Asian Railway Plaza

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南武線、ジャカルタ(KCJ)とのコラボレーション開始

2015年12月01日 16時40分37秒 | 南武線
大変ご無沙汰しております。
10月20日のブログ更新以来、連日、仕事のほうが忙しくなり、休日や深夜も仕事づけの毎日でありましたが、そのような中、元地元の南武線もいよいよ205系の譲渡が終盤を迎えつつあり、気がついてみればジャカルタ譲渡向けの編成として営業しているのは12月1日現在、最後の1本となりました。
今年10月12日に武蔵中原駅において、E233系の展示ならびに南武線に関する展示、体験などのイベントがありましたが、何か面白いものがあるかもということで私1人で楽しんできました。会場では駅員さんや矢向車掌区、中原電車区の方々が対応しており、その方々と南武線談義を少々させていただきましたが、その中で私は胸のあたりに付いている名札も確かめないまま、社員の1人にお話しをさせていただきましたが、「いよいよ南武線の205系の活躍もあと僅かですし、ジャカルタに譲渡された南武線の205系も南武線カラーで活躍していますので、ジャカルタ(KCJ)とのコラボレーションで何かイベントをやっていただくのもよいかもしれませんね」と提言させていただきましたが、そのお相手をしていただいた方は中原電車区の区長さんで、私もこのようなところでお会いできるとは思っておらずビックリしました。その願いが通じたのかどうかわかりませんが、すでに皆さんもご存知のように11月16日より205系H39編成に「南武線⇨海外譲渡」と書かれた73系時代に使用されたデザインのヘッドマークが付けられ、ジャカルタとのコラボレーション第1弾が開始されました。

ということで、11月16日の初日にそのヘッドマークの付いた車両を少しでも早く拝みたいという欲にかられて、朝7時前に武蔵中原駅へ行って観察しておりましたが、早起きは三文の得という言葉にもあるように、下りと上り出庫の列車の発車時刻が近い627Fと628Fのどちらかに205系もしくは209系とE233系との並びが見れるのではないかと予測していたら、なんと205系どうしが並んでくれました。


朝から縁起がいいとでも言うのでしょうか。ラッキーではありましたが、最後の朝の出庫の731Fにヘッドマークの付いたH39が充当されるかもしれないということで、下りホームで待ち構えていると、朝日を浴びながらお目当てのH39が入線し、とても感動しました。


私の他に待ち構えている人はどうもいなかったようで、ほとんど1人で撮り放題でありましたが、このあと例の運用表を見られた方々が多く、沿線や駅にはあっという間にカメラを持った人たちが見られるようになりました。


このヘッドマークは既にご存知かもしれませんが、川崎方のものと立川方のものはほとんどデザインが同じですが、立川方のほうには「for Indonesia」と書かれており、立川方も奇麗に撮影したいということで、南多摩で撮影してみました。


撮影は朝のラッシュ時だけにと思っていたところ、この31Fはせっかくの日中運用にも就いてくれたのだから、お昼まで撮影タイムということで、以前、3年ほど暮らしていた近くの踏切でバチリといただきました。


ここまでは撮影日誌ということでご覧のとおりですが、今朝も撮影がてらにH39に乗車してみると、車内には沿線の子どもたちが描いた205系の塗り絵が車内に飾られ、インドネシア語で「Dari anak-anak Jepang untuk Anda sekalian」と書かれ、日本語で「日本の子どもたちから皆さんへ」とメッセージが書かれ、これらの絵は貼付けたままジャカルタに送られるようで、ジャカルタでもこの日本の子どもたちが書いた塗り絵を見ることができるようです。
また、展示期間については12月6日と書かれているため、今度の日曜日まで運用に充当されることが予測され、その後は予定どおりジャカルタへと送られるものと思われます。


ジャカルタとのコラボレーション第1弾ということで、南武線ファンの1人として嬉しいイベントでありますが、ジャカルタ側としても南武線とのコラボを是非実現してほしいということで、個人的にジャカルタ側の企画をしてみたのが下の写真です。
以前、国鉄時代に中原区の検修の方からいただきました73系の行先表示にH39と同様に「Jalur Nambu→KCJ」(南武線→KCJ)と書いて、9月にジャカルタ訪問した時に撮影したKCJ仕様の元南武線編成にそのヘッドマークを貼ってみたのですが、どうでしょうか?これはこれで我ながらカッコいいと思うのですが、KCJ側にこのような企画を提案しても、日本から中古車が譲渡されているということをあまり表面に出したくないような風潮もありますので、おそらく却下されてしまうのではないかと推測されますが、時間がありましたらこのようなヘッドマークを作成してみようかと思っています。


上の提案が無理であれば、これも約25年前に検修の方にいただいたものですが、103系や101系で使用されていた誤乗防止用の「南武線」という黄色のステッカーをいただきましたので、下の写真のとおり撮影の際にちょっと貼付けてみたいと思います。


ということで、205系の活躍もあと僅かになりました南武線の話題でしたが、来年1月に再びジャカルタを訪問し、元南武線の205系の活躍をレポートする予定です。
最後に、H46の先頭改造の205系は1月9日に「ありがとう運転」が実施され、205系が引退する予定のようです。209系のH53についてはいつまで使用されるのかわかりませんが、今月下旬には来年春のダイヤ改正が発表されるため、もしかすると今後の行方がわかるのかもしれません。