Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

KCJ、南武線205系の調達に関する入札公告

2015年01月17日 19時38分02秒 | 南武線
新年もとっくに明けてしまい、年末年始も仕事で忙しく、なかなか時間がとれませんでしたが、昨夜、南武線ファン、205系ファンにとってはビッグなニュースが飛び込んできましたので、お知らせしたいと思います。
昨年9月頃から205系120両を譲渡予定とKCJの広報担当者が発言され、現地の報道機関もそのとおり報じられていましたが、おおよそ3日前にもPT.KAIのプレスリリースで2015年の車両計画でも昨年に引き続き205系を120両譲渡予定と発表され、あとはKCJから南武線205系の調達に関する入札公告を待つだけと、毎日、KCJのプレスリリリースをチェックしておりました。
KCJから公告されるには多少時間がかかるのではないかと思っていましたが、まさかすぐに公告されるとは思っておらず、今になって南武線ファンとしては嬉しさが込み上げくるものがあります。


詳細な内容についてはKCJのウェブサイトをご覧いただければと思いますが、南武線の205系6両編成を20本の計120両が輸送されることになっており、輸送の時期としてはおおよそ今年の4月から始まり、12月までとなっています。
どの編成が送られるのかについては記載がないかと思いますが、おそらくオリジナルの元山手車のほとんどの編成と南武線の生え抜き編成の一部で、先頭改造車については対象になっていないものと思われます。

また、この南武線205系をジャカルタ首都圏の各路線で使用するにあたって、中途半端な6両編成では使い道が難しいところがありますが、今後、旅客営業開始を予定しているNambo線(Citayam~Nambo間)やTanjung Priok線(Jakarta Kota~Tanjung Priok間)への充当も考えられ、また、Bekasi~Cikarang間やMaja~Rangkasbitung間の電化も控えていますので、なんらかの形で使用されることも考えられます。
この他、中央線・Bogor線系統(Jakarta Kota~Bogor間)では10両編成が運行されていますが、現在も混雑が他の路線に比べて激しいようで、10両編成が必要と思われることから、南武線の車両を使用して4+6の10両編成に組成し、あまりのMM'1ユニットはハマ線の編成に組み込み10両貫通編成に仕立てることも考えられます。

南武線205系のKCJ管内での使用方法について考えるといろいろなパターンが考えられるかと思いますが、これは譲渡が実現してからのお楽しみということにしたいと思いますし、譲渡が実現されたあかつきには現地へ参り、南武線オリジナルの姿でジャカルタの街を走るところを見たいものです。南武線ファンの1人として、南武線の車両もハマ線のようにオリジナルの姿で試運転しているところや、実現するとは思いませんがオリジナルの姿で営業している姿を見ることができたのならば、鼻血ブー間違いなしでしょう。
オリジナルの姿での営業運転は難しいかもしれませんが、103系の検査時に私の1つのデザインである東海色(私のオリジナルではありませんが)を採用していただいたのですから、とりあえず担当者にお願いをしてみたいと思います。


一方、長野や大宮に送られた南武線の205系の行方も気になりますが、おそらく解体と3月のダイヤ改正から増発を予定している路線への転用が推測され、高崎地区の107系置き換えの一部として転用されるのか気になるところです。