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日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

高岡法科大学イブニングセミナー2016

2016-07-16 20:20:33 | 政治
ウイングウイングで、高岡法科大学イブニングセミナー「国際社会と日本のあり方~人権の視点から~」がありました。
4回のうち、3回が終わりましたが、講師の谷口洋幸准教授は、毎回復習をしてくださり、とてもわかりやすく、国際社会の人権擁護の試みや日本の現状について教えてくださいました。
「すべて人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とにおいて平等である」。世界人権宣言第一条に記された人権の理念です。国際社会は70年にわたり、同条を実現すべく試行錯誤を繰り返してきました。国際人権理事会の動きがよくわかりました。
OECDでは、個人通報制度を批准していない国は日本だけという悲惨さです。
政府には一刻も早く批准してほしいものです。
福島原発事故が起こる前に国連は、健康の権利の観点から、日本政府に避難対策や事故に備えた対策をきちんと取るように勧告していたそうです。これをしておればと悔やまれます。
報道の自由の特別調査に来られたケイさんを半年も調査を拒否した日本に対して国連では非難ごうごうだったそうです。来日した時も総務大臣が面会を拒否したなど信じられないことです。
日本はお金をだすだけでなく、国連において、個人通報制度を早く批准し、報道の自由や健康の権利などを改善し国連で尊敬される国になってもらいたいです。
個人通報制度がない現状では、特別調査を国連のインターネットでお願いすればよいそうです。
特別調査や勧告には強制力はないが、調査官は国連できちんと報告し、正式文書になり保存されるそうです。
基本的人権の尊重や平和主義、国民主権さえも否定しようとする自民党の新憲法案。最後の砦は、国連人権理事会の特別調査に訴えることに希望を見出しました。
21日は、日本の人権状況についての講演なので、とても楽しみです。ミャンマーの軍事政権下の人権状況の調査に参加したり、ジュネーブの会議にも参加されている若き研究者が高岡におられることはうれしい限りです。
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