇しました。
先程も申し上げたようにインドネシアの鉄道にそれほど知識もなく、ただ単に103系や205系が好きという私に記事をまとめることができるのかしばらく考えていましたが、記事の締め切りの期日にも余裕があり、マニラにいる子供もちょうど3才の誕生日を迎えるということで、位置的に日本からマニラの延長線上にあるジャカルタへ行って、205系の調査並びに撮影をやってもいいのではないかと感じはじめ、結局、それほど自信はないものの引き受けさせていただきました。
最初は8〜10頁程度ということで、ジャカルタの記事のスペースが確保されていたのですが、ジャカルタの電鉄区間の概要、205系以外の日本からの譲渡車両の概要、そして205系の記事を作り上げていくと結局13頁(+カラー頁2頁)になってしまい、これでもこの時点で内容が不足しているような状況はわかりつつ、これ以上の加筆は不可能ということで、本当に重要なものだけに絞ってまとめてみました。
皆様もご存知のようにジャカルタの205系は8両編成を10両または12両に組成変更していますので、記事の最後にある編成表や12両編成の運用表にしても何度も修正を行っていますし、できるだけ最新の情報を提供することに心がけていますが、詳細な情報はジャカルタに在住する現地の鉄道ファンやこのブログにリンクさせていただいているJABODETABEK COMMUTERS RAILNEWSの管理人であるパクアン急行様からの情報により、できるだけ正しい記事をまとめたしだいです。
ご興味がありましたら、是非とも書店などでご購入いただければと思いますし、皆様のお役にたてればと思っています。
また、最後になりますが、この記事の件で話しをいただいた斎藤幹雄氏をはじめ、ジャカルタで最新の鉄道の話題を提供していただいているパクアン急行様、現地の鉄道ファンの皆様、この記事を作成するにあたり出版物やウェブサイトを参考にさせていただきました落花生。様、道楽様、Pierre2427様には御礼を申し上げます。
最後の最後になりますが、来月は常磐線特集ということで、こちらも記事を少々書かせていただきましたので、ご期待いただければと思います。